鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

1987年 アメリカ RSNA  最終回 マチネの終わりに

2023年02月21日 | 海外旅行

ニューヨーク

朝起きて一人でセントラルパークに散歩に行きました。

 

木は枯れているが、広くて気持ちが良い。 大昔には氷河が流れて地形を作ったとか聞いたことがあるが、人工的に色々な池や樹木などを植えて作ったそうです。 

 

歩いていると音楽が聞こえて来た。 それに吊られて近づくと、アイススケート場があった。 朝からみんな滑っていて気持ちよさそうだ。

そこで、私も靴を借りて滑ることにしました。 足のサイズをインチで言うのですが、ノープロブレム、cmでもわかるとのことで無事靴を借りられました。

 

そして、私もこの中の一人になって、マンハッタンの真ん中、セントラルパークでスケートを楽しんだのでした。

とても気持ちが良い、でも、残念だったのが私一人なので、写真を撮ってくれる人がいない。 証拠が残らない。

 

私が宿泊しているプラザホテルをバックに記念写真、最高級ホテルだ。 

ということで、アメリカ最後の時間をセントラルパークで過ごしたのですが、

 

それから三十数年、2019年に突然、セントラルパークでの出会いがあったのです。

平野啓一郎氏の小説「マチネの終わりに」です。 プロのギタリストを主人公にして世界を舞台にした小説で、私がギターを趣味としているので、とても身近に感じて面白かった。

この小説が映画化されて、主人公のギタリストが福山雅治さん。

 

 

女性ジャーナリストとの恋愛ストーリーだが、いろあってこの二人が会えない。

 

そして、主人公のニューヨークでの演奏会の後、セントラルパークを散歩していて二人が再会する。 セントラルパークでの出会いです。

映画ではセントラルパークの映像が出ます。 福山さんが歩いて来ます。 あー、この場所は見覚えがある。 きっとプラザホテルに泊まっているので、同じ道を歩いているんだ、と私がセントラルパークに行ったことを思い出して、ここで出会いがあったのだろうと、映画の話ですが自分のことのように思ったのでした。

 

福山さんはギターを弾きますが、クラシックギタリストでは無い。 HELLO、そんなはずじゃないさ〜 は好きな曲でカラオケで歌ったこともある。 だから福山さんが好きなのだけれど、ギタリストの役で、色々な曲を演奏するのですが、天才ギタリストという設定なので、当然吹き替えで録音されています。 ちなみにそのギタリストは福田進一さんで、現在日本のトップと言って良い方です。

でも、最後の曲 「幸福の硬貨」を福山雅治さん本人が弾いているのです。 私も負けてはいられないと、練習を始めました。 綺麗な曲です。 難しいです。 福山さん大したものだ。 自分が弾いた演奏が映画の中で使われている。

セントラルパークにゆく前の午後の演奏会、これをマチネと言いますが、その最後に「幸福の硬貨」を弾いたのです。 そのマチネの後での出会い、それがマチネの終わりにです。

 

あー、セントラルパークに行ってよかった、 ギターを続けていたよかった。

 

ニューヨーク、ケネディー空港で、焼きたてのクッキーを買って、日本に帰りました。 1987年 アメリカ RSNA  終わります。

 


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