今回から視覚的なデータ表示について書きます。
視覚的なデータとは、図形(直線、四角形、太陽など)、図(写真など)、クリップアート、SmartArt、スパークライン、グラフなどがあり、いずれもMOS一般の範囲になります。
これらの機能はエクセルだけでなく、ワードにも同じような機能があります。
ただ[文字列の折り返し]という機能はワードにありますが、エクセルにはありません。したがってワードの[行内]、[四角]、[外周]、[背面]などの機能はエクセルにはありません。エクセルではワードの[前面]に相当する機能と考えればわかりやすいとおもいます。
したがって写真などの図に文字やデータを挿入する場合には、セルに文字やデータを入力するのではなく、テキストボックス(図形をテキストボックス化したものも可)に文字やデータを入力し、[順序]の機能でテキストボックスを前面にし、さらに、テキストボックスの塗りつぶしを「なし」にして枠線も「なし」にすればできます。
1. 画像の作成・操作
・図の挿入:ワークシートに写真など拡張子がJPEG、JIF、BMP、PNNGなどのの画像データを挿入することができます。
①挿入したいセルを選択して、[挿入]タブの[図]グループの[図]クリック
②[図の挿入]ダイアログボックスが開くので、[ピクチャ]フォルダなどに保存されている画像ファイルを選択してクリックすると挿入することができます。
JPEGの画像を扱う場合には注意が必要です。例えばリサイズして上書き保存すると劣化した画質の画像しか残りません。
わいわいデジタルサロンではオリジナル画像をコピー(Ctrlキーを押しながら移動させる)するとファイル名に「○○コピー」という画像に変わるので、この画像をリサイズなどの処理をするように勧めています。この方法だとオリジナル画像は劣化せずに残ります。
・図の操作・処理(クリップアートも同じようにできる)
画像を選択すると[書式]タブが表示されます。この状態で拡大・縮小、移動、回転、トリミングなどを行うことができます。
リボンが横長なので、2行に分けて表示します(実際は1行です)
MOSの試験ではあるセル範囲に画像を配置する問題、回転させる問題などがでます。
拡大・縮小は選択した状態で票jされるハンドル(○)をドラッグすることにより、移動は画像自身をドラッグすることにより、回転は[書式]タブの[配置]グループの[回転]→[その他の回転オプション]クリックすればできます。
・図のスタイル:ワード同様24種類のスタイルが用意されています。
スタイルには[シンプルな枠、白]、[面取り、つや消し、白]、[メタルフレーム]、[四角形、ぼかし]、[角丸四角形、反射付き]、[面取り楕円、黒]、[四角形、背景の影付き]、[楕円、ぼかし]などと名前がついています。名前まで覚える必要はありませんが、どんなスタイルがあるのかぐらいは覚えておいてください。
どのスタイルを選択するかは図を選択して、[図ツール][書式]タブの図のスタイルから所望のスタイルを選択すればOKです。
・アート効果:スケッチ、絵、または図面のような外観にすることができます。
アート効果には、[、マーカー]、[鉛筆:モノクロ]、[線画]、[チョーク:スケッチ]、[光彩:デフーズ]、[ぼかし]、[パッチワーク]、[水彩:スポンジ]、[フィルム粒子]、[モザイク:バブル]、[ガラス]、[セメント、[テクスチャライザー]、[十字模様:エッチング]、[カットアウト]、[白黒コピー]、[光彩:輪郭]など23種類の効果が用意されています。
色(彩度、トーン、色の変更)、修整(シャープネス、明るさとコントラスト)、背景の削除などについては次回にふれることにいたします。
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