goo blog サービス終了のお知らせ 

凸っちゃおっかなー

聞かなきゃわかんないことって多いよねー。 コメント承認制です。

お知らせ

2025-06-30 13:30:42 | 日記
gooブログ終了につき、お引越ししました
terumisatoh.hatenablog.com
です
画像データまで移転できるので、はてなブログへ。

本当はこのまま消え去ろうと思っていたのですが、未だに
余命と小坪氏の件でたどり着く方がいるので、
データのみ残すことにしました。


今までありがとうございました。

20130917・お筆先最終回

2025-05-12 22:27:17 | 日記
****


本棚の中を歩いていると
いかに楽になれるかという本ばかり
並んでいました

そういった本だけでものすごい量

私は
一瞬気分が悪くなりました


休みはたくさんほしい
家族でちょくちょく旅行に行きたい
楽して決まったお給金よりお金が入る
おいしいはなしをさがす
つらいのは嫌


そんな声と

自分は不幸でかわいそう
だれかなんとかしてくれという声

生きるということは難題ばかり
難題の無い人生なんて


そう思ったとたん



いま
終末期
世紀末
弥勒の世

と声がしました




ひとは
なにかおおきな事件
事故
災害を世紀末、終末期、弥勒の世と言いたがる

これこそ、
弥勒の世
世直しの最中

ひとはかみをかるくあつかい
ぜいたくな祈りはなんびゃくももっている
100円なげて
いのってわすれる

これが弥勒
世直し
金神の再来

菩薩が
笑っている

いまが
終末期である

これ以上悪いことがあるという事ではなく
人の心が
しんでいく

これこそ
終末

畏み
畏怖しなさい

無力な自分をうけいれ
努力と
忍耐を学ぶものだけが
この終末を乗り切る

理屈では
わからない事が
おきる前兆である

滅多にない事が
おきる
前兆である


こころして
弥勒をあじわい

自分をみつめる事と
自分をおいつめる事はちがう

責任をはたし
粛々といきるもののみ


天上を堪能できる

やまいにくるしむもの
こどくになやむもの
みな
かおをあげ
自分の責任をはたすこと

終末は
目に見えないものである

本などに
答えなく
心にこたえあり

こたえはひとの数だけある

こころしなさい


*****


20130905

2025-05-11 18:14:24 | 日記
****


立派な事をいう人を一番に疑いなさい

背広を来て
首を傾げるようなところに
豪華な家を建てて住まい
豪華な車に乗り
理想を並べる人を
疑いなさい

原子のちからはみつけられてから
使われるに
きまっている

つかわないように叫ぶより
どうやって使うか
かんがえなさい

どうやって
つかう方法を決めるのか
かんがえなさい


ひとは何があっても
どうなろうとも
子孫を残し
歴史を刻む

砂粒を砂浜に並べるような人生でも
それこそ
人の人生であり
人の役割である

大きな出来事を待ち望むものは
自分の出来事を増やしなさい

世の中の推移にあれこれかんがえるのなら
自分の心の推移に思いをめぐらせなさい

時に心の整理は必要であり
それが出来るものだけが
生き残れよう


このくには孤立しそうで
しない

それはおおきなうねりにまけないものが眠っているからであり
それはひとの知る由もないものである


大きな星がおちる
そのとき
隣人が
人か
人でなしか
わかるだろう


幼女が走る
長い廊下の先に
牛がいる

ピカピカに磨かれた床に
美しい牛がいる

幼女はその牛をじっとみつめる


少女が心を宙に向けるとき
そこに
豹がいる

毛艶の荒々しい
野生の脂のにおいのする
豹がいる

少女は豹にそっとさわる

豹はのどを鳴らして
少女に甘えた


女が草を見つめているとき
鷹が降りる

4方向にそれぞれに
鷹がおりる

砂漠の女は言った
can you love me?

