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もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

夜のポツンと干潟から・・

2023-12-31 13:37:05 | 

2023年最後の満月、コールドムーンに照らされ・・

 

いつものポツンと干潟の近くも広く干潟ができていた。

 

潮位△数cm・・護岸近くの捨石の殆どが干出る。

 

ほぼ専有していた、マガキとコウロエンカワヒバリガイは激減し、ミドリイガイが目立つ。

 

タカノケフサイソガニ・・泡のぶくぶくがライトに反射して気づいた。

 

低潮線の砂らしきものを掬って写してみた。

数mmの貝殻片が積もっていたもので・・・破片の一つに小さなイソギンチャクがヒラヒラしていた。

 

干出た護岸に付着するタジマイソギンチャク・・水を最大限に蓄えている感じか?

 

何気にきれいな生き物を見つける・・

 

こちらは2匹か・・?

 

正体はこのフレリトゲアメフラシ・・

知人によると、寒くて動けなくなっていたのでは?とのこと。

月夜の海風の中、結構な時間をしゃがみ込んで見ていた(笑)

 

昼の干潮時・・・この時期の干潟は狭い。

 

ところ変わって・・

名古屋港水族館、カメ類繁殖研究施設。

 

その先の名古屋港・・暖かくて穏やか。

 

館内では・・「にょろにょろ展」という特別展が展示されていた。

 

ニセゴイシウツボ・・スルドイ歯が見えた。

 

なかなか盛況・・

 

ハンドウイルカ・・下顎の方が前に出ていることに、今更ながらに気が付く。

 

口を閉じた状態・・

 

 

アカハタと同様だ・・

 

ちなみに鯨類の祖先と言われるパキケタス・・

 

歯は、陸上哺乳類らしく、切歯・犬歯・臼歯?のような機能に分かれた形の名残を感じる。

 

シャチの歯・・・先のハンドウイルカと同じく殆ど同じ形。

古代鯨類の歯を見比べられる、ここの骨格コーナーは良い。

 

キタトックリクジラ・・

以前にも紹介しているけど、これを見るたびに不思議な微笑ましさを受ける、この愛くるしい顔と・・

 

オスの下顎に2本しかない歯・・

イカを丸呑みにするため歯が不要になり、オスどうしの闘争用にこの歯だけが残ったと言われる。

7mもの巨体の武器が、これだけ・・

 

ハナガサクラゲ・・実にきれい。

 

キタミズクラゲ・・

 

ハナギンチャク科の仲間・・

歯や骨がない刺胞動物にもいろんな形態があり、それぞれに不思議な魅力がある。。

 

2024年の干支・・

 

オビテンスモドキ・・英名 "Dragon Wrasse" なので、干支なのか?

 

名古屋港水族館の季刊誌「さかなかな」と、水産無脊椎動物研究所の「うみうし通信」の最新号。

この手の季刊誌は嬉しい。

「さかなかな」の内容はさておき・・「うみうし通信」はスゴイ。(←これも何度も言っているか?)

正直、内容はさっぱりわからない。

でも、「日本に一人しかいない」とか、「3~4人だ」とされる研究者の方々の熱い気持ちがこもった文章と、見たこともない生き物の写真に、純粋に引き込まれる。

歪んだ結論を正当化するとか、他人の成果のアラをたたき台にして自己主張するような・・

まぁ、どこの世界にでもある人間の悲しい行動が、このうみうし通信に掲載されるフロンティアスピリッツに溢れる方々からは殆ど見られない。

何だこれ?を突き詰める純粋さに魅了される。

年末に届いたおかけで、穏やかな気持ちで新年を迎えられます。

(テレビが、芸能人や政治家のあーだこーだの報道を排除して、こういう方々の成果を取り上げるようにならないかなぁ~)

 

以上、今年も、「ありがとうございました。」 「よいお年をお迎えください。」


砂嵐・・他

2023-11-24 18:19:28 | 

相変わらず徘徊しています(笑)

強風、、誰もいない浜は風紋が広がっていた・・

 

堤防の裏側は・・

 

ツワブキが見頃・・

 

強風で、海面もうねる・・

釣りをしていた親子に、「大丈夫ですか?」と声をかけたら、「ヤバイです!!」と笑顔で返してくれた。

 

富士山も雪化粧・・

 

風裏の浜には釣り人が集まり、25cmほどのクロダイや・・

 

ヒガンフグに・・

 

クサフグなども釣れていた。

 

海苔養殖も始まった・・

今年は、海苔棚の外周がネットで囲われていた。クロダイの食害防止か?ネットの周りには大きなクロダイが泳いでいた。

 

こちらはもう少し前の暖かな日の・・とある内湾。

 

穏やか・・

 

花崗岩の砂か・・?

