水徒然

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異常気象など天変地異の要因に係る記載を調べました。(タイ国の大洪水時の雲の有無やエアロゾルの観察)

2012-02-29 | 日記

'12-02-29
 既報に引き続いて、「異常気象など天変地異の要因」を調べています。

地球および大気圏中の水の循環挙動(バランス)および調節機能が崩れはじめて、加速し始めたためなのか?
 グローバルレベルおよび局地における水の偏り、
水の多寡(豪雨⇔渇水)には、

 一体何が影響しているのでしょうか???

 その真因を調べるため、世界各国にて疑問を解決するために、CO2、オゾンエアロゾルなど温室効果物質分布実態を調べために、さまざまな観測衛星を 打ち上げています。

 わが国でも水蒸気や海面水温などを探るため、水循環観測衛星「しずく」を今夏までに打ち上げる予定という。詳しく>>

 今回はタイ中部を中心に大洪水が発生実態を温室効果ガスを観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)に搭載されているCAI(雲・エアロソルセンサ)によって観測した結果に係る記載を調べました。

(転載開始)

地球が見える
2012年2月29日掲載
タイ国の大洪水
(一部割愛しました。タイ洪水画像のアニメーションなどは本文参照)

「タイ国では、2011年の7月から12月にかけて、タイ中部を中心に大洪水が発生しました。・・・
 ここでは、我が国が2009年1月に打ち上げた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)*に搭載されているCAI(雲・エアロソルセンサ)が2011年11月1日から12月25日までに観測した画像をアニメーション(図1)で見てみます。・・・

*)温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)は、地球温暖化の原因とされている二酸化炭素やメタンの濃度分布を地球表面に区切った測定ポイントで観測しています
 雲・エアロゾルセンサ(CAI)は、この測定データを補正するために、雲の有無やエアロゾルを観測する画像センサです。・・・

観測画像について
観測衛星:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)
2011年11月1日から12月25日までに観測した画像をアニメーション(図1)

・・・温室効果ガス測定の誤差要因となる雲やエアロソルの観測を行い、温室効果ガスの観測精度を向上します。
 TANSO-CAIは、4つのバンドで地上を観測します。図1は、いずれも可視域のバンド2(664 ~ 684ナノメートル)、近赤外域のバンド3(860~880ナノメートル)、可視域のバンド1(370~390ナノメートル)を赤、緑、青に割り当てカラー合成しました。この組合せでは、肉眼で見たのと似た色合いとなり、次のように見えています。・・・」
本文を詳しく見

 (転載終了)

温室効果ガスの観測精度を向上して、 タイ洪水の観測のみならず、水蒸気を含めた温室効果ガス(CO2、メタン、オゾン、・・・)の発生状態を解析して、最近頻発している異常気象(極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪)を解明してもらいたいと思います。

関連投稿:

  • 天変に影響する要因に係る記載(エアロゾルと雲との関係)

    温室効果ガスの効果として、既報の記載では
    「・・・電磁波は、さらに大気中の雲や水蒸気、そして二酸化炭素に(特に波長の長い方の赤外線が多く)吸収され、最終的に、可視光線を中心にした部分が地表に到達する。

    このようにして地表に到達した太陽光は、熱エネルギーに変換される。そしてこの熱エネルギーは、今度は、赤外線となって地表から宇宙に向けて放射されるのである。

    ところが、大気中にある水蒸気や二酸化炭素は、この赤外線の一部を吸収してしまい、全量が宇宙には放射されない。
    吸収されたエネルギーは、また、地球に放射されたり、あるいは宇宙に放射され、最終的には、すべてが宇宙に放射され、エネルギーバランスがとられる。

     結局、大気中の二酸化炭素や水蒸気は、地表からの赤外線が、直ちに全量が宇宙空間に放射されるのを緩和し、それによって昼夜の温度差を和らげ、・・・」という。
    詳しく見る>>


    *参考文献:
    http://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=2711
    「・・・地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話している。・・・」との記載もあります。

    (補足)「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm
    γ線  X線  →紫外線←   →赤外線←
         

         →透過力大← 
          (可視光)                      」

 ⇒ 水に対して青色の電磁波の透過性が大きく、赤外線の吸収が大きい。
吸収エネルギー分は熱となる。

参考投稿:
異常気象など天変地異の要因に係る記載(その2:'12-12-26~)

 


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