鷹はとどまった




薄衣の
透けて見える
乳房の桃の
ゆれて
ゆれるは
おとこのこころ

いつどきも
おとことおんなは
こうして
時間をつなげていくことになる


人を試せば試される

あなたがたは
人を試しすぎている

だから
自分が試されている事に気づいた時
わあわあと
騒ぐのだ


終末の中にいる折
終末はわれらにおいつかず
このまま
かけぬけて
おいつかれないよう
走りなさい


この国が不満なら
外国に移住すれば良ろしい
この国にいる間は
嘘でも
この国を憂い守らなければいけない
それはどこの国に行っても同じ


わたしの道具を助けたものに
数倍もの礼をしてきた
それはこれからもすることになる

挑むもの
しっぺ返しがあるだろう


巫女結の
後髪切り
歌媛の
舞媛の


水たたえる神舞を
二度と
踊れぬ
その足に
桃の花
緋木蓮
咲くという

藍で染めた髪
ざくりと切り
畜生の骨と埋める


生贄は
すこしずつ
竹林から頂こう



*****

20130901

2025-05-10 21:24:10 | 日記
****


笛吹き男は
何人いる?

くににまもられた
愛国主義をかたり
音頭とり
まつりだ
みこしだ

かつぎあげられ
満足気にほくそえむ

終末期をたずねたものがいたが
それはもう起きている
きづかないように
おきている

あなたがたが
そういった本や
講座にでかける事が
終末期への
サイン
である


殿上人をさげすみ
それでもいまだ
汚濁に光をみいだせぬやつらの
美酒の時代は
4つ足機械の巨大工場のあるあたりから
崩壊する


終末期は
滅びではなく
再生である


わたしは嘘をつくだろう
ほんとうのことにあなたがたは
とてもたえられない


本当かどうか
自身の勘をしんじなさい

だれかのせいにし
だれかにすがるもの
再生できず

かね離れが汚いもの
浮かぶ事なし


生き残りたいなら
己を見つけ
己を認め
己を大切にすること
それのみである


青は桃の中にも
かくれており
赤の衣をはぎ取らずとも
桃の衣をきて
騙せば良いだけの事


われわれのくには
青い衣のくに
藍のくに
そして
桃のくに

しょうじきに
青を纏う必要はない


税をおさめない
おろかなチンドン屋
そうそうにたちさる算段をすべきだろう
これはどこにも逃げられないという
これからの
本当の終末にかかわること


笛吹き男に
酔いしれて
電視にあやつられる
思考のとまったもの

「自分で招き入れた不幸」を
取り去るのは
「自分の勇気」という引き金しかない


過日
わたしのしもべを
悲しませたもの
とあるホテルで手をくじき
あるものは
どんどんと病進行するのみとなり

わたしの
道具達を小馬鹿にするもの
そのみかえりは
たっぷりと
差し上げることとなる



戦争ごっこは
わらえない



****

20130712

2025-05-08 23:45:47 | 日記
十六の観音像というのは、清凉寺の国宝だと思われます。
中国渡りの十六羅漢像は、これしかありません。
いろいろ調べた結果、桐の紋、男児を産んだなどから豊臣秀頼の側室、
国松の母親ではないかということになりました。


***


狭い細い
下人が使う建物と建物をつなぐような小路に
石で堀った桐の紋が飛び石のようにしつらえてあり
場所によってはすり減り、
場所によっては苔むし
場所によっては欠けていた


子供をうんでから
かのひとは
狭い家と庭に囲まれたが
水場の無い
不便なところに
押し込まれていた

一件大事に
されているようで
本当は
かくされ
疎ましがられているのではないかと
かのひとは
ひび
心を病んでいった


おとこのこを生んだときいたが
抱いたこともなく
ただただ倦怠感だけがのこり
全身が殴られた様に
だるいのだった


愛情もとより
これしか生きる道がない結婚であったし
幸い相手は愛情深いひとだった

相手も運命を受け入れる覚悟があるからか
かのひとに優しく接してくれた
同じ匂いのするひとだ

かのひとは思ったものだった

その御仁も
忙しさが増しているようで
これから
手をとりあい
心を通わせ
夫婦である事をたしかめていけたらと
かのひとは願っていたのだが
それは
あっという間に手から溢れた

縁側に座り
庭をみると桐の彫られた石が
ポンポンと敷いてあり
下人の若い娘が仕事の合間に
それを楽しそうに飛んでみせた

かのひとは
素朴な人柄だったので
下人に大層
好かれ懐かれ
たったひとりで寂しいという事はなかったが
あるいっていの話を越えると
みな
死んだ貝のように煮ても焼いても口を開かない

