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もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

紀和鉱山資料館・・

2023-04-17 19:38:05 | おすすめ?

串本・・その3です。

紀伊半島にその昔あったとされる巨大カルデラと関係があったのでは・・?

なんて妄想を抱く、丸山千枚田近くの紀和鉱山資料館へ行った。

 

鉱石や・・

 

町の歴史と鉱山にまつわる展示がわかりやすくまとめられていた。

 

たたら製鉄で・・

 

作られた刀等・・

 

各所に貼られた、ワンポイント的な解説には感心させられた。

 

メインは鉱石を運搬したトロッコ列車か・・

 

いろんな車両があった・・

近隣には、現存の軌道と車両を観光用に運航している温泉旅館もあるみたいだった・・(現在は車両点検による運休中?)

 

数か月前に土肥金山を見ていたので、手掘りの時代と、削岩機やトロッコを使った採掘との違いや、

大量の金が採れた幕府直轄の金山と、会社経営の銅山との違いを感じることができた。

 

坑道図は分かりにくいものの、現存するトロッコ軌道あとや採掘量などから想像すると、相当な規模だったように感じる。

 

ここでは金はあまり採れなかったそうで、入口に飾られていた金鉱石は、土肥金山のものと記されていた。

 

磁石にくっつく、握り拳大の鉄鉱石・・

 

石の楽器・・きれいな音色だった。

 

産出された鉱石の紹介・・

天気や職員などの条件が合えば、石をハンマーで割って、太陽の光にキラッと光る鉱石を見つける採集体験ができるらしい・・

 

4cm程の小石の表面に、なんとなく見える金色の粉のようなモノが、自然金らしい・・

 

拡大・・実に少ない。

金沢土産の金箔入りカステラの一切れ分に載る薄く小さな金箔片でさえ、どれだけの量の岩の採掘が必要なんだろうか・・?

金が採算に合わない・・と言われる理由が分かった気がした。

紀和鉱山資料館は、山深い場所だけど、熊野本宮大社と丸山千枚田の間なので、アクセスは悪くない。

 

熊野本宮大社 大斎原(おおゆのはら)・・・日本一大きい鳥居(全高33.9×全幅42m)らしい。

 

丸山千枚田・・


大量に蜜柑を買ってきたのに、翌週には・・

香川からの宇和ゴールドと土佐文旦に、知人からの甘夏が届き・・

毎日気合で複数種のミカンを食べています。

今日は、カラオレンジ・スマイル・一木オレンジ・三宝柑を食べた。。。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


いろんな展示物を触った・・骨・毛皮・土器・石斧等々・・

2022-11-11 18:51:40 | おすすめ?

南山大学 人類学博物館の「化石人類の系統と絶滅動物ー明治大学博物館コレクション」、島田和高学芸員(明治大学博物館)のギャラリートークへ参加した。

 

実に面白い話だった。

「700万年前の初期人類チャデンシスの脳の容量は300-350cc。チンパンジーと同じくらい。」から、現代のホモ・サピエンスまで、20種の頭蓋骨レプリカの展示を解説してくれた。

「チンパンジーやボノボのコミュニケーションは、毛づくろい(ブルーミング)・・」

「初期人は、森林環境にいた。頭蓋骨の脊髄がつながる穴が下向きにあり、二足歩行ができたのではと考えられている・・」

「全身骨格が見つかった310万年前のアウストラロピテクスの"ルーシー"は、確実な2足歩行だった・・」等々、

20種全てを個別に写真に撮り、解説と合わせて、なるほど・・ここがこうか・・的な個人的なまとめもできた。

(人骨なので・・ブログへのアップはやめときます)

 

再現模型や、ネアンデルタール人の全身骨格もあった。

 

常設展示物にも、人類進化の解説があった。

 

南山大学 人類学博物館は、展示物に触れるのが特徴らしい・・

 

割れていたり・・バラバラになる・・とか、触っちゃだめでしょうと思うような物にも、気を付けて触ってね・・という感じだった。

 

こんな土器も・・

棚にあるものは、どれも触っていいみたいだった。

 

生きている間に、ポリネシアンの腰みのに触るなんて・・想像もしたことが無かった。

 

木彫りのアウトリガーカヌー・・実に小ぶりだった。

乗っていた人も小柄だったのか・・?

 

2本のパドルの質感がまるで違う。

劣化もあるけど、上段のは、TV番組でタレントが無人島から脱出する際に、流木を削ったものと似ている・・

 

舳先・・・

(これは、ワニや竜ではなくて、人だよなぁ・・・)

 

木彫りのワニ・・もあった。とても立派。木彫りのクマとどっちが古いのだろうか?(それともルーツは一緒とか?)

