金星は望遠鏡で見ると、見る時期によって大きさと形が変化します。
今年の4月から11月までの一月ごとの変化をご覧ください。
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
だんだん小さくなって、丸みを帯びてきていますね。これは、金星が太陽の周りを巡る惑星だからです。地球も太陽の周りをめぐっていますが、金星よりも太陽の周りを一周するのにたくさん日数がかかります。
地球から見ると金星は太陽の方向にあり、太陽と地球の間に見えて近い時期から、だんだん地球を置いてけぼりにして離れていき、太陽の向こう側にいってしまう遠い時期を経て、また太陽の向こう側から回り込み少しずつ地球に追いついてきて近づき、再び太陽と地球の間に戻ってくるように見えます。
惑星が太陽の周りを巡る位置の変化が、地上から見ると大きさと形の変化として捉えられる、ということなのです。
テラ・ドームの天文台では、お昼の天体観測で14時の回までは、良い条件でご覧いただけます。(※12月の上旬を過ぎると、太陽に近くなりますのでしばらくの間観測はお休みになり、別の天体をご覧いただきます。)
written by A