 

スナガニ・・

 

拡大・・・いつも気になる目の棘の下に、クモの糸みたいなのが付いているぞ!!

 

ミユビシギ・・この浜ではよく出会う。

 

いつも飛ばずに、かなり近くを走り去る・・

 

フグの干物? 背中と腹の長い棘はギマか?

 

タイワンガザミか・・?

 

ちょっと立派なイシガニ・・

 

どうやって、こんな所までたどり着くのだろうか・・?

 

湿地が広がる浜・・

 

動かずにじっと待つと、穴からぞろぞろと・・

 

ハクセンシオマネキか・・?

この浜には、少し大きいシオマネキもいるらしいけど、見分け方を知らない。

 

セイタカアワダチソウ・・・最初は園芸種だったと聞く通り、キレイな黄色。

他の植物が繁栄しないように根から出す化学物質が自身の種子にも作用し、大群生が自然になくなるのだとか・・?

 

浜名湖の弁天島にある入場料320円の水族館ウォットにて・・・ハオコゼ。毒魚だけど、見た目は観賞魚。

 

ゴンズイ・・

 

ツボに入った・・マダコ。

 

色がおかしいけど・・メガネカラッパ。実にカワイイ。。(笑)

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


海辺の徘徊・・砂浜と漁港編?

2023-11-17 18:55:12 | 

波が穏やかな広い砂浜・・

 

きめ細かな砂には、大きなチョウセンハマグリの貝殻が・・

 

ハマニガナが咲く辺りでは・・

 

スナガニと遊ぶ・・

 

不思議な模様だ・・

 

波静かなこちらは・・

 

貝砂のような明るい砂の上には、サンゴモか・・?

 

穏やかな天気では波しぶきもかからないような、こんな堤防の上にも・・

 

タマキビがいた・・

 

オシロイバナ・・標準的な色。

 

3色旗みたいなのや・・

 

ライン入りみたいなのに・・

 

ドット柄みたいなの等々・・

 

漁港近くでは、カラス軍団に遭遇・・タカだと大喜びするのに、カラスではテンションが上がらないのはなぜだろうか?

 

ちょっと細めな小魚軍・・・キビナゴかトウゴロウイワシあたりか?

 

20cm程のボラ軍団・・係留ロープの藻類を齧っているのか?

 

ボラ軍団が潜っていくところ・・

 

ロンリーな小さなフグ・・ヒガンフグか?

 

小アジとは、見つめ合ってしまった・・

 

手のひらほどの、ヘリトリマンジュウガニが・・

 

港の隅に転がっていた。

 

スベスベマンジュウガニ・・こんなボロボロの甲羅でも、触ったらすべすべだった。

 

棘とげのこいつはクモガニの仲間か?・・・ヨツハモガニに形は似るけど、手のひらほどの大きさだった。

 

20cmほどのボウシュウボラらしき貝殻に入ったヤドカリ・・・ヤマトホンヤドカリに近い仲間か?

こいつらは皆、イセエビの刺し網に入ってしまった"要らない奴ら"か?

生きて動いているのに出会えたら・・ものすごく楽しいのになぁ~

 

タコノマクラ・・

 

尖った岩のてっぺんには、小さいけど木が生えているように見える。

鳥の糞から発芽したのか、木が生えていた一帯が波に削られた残りか? 漁師さんに聞いてみねば・・

 

シャッタースピードが遅すぎてブレブレお化け写真ですが・・泳ぎ去るアオリイカ。。

 

ナデシコガイ・・・秋の日差しに透けるように砂に突き刺してみた。

 

灯台なども見て・・

 

西日ギラギラの太平洋・・

やっぱり海は良いなぁ・・・

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


石が泥に埋まる干潟の観察会へ行った・・

2023-10-19 21:49:09 | 

ガレキのようなコンクリート片からいろんなサイズの丸石が泥に埋まる海岸の観察会に参加した。

 