その隣の武器のようなものは、ノコギリエイの吻部に木の柄をつけた感じではないか・・?(上段で手が届かなかった・・)

 

先端部側面・・

 

内側・・

正直、乗ってみたい・・と思った。。(私、その昔、カヌー持ってましたので・・)

 

展示スペースは、この写真でほぼ7割程と、たいして広くないけど、一つ一つ触って、解説を読み、考えながら見ていると、1か月くらいは居れそうに感じた・・

実に嬉しい体験だった。

 

中には、触れないものもあるけど・・手に取るような近さで見られる。

 

このヒカリモノコーナーは、錆びたり、くすんだりしていなかった。

 

おもちゃみたい‥と思ったけど、触ってみてみると、なかなかスゴイものに感じた。

 

これも触った・・

拡大・・

 

壊れやすいのでそっと触ってください!・・・「???」

 

えっ・・・!!!(絶句)

コガネムシを1匹づづ串刺しにして、上下の編み込み紐に挟んでいる。頭飾りって・・鉢巻みたいなものか・・?

 

儀礼用の石斧のコーナーには・・

 

石斧よりもデカイ、貝斧・・なんてのもあった。

何貝・・? 何に使ったんだろう・・?   触った感じは、硬そうだった気がする。

 

「外れやすいので、触りたい方は職員を呼んでね!」・・とのこと。。(流石に呼べなかった・・)

 

この日の南山大学は学園祭中で・・・校内にはチアガールのような姿のオネーサンと学生の監視員がそこら中にいて、出口に向かって歩いているだけなのに、監視員から尋問されそうな気がして緊張した。

冷静に考えると、人骨よりもきれいなオネーサンのステージショーの方が見たかった気もする(笑)

 

そんな南山大学の次・・

ニホンヤモリ・・

なごや生物多様センターまつりへ。。

 

四日市大学の展示・・アズマモグラとコウベモグラ。

こちらも触っていい展示がいろいろあった・・

この四日市大学の展示パネルは、観察の難しいモグラやコウモリ等を、身近な場所で斬新な方法で迫ったことなどが分かりやすくつづられていて、先生らしき方の説明も実に明快だった。

こんな先生のもとでなら勉強してみたい・・と感じた。

 

ニホンザルと、ワオキツネザルの毛皮・・

日本モンキーセンターの展示。触り心地は、どちらもフワフワだったような気がする。

 

ワオキツネザルと、ニホンザルの頭骨。

南山大学で見た化石人骨と比べても、だいぶ違う気がする。

 

スナメリの全身骨格・・・(子供らに触られて椎骨の一部は少しバラバラ)

名古屋港水族館の展示。「写真とってもいいですか?」と聞いたら、「どうぞ、どうぞ・・もっと、こっち・・近くで、撮って、触って・・」とのこと。

 

下顎・・穴は、歯が抜けたあとか・・?

こんなのを触らせてもらえるなんて・・凄すぎる・・やっぱ、名古屋港水族館はスゴイと思った。(近頃、遠のいている自分を少し反省した・・)

 

スナメリの頭骨・・こちらも触り放題。(でも、流石に、パーツごとに分解はできなかった・・汗)

 

バンドウイルカの頚椎・・

こんな解説が付いたものも手にとって見れた。

 

いやぁ・・・まだまだ、紹介しきれないけど・・この辺でやめときます。

やっぱ、見て触って説明も聞ける・・こんなお祭りが嬉しい。。

 

「本日もご覧いただき、ありがとうございました。」


名古屋市立大学薬学部 薬用植物園市民公開講座から・・

2022-10-21 19:49:23 | おすすめ?

1ヶ月以上前・・名古屋市立大学薬学部の薬用植物園市民公開講座へ行った。

この薬草園には、一般人は、年に2回だけの事前申し込みが必要なこの日しか入れない。

最初に講堂で、牧野利明教授から、観察会の概要や、薬草植物園内の見頃な薬草の説明等を受けた。

話のテンポが良く、聞き流しがちになるものの、内容が深く、必死にメモを取った。

 

植物園内はグループ分けされ、ボランティアの大学院生から、各植物について説明を受けながら回った。

スライドではなく、実際に植物を見たり触れたりしながら聞けるのは、実に分かりやすかった。

 

スイカみたいだったけど・・「コロシ・・」なんて名前の、絶対に食べてはイケナイとか・・

 

