凸っちゃおっかなー

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バタフライエフェクト

2020-03-22 17:46:38 | 日記
簡単に言うと、蝶の羽ばたきが世界を変える、という考え方です。
ほんの小さな出来事が、後の世を変える。
今、「テセウスの船」というドラマやってますね。
タイムスリップものです。
小説では、クロノスシリーズもタイムスリップもの。
過去を弄ることで、未来が変わる。
生まれたはずの人が生まれなかった可能性もある。
起こらなかったはずの事件が起こることもある。
現在と過去、未来という括りで考えると、ものすごく恐ろしいことです。
だから、タイムマシンという道具ができたとして、それが実用化されたら
ありえない事象が起こるのかもしれない、と危惧してしまうのは
わたしがSF小説なんかを読むからでしょうか。


例えば、道端に小石が落ちていたとします。
それに、「たまたま」女性が足を取られて転ぶ。
「たまたま」そこに男性が通りかかって、女性を助ける。
最終的にその二人が結ばれる。
この場合のバタフライは、道端の小石ですね。
小石が「たまたま」そこになければ、二人はただの通行人です。
そして、そこに「たまたま」小石が落ちていたのは、小さな子供が走って回ったからかもしれない。
車が跳ね上げたのかもしれない。
カラスが落としたのかもしれない。
そこにも、「たまたま」があったはずなんです。


今回ボッチくんが訴訟を起こすに至るには、何が彼のバタフライになり得たのかと考えると、
それは、辞職勧告決議を出したのが徳永議員だったという事実だったと思うんです。
徳永議員でなければ、彼はこんなに激昂しなかったはずだ。
だからこそ、最初の内容証明の際には徳永議員だけ400万を請求し、
今回の訴訟においても徳永議員を狙い撃ちにしている。
そしてまた、これまでに徳永議員をずっと標的にしていたからこそ、徳永議員が引鉄になったはずです。


彼と共産党の間の軋轢は、私は知りません。知ろうと思わない。
でも、こと行橋市政に関しては、私は徳永議員がやっていることがおかしいとは少しも思わない。
ボッチくんの質疑を見てもそう思います。
議会の報告会にも出られないほど、彼のやっていることは薄っぺらい。
彼自身は、「私は報告会には出ないことにしている」なんて言ってますけどね、
出て報告するほどの成果を彼は出していない。
だって、「うちのそばのドブ川のヘドロを、市が勝手に処分した!返せ!!」なんて議会で言っちゃう人です。
恥ずかしくないですか?


でね、2016年9月12日に出された決議案です。
提出者は、徳永議員、二保議員、大野議員、藤木議員。
案の作成に携わったのは、議会事務局長さん。

最初はこんな感じ。


9月8日に行橋市役所に脅迫の電話があった。
この事により、市民に対し、また市当局や議会においても多大な迷惑を及ぼした。
この「脅迫事件」は決して許されるべきものではない。
これは、小坪慎也議員が平成28年4月に熊本地震が発生した際、
差別的に捉えられるSNSでの意見発表を行ったことを発端としている。


この後、公人としてちゃんとしなさいよ!というお説教があるんですけどね。
賛成したのは、共産党2人、市民の会7人、桜乃会3人、全部で12人。



で、ボッチくんは今回の訴状の中でどんな主張をしているかと言うと、
脅迫事件の元になったのは、熊本地震の際の「井戸に毒」のiRONNAの記事であって、
SNSではない、ということなんです。
ホント?
私ブロックされてるからその当時のツイッターとか見れないんですけど、
当時のブログで関連しそうなのはこのへんなんですよ。
で、ツイッターでこの記事にリンク貼ってたりしたら、SNSで意見発表したのと同等になるんじゃないのかな?
iRONNAにこんな記事を掲載しましたってツイッターやフェイスブックで言ったら、どうなんだろう?
見た人は、ポチッとするんじゃないかな?
更に言うとね、ボッチくんはタイトルを書き換えられた、自分には著作権がないって主張してるんですけど、
産経デジタルが運営しているiRONNAが、記事のタイトルを書き換えるとは思えない。
それこそ、産経デジタルの威信に関わるんじゃないの?
記事の元データがあるんだったら、書証として出せるよね?
産経デジタルの方にも、データが残ってるはずです。
それは、ボッチくんにとっても徳永議員にとっても大きな証拠となりうる。


本質を見抜くためには、最初から辿らなきゃいけないと思うんです。
爆破予告の少年は、何を持って、いつボッチくんをヘイト議員と認識したのか。
それによって、ボッチくんの主張が通るのかどうかが変わってくるのかもしれません。


今回の裁判の「バタフライ」は、徳永議員が決議案を作ったこと、ボッチくんのSNSにいつ何が書いてあったかということと、
その爆破予告少年の、ボッチ君を「ヘイト議員」として認識した時期にあるのかもしれませんね。


そして、一番のバタフライは、彼があの家に生まれたことかもしれません。