間が開きましたが、ミニチュアワンダーランドの続きです。
2002年です。 レイアウトはコンピューターで制御されて居ました。 この大きなレイアウトは人手で制御するのはとても無理です。
CRTに映っているのはレイアウトのようですが、何かわかりません。
レイアウトの夜です。 あちこちに光がいっぱい見えて居ます。 このライト類の制御が上のコンピューターでしょうか?
これはスタッフが建物を作っているところです。 このレイアウトは毎日進化して居ます。 こうやって作っている部屋も見ることができます。
ここでは橋を作って居ます。 趣味じゃあございません。 お仕事です。
ドイツ人のKさんと私です。 前にも書きましたが、私が案内しているのです。
Kさんが覗きこんでいる建物は、 見たことがある建物で、そう、これはこのミニチュアワンダーランドの建物です。
作りかけのこの部分は、多分、ハンブルグです。 ミニチュアワンダーランド付近の地形に見えるので、ここに先ほどのワンダーランドのレンガの建物を置くのでしょう。
レイアウトを作るのは大変なのです。 机の上で車両を作るのとは違います。 レイアウトの上に梯子を水平に置いてそこに乗って上から下を向いてシーナリーを作るなど当たり前のことです。 まるで、サーカスのような身軽さも必要です。
こうやって作っているところも見学できるようになっていて、近くに住んでいたら毎日のように覗きに行きたい気になります。
ここはまだまだ、どんな景色になるのか見当が付きません。 こうやって、ミニチュアワンダーランドはどんどん拡張しているのです。 これがすごい。 作って終わりじゃないんだ。 繁殖力がある。
山の中のループ。 こてはし鉄道さんでも山の中にループがありますが、これは桁違いに回転数が多い。 高低差を稼ぐためです。
このどでかいレイアウトでもこの部分のカーブはきついのです。 ですから、ヨーロッパの模型車両は大きなレイアウトで走らせるのであっても急カーブ対応にできているのです。
この時代のヨーロッパ車両の最小通過半径はR360でした。 今では模型が精密になってきて、少し大きなカーブになってR430です。 日本の車両がR550,それどころかR700を推奨とは桁違いに急カーブを通れる。
大型車両でもR430を通れるというのは、こう言うレイアウトのループが急カーブなので、新しい車両も通れないと都合が悪いことがあります。 狭い家庭では尚更急カーブが普通ですから、日本製の車両ではとても無理でしょう。
つづく
模型星人なら,ここに就職したいですね。
ドイツから、北欧、スイスあたりになって、アメリカのグランドキャニオンもあるようだし、現在はどうなっているんでしょう。
日本も富士山でも作ってくれたら良いのですが、メルクリンで日本型を作るようになれば、日本の景色もできるかも。