「クソ・・」なんて名前で、見栄えもしない草に、マラリア治療の効果があるとか・・

 

身近な普通に綺麗な花や・・

 

公園の花壇で見かけていた種に、アメリカ先住民がカゼ薬として使っていた・・なんて説明に嬉しくなったりした。

 

トチュウ・・・葉を千切ると、切り口にゴムの成分が伸びて見えた。

薬用部位は「樹皮」で、生薬名は「杜仲」、用途は「補腎薬として漢方薬に配合」。

薬用部位ではない葉が、杜仲茶の原料になっているとのこと。

 

ちなみに、生薬は小さくて高価。その上、本物を正しく知られていないため、偽物や粗悪品が非常に多い。

薬は一般に売ってはイケナイ。

普通に売られている健康食品には薬の効能はない。→効能は怪しい物が大半。

植物+情報が必要。

古くからあるものは、長く臨床効果が認められてきたものともいえる。新しいものが良いとは限らない。

等々・・・

 

これも近隣で普通に見たものだったけど・・覚せい剤の成分エフェドリンがあるとか・・

気管支拡張剤の塩酸メチルエフェドリンは、安価で、いろんな風邪薬に入っているドーピング成分。

その昔、市販の風邪薬の中でも〇〇が、一番値段が安くて含有量が多いと、自慢げに話していた知人を思い出した・・

 

トウガラシ・・花(白色)は下を向いて咲き、実(赤色)は上を向くとか・・

 

有名な歌手のケツメイシは、薬科大学に在籍中にグループ名を、このエビスグサの用部「種子」の呼び名からとってつけた・・・

との、説明を聞いていた横に、ユズが植えられていて、観察者にウケた。

でも、音楽グループ「ゆず」の名前の由来は、誰も知らなかった・・

 

葉を齧ってみて‥実に強い甘さに、芸能人の食レポのようなリアクションが自然に出た。

 

葉の香りは強く、指に残ることと、葉の香りは裏側に強いことから、葉の表側を親指側に、裏側を他の指でつまめば、片手で4枚の葉の香りを嗅げると教わり・・違いを楽しんだりもした。

薬草といっても、見たこともないような植物は少なく、あっこれは・・と、自分でも名前が出てくるような身近な植物に様々な効能があることが驚きだった。

植物の多様性はスゴイと思った。

 

欧米で猛威を振るう侵略性外来種で、学名にも日本産とつく、イタドリもあった。

 

ちなみに外来種ネタでは、この数週間後に・・

名古屋大学博物館  西田佐知子先生のWEB講演「一緒にいない生物の謎-外来植物の変遷と繁殖干渉-」を受講した。

こちらも素晴らしい講演だった。

繁殖干渉で、似たような外来種に入れ替わっていくことが、様々な生物に生じていることや、

そもそも外来種は「全部悪者」というのは無理があることや、

気が付いていないものや、既に環境要因として成り立っているもの等、無害な物の方が多いことや、

実際に悪影響を及ぼしている外来種は数%しかなく、それも環境等、様々な要因に左右されること等々・・

 

「広大なコスモス畑や、麦畑を駆逐しろとは言わないが、セイタカアワダチソウは駆逐対象。入る場所・結果によって悪者扱いに変わる。」

外来種は何でも悪者の前に、まずは自分の周りの自然をよく見て、写真や記録をとり、その変化を知った上で、どの外来種を駆除するのかを考え、更に駆除した場所としない場所との違いも見ていくべき。

西田先生の話も実に分かりやすかった。

 

講演の中で紹介されていた、フレッド・ピアス氏の「外来種は本当に悪者か?」も読んでみた。

笑えるようなわかりやすい事例が羅列されていて、実に面白かった。

 

中でも「長い時間軸で考えれば外来種なんかいない」にはその通りだと思った。

 

まぁ、そもそも、人が増えすぎていることが、環境破壊の最大要因なので・・・人の多くが行うことには、たいてい負の側面が大きくなるよなぁ・・・と感じたのでした。。

 

以上、長くなりましたが、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


もしも猫展

2022-08-14 15:58:21 | おすすめ?

