鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

マリンバの魅力

2024年05月22日 | 音楽 ギター

マリンバの講義がありました。

マリンバとはアフリカで始まった木琴の様な楽器で、メキシコで広がったそうです。

講義と演奏は、大森香奈さんとおっしゃる、マリンバ奏者のプロの方で、その経歴は、音大を出てからミュンヘンの音楽演劇大学院修了、イタリア国際打楽器コンクール第1位、審査員特別賞、などなどから始まって、現在まで世界各地で演奏や講演などを行っておられます。 そして今では音楽コンクールの審査員もしておられるほどの方ですが、若い。 年は知りませんが、見た目は30歳そこそこに見えるけれど、綺麗な女性です。

 

マリンバの説明です。 プロの方なので顔出ししても良いかもしれませんが、許可を得ていないので隠しています。

PS: ご本人の許可をいただけたので、顔出しします。

一見、芸能人の友近さんにそっくりで、友近さんを想像してもらえれば良いかと。 とても小柄ですが笑顔で元気に講義されています。

 

マリンバは叩いたでけでは音が消えてゆくので連続して音を続けるにはトレモロをします。 そのテクニックを初級から上級、そして超上級からスーパー超上級と、笑いを入れながら素晴らしいテクニックで実演してくれます。

 

叩く棒をマレットと言いますが、片手に2本ずつ持っています。 これは中級の説明です。

音声録音で記録したので、あまり写真は撮っていませんが、木琴を叩くと下のパイプが音を共鳴して唸る様に聞こえます。

素晴らしい音色です。 パイプの数を見ればわかるけれど、ただの木琴ではない。 なにせ狭い部屋でこの距離なので、迫力満点。

 

作曲もされていて、日本の伝統音楽を取り入れたり、ブレゴリー聖歌なども取り入れて、曲を作っておられました。

 

最後にご自分で作曲された「桜乱舞」の演奏です。 初めに巫女さんの鈴を鳴らして始まります。 そして、太鼓の音や鉦の音などは録音で、それら日本の音の風景と共にマリンバで桜を主題に綺麗な音楽から迫力ある音楽へと、素晴らしい演奏でした。

やはり世界で演奏するには、日本をイメージした、エンターティナーメントを意識しているんだと思いました。

 

マリンバ全景です。 始める前に撮影しておけば正面から写せたのですが、休憩時間に撮影、 こうやって木琴が2段に並んで下に金属製のパイプがあります。 音は5オクターブをカバーしていて、長さは2m以上ありそうです。

オランダ製とのこと。 スポンサーらしい、 さすがプロですから色々なスポンサーがついているし、見つけなければならない。

 

マレットです。アメリカ製とのことですが、大きさや重さ、丸い中の構造や赤い色の毛糸のジャケットもこの方独自のものだそうで、大森マレットして販売しているとか。 持たなかったけれど、このマレットは多分世界一重いとのこと。 小さな体で重いのは辛そうだが、マレット自体の重みで強く叩かなくても大きな音が出るという。 やはりプロの使っているこういう道具にも独自の拘りがある。

 

さて、終わったら分解して車に積まなければなりません。

 

木琴はゴムバンドの様なもので台に固定してありました。このゴムバンドを外して、木琴を取り外します。

 

外した木琴を梱包しているところですが、この写真はパイプがよくわかるのでパイプを見てください。 すごい数のパイプでしょう。 ここで見えているのは、手前側ですからピアノでいう黒鍵の分です(木琴も黒鍵の分)。 このパイプの後ろのはさらに白鍵に相当するパイプが並んでいるので、すごいパイプの数です。

マリンバ奏者は演奏だけではなくて、こういう力仕事もあるのです。 靴を脱いで膝をついて体重をかけながら梱包してゆきます。

 

こちらは白鍵に相当する分で木琴の数が多い。 専用の袋に入れて丸めて荷造りします。

 

黒鍵の木琴が入った袋です。 丸めてこうなったのですが、これが重い。 私が抱き抱えてエレベーターホールまで持ってきて今から玄関まで運びますが、一番大事なパーツだから丁寧に扱ってねと言われているので、本当に抱きかかえて運んでいるのですが、重い。 腰にくる。

 

木琴を取り外したので、パイプが見えています。 低音のパイプは丸くなくて四角です。

 

パイプを取り外して、台枠だけになりました。 これも分解します。

 

みんなで手分けして車まで運んで、ここから先はお任せしないと、載せる位置、順番が大切。 すでにいくつか載せてあるのですがよくこの車に乗るものだと思うほどの量です。 それに、手伝ってくださったのはご両親、そしてマリンバの先生も乗れば車はぎゅうぎゅうの状態でしょう。

普通の音楽会ではマリンバの演奏の花形部分しか見られないでしょうが、マリンバの分解、その重さ、梱包、車に積み込むところまで見ることができました。

珍しい体験でした。 高齢者の学校では普通に見られない体験も結構あります。

 

大森香奈先生、素晴らしい演奏ありがとうございました。 これからも世界で活躍してください。

皆さんも機会があれば音楽会に行って下さい。 マリンバの音に酔いしれますよ。

 

 

 


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