ぜうピ!!original

34年間阪神タイガース一筋。家族に嫌がられても大騒ぎです。

キトラ古墳『玄武』

2007-05-20 22:03:55 | お出かけ・旅
現在、奈良の飛鳥資料館で特別公開されているキトラ古墳石室の壁画『玄武』。
去年の『白虎』を見逃している私はどうしても見たくて今日行ってきました。


(図録表紙より)

以前はいつも家族3人で行動していたので、たった一つの『白虎』を見るために奈良まで家族がついてきてくれるとも思わず、かと言って私一人で行くわけにもいかず......

が、今年は姫が産まれたこともあり、逆に『ちょっと行ってくるわ』が許される環境になったわけで、単独行動を決行です。

すでに新聞等の報道で連日盛況、2時間以上の待ち状態になると聞いていたので、開館前に到着すべく、朝5時に起きて、アンソニーの散歩をすまし、6時過ぎのJRに乗って近鉄電車を乗り継ぎ、およそ2時間半かけてようやく飛鳥資料館へ。

到着は8時20分頃。すでに70~80人程度の列が。
予想よりは少なくひと安心。

今回見に行くにあたり、少し心配だったのが『玄武』の実物を見た時に自分自身がどういう気持ちになるのか。
『ふ~ん』程度の気持ちだと、なんだかがっかりですけど、でもそうなるかもしれへんし......

さて、そんなちょっと不安な気持ちを胸に資料館へ。

だんだんと『玄武』が近づいてきて、少し見えそうになった時に『いや、今見たらあかん。対面までとっておこう。』なんて感じで我慢。

そして対面の時。
実物を目の前にして何故か自然に目頭が熱くなりました。

思えばキトラ古墳の石室の壁画が報道された時に『すごいな~、実物見たいけど、考古学者やないと無理なんやろな~』と諦めていた頃を思い出しました。

それが今、実物が目の前にいる......感動しました。

石室の保存が悪いから壁画をはがす羽目になっただのといった批判もありましたが、でも何らかの形で石室のまま保存されていたら、人が入ると間違いなく痛む環境、我々一般人が実物を見る機会なんて皆無。
そう思えば、そのままの姿で残す事は出来ませんでしたが、こういった形で私たちが実物に対面出来る......素晴らしい事だと感じました。

今後、『朱雀』、『青龍』も公開される機会があると思います。その時は必ず足を運ぼうと思いました。
出来れば世界最古と言われる『天文図』も見たいですね。


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