初雪の戯遊 歌川国芳 名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)・・

 

実にいろんな猫が描かれていた。

尊敬する知人の・・「期待してなかったけど、良かった!」に触発されて、名古屋市博物館の「もしも猫展」へ行った。

趣向を凝らした、なかなかの展示数。

 

確かにすごいと思った。

 

化け猫草子絵巻  江戸時代中期 個人蔵・・

猫の浮世絵ときくと、化け猫しか想像できなかったけど、化け猫に関するものも実に多様。

見入ってしまった。

 

鶏鼠物語絵巻 貼付屏風 江戸時代前期 名古屋市博物館蔵・・

展示品の中に、見栄えのする「名古屋市博物館蔵」が多数あった。

 

名古屋市博物館は、建物は重厚だけど常設展示はショボイと、よく言われる。

豊臣秀吉画像 複製・・

 

徳川家康画像 複製・・

 

名古屋城障壁画 竹虎図杉戸絵 複製・・

 

東海道五拾三次之内 岡崎 矢矧之橋 歌川広重作 複製・・

 

東海道五拾三次之内 桑名 七里渡口 歌川広重作 複製・・

等々・・有名どころの「複製」が、どぉーんと展示されているのが一因だと思う・・

 

蜻蛉文七宝手箱 明治後期 川口文左衛門作・・・

素晴らしく感じる物が、片隅に追いやられているように感じる。

(スイマセン・・長々と愚痴を書いてしまいました。。)

 

「もしも猫展」に戻って・・

自分が惹かれたのは、他の生き物との絵。。今回のイチオシがこちら・・

大なまづねこのたハむれ 明治 個人蔵・・

ナマズと言えば英語で"CATFISH"。ダジャレはさておき、このナマズ、国産の「鯰」よりも「キャットフィッシュ」的に感じる・・・

 

鯰大臣の遊び 安政2年 たばこと塩の博物館蔵・・

こちらはオーソドックスな鯰のイメージでしょうか・・?

 

竜宮玉取姫之図 歌川国芳 名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)・・

この竜、実に標準的で正統派な姿形とサイズ感だと思う。

 

 

日本駄右エ門猫之古事 歌川国芳 名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)・・

役者絵はきれいだなぁ・・

 

猫鼠合戦 犬張子・鼠おとし 安政6年 個人蔵・・

 

里すずめねぐらの刈宿 歌川国芳 名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)・・

↓同一部拡大

確かにスズメだ・・

 

房事養生鑑 歌川芳豊か 安政年間頃 たばこと塩の博物館・・

なんだかすごく感じた・・

 

結構、お客さんがいたけど・・ここだけ一瞬人が切れた。

 

以下は猫はよくわからなかったけど、スゴイなぁ‥と感じたコーナー。

百面相 いのこり ほか 歌川国芳 天保13年頃 個人蔵・・

 

当年新案 延喜吉相百面双六 柳下亭種員作・歌川国芳画 天保14~(1843-46年) 個人蔵・・

 

 

以上、順不同の抜粋でした。

それにしても、1つ1つの絵が丁寧だったなぁ~と感じた。

これだけの展示を作り上げられる人がいるということに、一番感心した気がする。

 

ちなみに、この日は、23km歩いた。

TJARスタッフinstaの、知らない人たちのゴールシーンを見て感動したから・・

TJARの人たちの凄さは想像すらできない・・・

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


宝石展

2022-08-11 09:31:41 | おすすめ?

蜻蛉ブローチ (ダイヤモンド・サファイア)ギメルトレーディング所蔵・・

名古屋酢科学館で開催中の宝石展へ行った。

 

素晴らしい・・・

 

宝石屋の決まり文句じゃないけど・・・やっぱり、石は永遠だなぁ~と感じた。

原石なんて、ただの石ころにしか見えないのに・・・

 

向日葵ブローチ・・

(イエロー・ダイヤモンド、デマントイド・ガーネット、カラーレス・ダイヤモンド、サファィア)ギメルトレーディング所蔵

 

所蔵元、ギメルトレーディングのHPを見たら・・・売り物みたいだった。。

溜息ものです。。

 

蔦の葉と葉っぱのブローチ ギメルトレーディング所蔵・・

 

葡萄 ピンズ/ペンダントネックレス (サファィア、デマントイド・ガーネット、ダイヤモンド)ギメルトレーディング所蔵・・

 

解説によると・・デマントイド・ガーネットは、1850年代にロシアのウラル山脈で発見されたクロムを含むガーネットで、初夏の日差しに輝く新緑を表現しているとか・・

 

宝石の価値には、ストーリーが必須だ。

希少性・不変性・美しさをつづる物語。短い、わかりやすい言葉で、突き刺さるような説得力・・・

 

