「テラ・ドーム」日記

にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」でのできごとや、日本へそ公園内の自然、天文現象などを紹介します。

梅雨空の部分日食

2020-06-21 18:26:35 | 日記

去年は日食が2回見られるチャンスがあり、観望会を予定。しかし、あいにくの空模様で満足できない結果に終わっていました。

今日の部分日食はかなり期待して準備してきました。新型コロナ感染拡大防止の上で、最小限の取組にとどめ、来館者にご覧いただく程度にしました。しかし、ある程度は見えたものの、満足感からいえば今一つといったところでした。梅雨空はきびしいですね。

そんな中から,今日の様子を少しだけご紹介します。

玄関前に設置したリアルタイム中継画像です。

 

屋上ではサイエンス講座生の皆さんの観測会がありました。

 

わたしが撮った写真です。

 

天文台では望遠鏡を太陽に向けて観測会をしました。ご覧になった方から歓声が上がっていました。

晴れていればピンホールを通した太陽像をご覧いただけたのですが。残念! 下写真は晴れた日の太陽画像です。うまくいけば、すべての太陽像が日食の形で投影できていたはずなのです。

 

10年後の日食に期待しましょう。

 

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キタキチョウ、2化に入る

2020-06-19 17:02:37 | 日記

ほんの少し雨が降るなか、メドハギでキタキチョウの卵を採取。これは今夏成虫になった個体が産み付けたもの。2化めに入ったのです。

 

複数の卵が付いた茎も。

 

昨日と今日は雨模様だったので、産付日は2、3日前だったと思われます。

 

卵を横向きにして長さを測りました。1mmあまり。

 

孵化が見届けられたら、本ページで報告します。

明日は「土曜ちょこっとサイエンス」を行います。ご来館ください。

 

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梅雨の晴れ間

2020-06-17 14:50:46 | 日記

晴れ渡りました。きれいな空と雲。最高気温は29.1℃。

 

草刈りが終わった山の斜面でアオメアブの羽音が響いていました。

 

ベニシジミがそっと吸蜜。受粉にはちっとも貢献せず。

 

ツバメシジミは産卵場所の見定めでしょうか。

 

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これは珍しい! コガタノミズアブ

2020-06-17 10:49:18 | 日記

当科学館玄関前に生垣があり、その間からニセアカシアが伸びて葉を広げています。そこに珍しいコガタノミズアブがとまっていました。黄緑色の体が特徴的です。

 

めったに見られないハエのなかまです。わたしにとっても二度目の出合いです。

 

惜しくも、これ以上近づいて撮影できませんでした。

兵庫県立人と自然の博物館発信による情報を原文通り引用させいただき、どれほど珍しいかをお伝えします。

コガタノミズアブ Odontomyia garatas Walker
【重要性】京都府:絶滅危惧種;三重県:絶滅危惧II類.
【文献記録】篠山 (Nagatomi,1977b);尼崎市大庄西町 (新家,1989).
【生態等】主に湿地や水田に生息し,幼虫は水生 (京都府,2002).
【備考】別名コガタミズアブ.
【現状】かつては水田,湿地から市街地までで普通にみられた種であったが,全国的に個体数が減少している.水質の変化,水田における薬剤の散布等が原因と考えられている (三重県,2006).兵庫県内からは,近年の記録はないようである.

つまり、本県でも極めて珍しい目撃例ということになります。本市に生息していることをうれしく思います。

 

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スタッフのスナップ写真展開催中

2020-06-14 16:55:19 | 日記

今、スタッフが公園内で撮った自然写真を展示しています。この展示は、予定していた写真展がこの度の感染症拡大の影響で延期を余儀なくされたため、急きょ企画したものです。

全員が数点ずつ出展。銘打って、『へそ公園でみぃつけた‼』。

 

花も昆虫も、天文もあります。額はなし。写真なので仕上がりはもう一つですが、公園での観察の参考になるのではないかと思います。

 

お越しの節は、ご覧ください。

 

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