じれったく思うと同時に正直で忠誠な人たちなのだとかのひとは自分に言い聞かせた



毎朝
真新しい麻の襦袢に着替え
髪も整えてもらう
襦袢姿で床の横に座り時間を持て余すのは
よくない事を考えるのに
ちょうど良い環境であった

あるひ
ざわざわと
下人がそわそわしているのを
よびとめ
何があったのかと
尋ねた


おやかたさまが
裏門から出かけられるって
急に決まりまして
それで
周囲が反対しているとかで


何があったのかわからないけれど
なにかがあったよう

かのひとは
わたしには関係の無い事と
庭に立ち
鳥や虫をみていた

こうやって
いつまでも
ときだけが過ぎて行くか

きれいな着物を着
あの同じ匂いの男性とあう事も無いのだろう

たまに見える美しい着物の影に
うらやましさを感じるも
自分にはどうにも出来ないと
あきらめて
針箱を出し小さな細工の途中をはじめた

これは刺繍であり
針は禁忌という中
特に数を報告する事で許してもらえた


桐紋をうつくしい絹糸で
刺したものをいくつもいくつも
おわたししてほしいと
たのんできたが
おそらく
火の中に投じられたであろう


ざわめきが近くなり
なんとはなしに
虫の知らせで
かのひとは
羽織るものを探し
ふさわしいものも持たされなかったので
薄絹をふわりとさせて

殿方に見られないよう
顔をかくす支度をした

なんとはなく
そうした方が良いと思ったからである

まだ生きているのかと
罵られるのが関の山


哀しい思いがめぐる間もなく
猛々しい足音が響き渡る

尋常ではない

戸の影に隠れようも
見つかるのは見えており
わたしは死んで喜ばれるのだから
進んで背中を差し出しましょう

針箱を片付け
髪を解き直す


荒々しい空気が近付いてくる


女の何かを制する声が遠くでする

何かが起こり
わたしは今日死ぬのかもしれない



庭に目を落とすと
そこに殿方が立っていた

上へ見上げていくと

殿であった

心乱れている様子で
かのひとをみひらいた目でみて
心の底から驚いているような
なにか
この世のものではないものをみるような目で
じっとまばたきもわすれ
みつめている


もし
御用でありましょうか

ぽそりとかのひとが言うと



生きておったか

と殿は言った


訳のわからぬかのひとは

生きております
と細く答えた


ずんずんと殿は近寄り
手首をぐいと握った

本当だ
生きている

疲れた顔が一層疲れた顔になり
瞳から涙がぼとぼとと
おち
何か吐き出せないものを
吐き出そうとしているように見えた


申し訳なかった
あなたは死んだと聞いていたので
一度もねぎらう事もなく
男児を産んでくれたのに
何もせずに申し訳なかった

男は泣きに泣いた


私が死んでいた方が都合がよい事があったのでしょう
殿が辛く思う事ではございません
人というのは
そういう事をすると聞いた事があります
都合が悪いものを隠したり
殺したり
それもまた運命ではないでしょうか


その頃には多くのものが庭に入いり
殿は人目はばからず
かのひとを
折れんばかりに抱きしめて泣いた
申し訳ない
申し訳ない


そればかり


あなたは死んだとか
比丘尼になったとか
そんな話しか聞こえてこず
心配していた

この紋の手はあなたしかいないと
ずっと仏に祈っていた
山から僧侶も呼び寄せ
祈らせた

よかった
本当に
よかった


どうして居場所が解ったのですか
ここは誰からも忘れられたところ


修験のものがそう言ったのだ
桃の木が植えてある庭
稲荷あるところ

ここしか無いと聞いた


時間が止まっているようだった



後で
方の悪いところに
かのひとを閉じ込めたという
話がひろまったという

誰が指図をしたのか
最後迄解らなかったと
聞き及ぶ


わたしは
あの日から
小さな稲荷の祠を大事に
大事に
人に任せず
お奉り申し上げている


わたしの新しい住まいには
唐からきた十六の観音という絵が
飾られている


そう
かのひとは
昔話を
するように言った



敵とおぼしき人物は
親しいものの中にいることもある
気付いた時の衝撃はいかなるものか計り知れぬが
きちんと後片付けが出来れば
たいしたものであろう


人は
罪深く
それゆえ
人であり
仏や神にはなれぬのだ

なれぬものに
祈り
幸せを請うのは
人として
普通の事である

観音と
羅漢の繋がり



殿様の護国寺は
奥の院が神奉り
手前に寺を配しているという



*****