MOS受験に向けて２（クイックアクセスバー）

この項もMOSの一般レベルの最初に出てくる内容です。
[ファイル]タブをクリックして開く画面をバックステージビューといいます。




クイックアクセスバーについて



タイトルバーの左端のクイックアクセスツールバーは、リボンを切り替えても常に表示されており、この中のボタンはいつでも使うことができます。


初期値では[上書き保存]、[元に戻す]、[やり直し]の3つのボタンがありますが、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]ボタンをクリックして表示される一覧から選択してボタンを追加できます。



チェックが付いていうのはクイックアクセスツールバーに表示されているコマンドです。クリックしてチェックを外すと、クイックアクセスツールバーのボタンが削除されます。
また、一覧の[その他のコマンド]をクリックすると、[エクセルのオプション]ダイアログボックス[クイックアクセスツールバー]が表示され、任意のコマンドボタンを選択しえて、[追加]ボタンをクリックすると、右側の欄に追加されます。



［コマンドの選択］ボックスで初期値［基本的なコマンド］が表示されています。下側のボックスの一覧に目的のコマンドがない場合は、▼をクリックし、リボンのタブがわかる場合はタブを指定します。タブが不明な場合などには［すべてのコマンド］を指定します。
［クイックアクセスツールバーのユーザー設定］ボックスは既定値では、［すべてのブックに適用（既定）］となっていて、追加したボタンはすべてのブックに表示されます。このボックスの▼をクリックし、［ファイル名］.xlsxに適用］をクリックしてから、ボタンの追加操作を行うと、そのブックにのみ表示されます。


試験では初めて聞くコマンドをクイックアクセスツールバーに登録してくださいという問題が出る可能性もあります。現にFOMの問題集の問題で「「アクセシビリティチェック」（高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、どの程度利用しやすいかという度合をチェック）を登録してください。」という問題が出ていました。
ここであわてることはありません。[コマンドの選択]でコマンドの種類が[基本的なコマンド]になっているのを[すべてのコマンド]に切り替えて調べれば、以外に早く探し出せるはずです。
[すべてのコマンド]は記号、数字。アルファベット、カタカナとひらがな、漢字の順に配置されており、すべて昇順になっています。
コマンドはたくさんあり、もちろん覚える必要はありませんが、時にはどんなコマンドがあるか調べてみるのもいいかもしれません。新たな発見があるかもしれません。


このクイックアクセスツールバーは試験とは関係なく、よく使うコマンドを登録しておけばエクセルの操作性が向上します。
たとえば[開く]、[新規作成]、[名前を付けて保存]、[関数の挿入、[印刷プレビューと印刷]、[罫線]等は比較的よく使うのではないでしょうか？
今回改めてどんなコマンドがあるか見てみましたが、XPのころからあった[カメラ]コマンドもありました。
カメラコマンドはある範囲などを選択してカメラコマンドをクリックすると、ポインターの形状が「＋」になるのでそのシートやほかのシートで
クリックすると撮影した範囲が張り付けられます。しかも元の表などとリンクしているので、参照元のデータ変更などに対応する参照先のデータが連動していうるかなどを確認する際などに使えます。
それから、データベースにおいてフォーム形式で入力するためのコマンド[フォーム]もあります。
XPのときには確か[ツール]メニューにあったと思いますが・・

リボンのカスタマイズをこの項に入れるつもりでしたが、長くなったので、分けて次回に
説明いたします。