泥干潟にこんな石は無いよなぁ・・・と、スタッフに聞くと、、

その昔の大きな台風で壊れた堤防の残骸が泥干潟に残置された、自然界ではあまり見かけない環境らしい。

ぱっと見たところ、生き物の姿も少ない。

 

が・・干上がった地面をよく見ると、何だか小さな粒々がいっぱいある。。

 

どぉーんと拡大・・・

5mmに満たないくらいの粒々は、カワザンショウガイの仲間の巻貝で、たくさんいた。

写真は無いけど、この後の顕微鏡観察では、実に可愛らしい姿を見れた。数種類が確認されているとのこと。

 

カワザンショウガイの仲間は、タマキビのように水を嫌って石の上にいるわけではなく、泥の中も普通に這いまわっていた。

 

浅い潮だまりに、ヨコエビの一種、ドロクダムシの仲間が這いまわっていた・・

普段見るのは、顕微鏡で付着物の中に潜っている姿ばかりなので、こんなに綺麗なの?と驚く。

 

泥に埋まらない石の下に、イソコツブムシの仲間が密生していた。親と同じ姿の子供を産むフクロエビ上目だから、

大小の混在は、親子が一緒にいる感じか・・?

 

フジツボも少なかった。イソギンチャクは見つけられなかった。懸濁物食の付着生物は泥は苦手か?

 

至る所にカワザンショウガイ・・

ゴカイでもいるか?と、泥にスコップを入れようとしても石にあたって掘れない。

おそらく泥に住む生き物には石が邪魔で棲み家の孔を掘れず、岩礁に住む生き物には泥に体が埋まったり、棲み家の石の隙間が泥に埋まったりで、どちらにも厳しい環境に感じた。

プラスチックごみもさることながら、本来の場所にないこの持ち込まれた石やコンクリート瓦礫も人為的に撤去する必要があるのかもしれない。台風で壊れてから既に60年以上になるらしい・・

泥は本来は、流れのない所に溜まる。石は強い流れによって運ばれたり、露出したりする・・・

 

そんな中でも、生き物が作ったちょっと大きなアナがあった。

 

穴の中を覗いても、よくわからなかった・・

 

タカノケフサイソガニ・・一番たくさんいたカニ。

雄のハサミの間には毛の房がある。

 

ここで生まれたらしい、小さなモクズガニ・・・ワタリガニ類のような遊泳脚にはなっていないものの、第5歩脚を伸ばすよう特徴的な動きをする。

 

石が少ない泥浜部には、ヤマトオサガニがいた。

 

何とも不思議な形だ・・

 

潜望鏡のように水面から目が出る。これはメスで・・

 

ハサミが大きい、こちらはオスか?

 

水の中でカニを見ると、実に水の抵抗を受けないようなフォルムだと感じる。

 

ヒロクチカノコ・・イシダタミくらいの大きさがあり、肉眼で普通に巻貝と認識できる。

これは、よく這いまわっていた。

 

小さなシジミ・・・色合いから、ハマグリじゃないか?と本気で思った。。

 

ユビナガホンヤドカリ・・貝殻は何だろう?  

 

ヒモムシの仲間らしい。名古屋港水族館の大きなナンキョクヒモムシを見慣れているので、釣り餌のミミズよりも小さな姿に、ヒモムシだと思いつかなかった。。

 

これもスタッフが見つけたゴカイの仲間。

姿を見ていると、釣り餌のアオイソメに一番似ている気がする。

ゴカイの仲間を、ばっと、識別できるようになれるとはとても思えない。。

 

意外な、いろんな環境で、生き物観察会があることを知った。

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


東海大学 海洋科学博物館(三保水族館)

2023-10-04 22:38:05 | 

まずは、先週の中秋の名月。満月を見るたびに、なんだか誇らしいような、ちょっと良いものを得たような気分になる。

月の出から間もない赤い満月を見れた時は「よし!」と小さくガッツポーズをしたくなるほどだけど、今回も見逃す。

 

先日は三保の東海大学海洋科学博物館へ行った。

富士山は雲に隠れて見えなかったけど、満月の景色も期待できそうな場所だった。

 

開館から50年が経ち、完全予約制の無料開放になっていた。

子供の頃にとても感動した聖地巡礼のような気分で、ちょっと緊張しながら入館した。

 

