当科学館玄関前に生垣があり、その間からニセアカシアが伸びて葉を広げています。そこに珍しいコガタノミズアブがとまっていました。黄緑色の体が特徴的です。
めったに見られないハエのなかまです。わたしにとっても二度目の出合いです。
惜しくも、これ以上近づいて撮影できませんでした。
兵庫県立人と自然の博物館発信による情報を原文通り引用させいただき、どれほど珍しいかをお伝えします。
コガタノミズアブ Odontomyia garatas Walker
【重要性】京都府:絶滅危惧種;三重県:絶滅危惧II類.
【文献記録】篠山 (Nagatomi,1977b);尼崎市大庄西町 (新家,1989).
【生態等】主に湿地や水田に生息し,幼虫は水生 (京都府,2002).
【備考】別名コガタミズアブ.
【現状】かつては水田,湿地から市街地までで普通にみられた種であったが,全国的に個体数が減少している.水質の変化,水田における薬剤の散布等が原因と考えられている (三重県,2006).兵庫県内からは,近年の記録はないようである.
つまり、本県でも極めて珍しい目撃例ということになります。本市に生息していることをうれしく思います。
(h)