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青天を衝くー渋沢栄一の生涯 新型コロナウイルスを歴史に学ぶ

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武者小路実篤の絵の師斎藤徳三郎の生涯(6)

2018年01月04日 | 斎藤徳三郎の生涯

斎藤徳三郎と椿貞雄

 昭和33年「斎藤徳三郎、棟方志功二人展」に寄せて国画会会員椿貞雄が寄稿している。

◎山形出身の椿貞雄作「柿之図」

◎椿貞雄作「童女像」

「斎藤が二十年振りにひょっこり現れた。茨城の奥で田畑を耕している。日本橋魚川岸生れの彼が、すっかり百姓親爺になったのには一寸驚いたが、彼にはそういう性格が前からあったので、新しき村の最初の会員で九州へ武者さんについていったのでもわかる。その頃から絵を書いていたわけだが、その後筆を捨てる事ができなかったのはよくわかるし嬉しいことだ。

 斎藤の処へ行って彼の百姓生活を見て又彼の人格的進歩に驚いている。

 こんど個展を開催すると云うその意気や甚だよろしい。彼の仕事は勿論今後にかかっている。個展は自己反省だ。これを出発点として大いに努力して貰いたい。斎藤独特の仕事が生まれるのを心から祈っているわけだ。」

 ◎斎藤徳三郎




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