フエヤッコダイ・・とても近くて、大きくきれいに見えた。

狭い最初の展示スペース「きらきら☆ラグーン」だけで、1日過ごせそうな気分になった。

 

ニセフウライチョウチョウウオ・・どうでもいいけど自分は、黄色・白・黒の組み合わせに惹かれる気がする。

 

アカネハナゴイ・・最初は全部メスで、集団内で一番デカイ奴だけがオスになる。

ブレてるけど・・オレンジも捨てがたいか。。

 

テッポウエビ・・ハゼとの共生の展示。穴の中で、とても薄暗かったけど何とか撮れた。。

 

チビイトマキヒトデ・・・こんなにも小さなヒトデを海で見つけることはできないと思う。

体半分の腕が短いのは、真ん中から2つに分裂して成長しているところか・・?

 

カエルアンコウ・・頭上のエスカを盛んに動かしていた。わりとよく見る魚だけど、「おっ・・」と思う程、大きかった。

 

トラフシャコ・・シャコだとは思えない程大きかった。体長40cmを超える世界最大のシャコらしい・・

 

オニヒトデ・・棘には強い毒があるので触ってはイケナイ奴。。

 

マガキガイ・・「長く伸びた口でコケなどを食べる」と紹介されていた。水槽のお掃除屋さんか?

 

キイロサンゴハゼ・・いつも、写真を撮ろうとすると逃げられる。今回は隠れていたつもりの所だったか??

 

マンジュウイシモチ・・いつも水中で止まっているように感じる。不思議な模様と形だ。。

 

ゾウリエビ・・草履のような形が名前の由来らしい。。

 

キンセンイシモチ・・オスが口の中で保育するマウスブルーダー。

イカン・・このままでは最初の部屋の紹介だけで終わってしまう。。

 

カンパチ3匹・・その昔の釣り番組で、カンパチが釣れると「カンパ・カンパ・カンパ!!」と連呼する出演者がいたのを思い出す。

自分の写真ではまるで伝わらないけど・・ここの水槽は、とても魚がきれいに見える。特にどこにでもいるような銀色の魚体の美しさには見惚れる。

全国の水族館で働く人たちの最大派閥が、ここ東海大学海洋学部だとも聞く。

多くの水族館がここに似ることや、過剰なまでに国内に水族館ができたのも、ここの綺麗な魚に魅了された方が多かったからではないのだろうか・・?

 

この日は、知床のシャチ研究で有名な大泉宏教授をはじめとした4名の講演に、バックヤードツアーと貸し切り状態での水族館内見学がセットになっていた。

講演の内容もとても良かった。

葛西水族園の園長もされた西前館長も来館されており、短い挨拶があった。

正しい水産学の志を感じる方から発せられる言葉には、年齢を超えて引き込まれる強い引力のようなものを感じた。

 

シロワニ・・開館当時、国内一だった大型水槽の中をゆっくりと泳いでいた。

大きなサメだけど、2日に1回、サバとイカを食べるだけで、2005年の搬入時は1.5mだったと紹介されていた。

 

ラブカ・・実に見やすい標本だった。

 

リョウグウノツカイ・・・標本もとてもキレイだ。

 

駿河湾の深海魚コーナー

 

チョウチンアンコウ・・

 

ムネエソの発光模型・・

 

クマノミへの力の入れ方もすごかった。

 

クラウンアネモネフィッシュ・・ファイティングニモのモデル。

 

カクレクマノミ・・日本で普通に見られるこの種が、ニモにとても良く似ていたことが映画が流行った一因だったとか・・?

 

ボケボケですが・・何故か集結してきた。

魚はまだまだ紹介しきれていませんが・・これくらいにしておきます。。

 

太平洋側の海岸は風光明媚だった・・

 

バスで清水駅へ・・

 

清水駅からは富士山が見えた。

何でも2026年4月には、国内4番目規模の大型水族館が清水駅近くにオープン予定で、すでに運営事業者も決定済みらしい。

計画はころころと変わり、地元、駿河湾の生き物を展示するとされていたのが、深海生物は飼育が難しい・・映像での低予算化を検討で、東海大学 海洋学部との連携も未定だとか。。

 

正直、自分のような水族館好きでも、新しい、大きな水族館は、もう、要らないよなぁ・・と思う。

必要なのは、危ないモノや汚いモノ等が共存する、正しい自然と触れ合える場ではないのかなぁ・・・

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。