"一輪車に乗って" ピンズ (トラピチェ・エメラルド、ダイヤモンド、サファイア)ギメルトレーディング所蔵

ちょっと拡大・・・

緑色の車輪が、トラピチェ・エメラルド。GIAのHPによると・・

「コロンビア産エメラルドは、元素のクロムに由来する鮮やかな緑色で知られており、非常に珍重される色相を有します。6つの方向に伸びた放射状の模様を特徴とするトラピッチェ結晶がこれらのエメラルドに形成されると、最高品質かつ最も素晴らしい結晶のひとつの基準となります。」

GIAのHPを見るのは楽しい・・(笑)

 

宝石の値段に無頓着な自分は、すぐ欠けて加工が難し(売り物にならな)かったエメラルドに枠をつけただけじゃないか・・?とも感じるのですが。。。

 

宝石展会場内のエメラルド紹介コーナーの中にも、エメラルドの原石とともにトラピチェ・エメラルドが紹介されてます。

 

ガーネットの紹介コーナーには、デマントイド・ガーネットや、マンダリン・ガーネット等を見比べることもできます。

 

ギメルトレーディングさんのコーナーに戻って・・個人的に、「ムムムッ・・・」と感じたのが、トラピチェ・エメラルドの他にアレキサンドライトが使われていると書かれた、こちらのカメのビンズ。

写真がショボくて、これ以上拡大できないのですが・・甲羅と色が違う、緑色の目にアレキサンドライトが使われているのか・・?

正直、宝石は顕微鏡で見たい・・(絶対に買わないのに・・笑)

 

紅葉ブローチ (マンダリン・ガーネット、イエロー・ダイヤモンド、カラーレス・ダイヤモンド、サファイア)ギメルトレーディング所蔵・・

 

ギメルトレーデングさんのショーケースは、3個しかなかったように感じるけど・・心に刺さった。

ネットで見つけた紹介ページ。凄すぎだ・・

 

ダイヤモンドのベリーリングも・・

マーキスカットは、インクルージョンが分かり難く仕上げられるとも聞くけど・・・この石、ヤバいほど品質が高くないか?

顕微鏡で見たいぞ・・FL、D・・?

 

こちらも・・・というか、その昔、私が売っていたこの手の指輪には、必ずショボイ石が混じっていたのに。。

 

ギメルトレーデングさんの「夏」をイメージした展示コーナー・・

 

ギメルトレーディングさんの他も、溜息ものが多数・・

代表的な、青いサファィア・・・

 

スリランカ産 20.14ct 翡翠原石館・・

 

カシミール産16.18ct アルビオンアート・ジュエリー・インスティテュート・・

 

ミャンマー産15.06ct  アルビオンアート・ジュエリー・インスティテュート・・

 

こんなビー玉のようなのを見てしまうと・・・たかだか0.2gの1ctに「デカイ」なんて言っていた自分が馬鹿らしくなる。。

 

ルビー6.03ct ミャンマー モゴック産 モリス所蔵

 

ビジョンブラッド・・・という言葉はありふれているけど、本物、しかもこのサイズを肉眼で見るのは初めて。。

 

展示の箱もかっこよかった・・

こちら、モリスさんのHPも素晴らしく、京都から、この名古屋の宝石展へバスツアーまでされている。。

 

同じコランダムだけど・・見事なルース。。

瑞浪鉱物展示館さんのHP・・・

 

しかし・・よくぞ、これだけのものを集めたなぁ~という、素晴らしい展示だった。

撮影禁止コーナーには、ロシア大帝エカテリーナ2世のエメラルド(18世紀中期)などがあった。

一部は、 アルビオンアート・ジュエリー・インスティテュートのHPで見られます。

 

「のだめカンタービレ」の二ノ宮知子氏の『七つ屋 志のぶの宝石匣』が、解説の各所にちりばめられていた。

ネットで適当に検索したら、2巻まで無料で読めた。

売れっ子の漫画家も凄いと思った。

 

いろんな能力者がいるなぁ~・・

 

最後に実は、個人的な問題が一つ・・

8月28日開催の関連イベント、「特別展 宝石」のウラガワ アンカットダイヤモンドトーク」に行きたい・・と思っていること。(←入場料をもう一度払うことと、そもそも抽選に当たるかという程度の問題です・・笑)

 

出演者が素晴らしい。

特に、西本昌司 愛知大学教授の話は聞きたい!!

著書の「改訂新版 地球のはじまりからダイジェスト: 地球のしくみと生命進化の46億」には、とても引き込まれて、3回読んだ。

NHKラジオ第一放送の「子ども科学電話相談」の受け答えも、実に素晴らしい。

 

悩ましい夏は続く・・

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

・・・・以下、追記・・・

今回の宝石展、監修者による本を見つけた。

素晴らしい本だった!!