秋の澄み切った空は心地よいものです。その向こうの宇宙がちょっぴり見えたときは、わくわくしてきます。
午後、大型望遠鏡で一等星ベガを見ました。こと座のいわゆる“おりひめ星”で、夏の大三角をかたちづくる星の一つです。それがキラキラ光ってダイヤモンドのよう。地球からの距離は26光年。26年前に出た光が今地上に届いたのですね。接眼レンズで覗き見たときの驚きは、どなたにも共通しているようです。
昼間、一等星・金星・太陽が見える、というのが本館の目玉です。
真っ青に晴れ渡った一日でした。八日山の向こうに日が沈んでいきます。
太陽望遠鏡の覆い屋根の向こうに沈んでいきます。
へそ公園から人の声がどんどん減っていきます。公園の夜が始まります。
(h)