Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

雨ニモマケズ。

2005-03-04 06:26:09 | Weblog
雨季の真っ只中なのに2月中はほとんど雨が降らず、このままだとザンビアは飢饉になるだろうと恐れていたところ、3月に入りまた少し雨が続いた。
雨季に入る前の雨が少し続いた時に早とちりして苗を植えた農家は1月の雨で作物が成長し、雨季に入ってから苗を植えた通年どおりの農家は育ち盛りの2月に乾燥し大打撃。
今年は早とちり農家の勝ちというところですか。

雨季、乾季にかかわらず毎日のようにどこかに異常が起こるのがうちの大使館。
断水、停電、電話の不通は当たり前。館用車の故障、電気機器の故障もほぼ毎日。
「営繕」という部類のこの仕事は僕の職務の大半を占める。
直しても直してもキリが無く、いっそのこと全部壊してしまえとモノに対し軽い殺意を覚えることも度々。
現地職員宿舎の汚物タンク(ウンコ貯蔵)がほぼ満タンなのに予算の都合上しばらく汲み上げができず、パンクして吹き上げるのは時間の問題なのを知りつつ、処理できないのが遺憾であると同時に漏れだすのも少し興味がある。業者曰く、現地職員はティッシュを使わず新聞紙で拭いて流すから詰まりが早いんだとか。その強さに脱帽。ソウイウモノニ ワタシハナリタイ。

ここは星がきれいです。
まだ流れ星は見ていないけれど、天の川や南十字星はほぼ毎日見れる。
帰宅途中に車から見える遠い集落の明かりがとてもきれいです。
大きな道沿いに街灯はあるけれど、電球や電線は全て盗まれているため、それらはただの鉄柱でしかない。車の明かりがなければ暗黒の国。

25日はGood Friday、28日はEaster Mondayという祝日のため4連休。
珍しく仕事が入っていないので遠出計画を立てている。
そろそろ動物を見に行こうかと宿に問い合わせてみるともう予約でいっぱい。そもそもこの雨季にナショナルパークに行くのが問題かと。オープンしている宿も少なく、おおよその道は通行不可、草木は茂り見渡しがきかず遭遇率はかなり悪いらしい。
となるとルサカ待機か海外へ。
半年もくすぶっていたから久しぶりに冒険へ出よう。海が見たい。