89歳の日々

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黒海のんびり2週間クルーズ(2) イスタンブール

2008-10-05 00:00:00 | 海外旅行
           2日目・イスタンブール・ブルーモスク

 「テンダーって何?」では下りられない!
 2日目に夕方、船はイスタンブールに着岸する。テンダー(はしけの船)に乗る順番の札を貰うように船内放送があったのが、聞き取れない。第一にテンダーの単語を知らないのでは、どうしょうもないですね。

 早く下りる積りが遅くなる。1000人位の人が150人乗りの船に乗り換えて上陸するので時間がかかる訳だ。タクシーは10∈位で旧市街まで行くとのことで、何とか交渉成立して行く。一々面倒な事です。

 感激の旧市街のモスク
 丁度満月の夜で、夕暮れの空はフエルトのような柔らかい紺青で、巨大な白いモスクがそびえている。白亜のモスクの金色の飾りが、濃紺の空に輝いている。吸い込まれるようにブルーモスクを見上げた。

 隣のアヤソフィアは6世紀の素晴らしい建築で、献堂式の日「ソロモンよ、我は汝に勝てり」とユスチニアヌス1世は叫んだと言われる。見事なモザイク画が その後、次々と絵描かれたのを以前見た事が思い出された。
 妹は地下宮殿を見に行ってこれにも感激している。

(16年年前にトルコを夫婦で訪れた時は、1泊目はペラパレスホテルを予約し、そこで集会するロータリアンにfaxで「案内していただけないか」と連絡しておいた。ここは19世紀に作られたホテルで、ベッドなども映画に出てくるような金属の飾りの付いたクラシック形で、豪華なブッフェの朝食には様々なトルコ料理が並んだ。
 アガサ・クリステイが失踪して発見されたホテルでもあり、彼女の部屋や、ケマル・パシャのデラックスな部屋も見せて貰った。

 私共を待っていて下さったロータリアンの素敵な男性は、まず夕暮れのガラタタワーに案内して下さった。ベリーダンスなどしている場所通り過ぎて、ジェノバ人が14世紀に作ったこの塔の上からの眺めは,川霧の中に、ミナレットに飾られた沢山のモスクがライトアップされ、幻想の世界のようだった。

 次に彼は、水中に大理石の大きなメズサの頭部がある地下宮殿に案内して下さり、トルコ男性のセンスの良さに感心したものだった。有能なビジネスマンで日本の会社の事などにも精通していられた)

 今回は船から下りて、小さいモスクや旧市街をあちこち歩いて、又タクシーと散々交渉して、10∈で船に帰る、夫は面倒くさがって「高くてもたいした事がないよ」と言うが妹と私は執念深くかけあう。それでも外人価格と思うから。(実際、次の日は5∈でOKと言われた)

今日は、朝食も夕食も、ドイツ人たちと同席した。
朝は銀行勤めの背の高い男性と同僚の夫妻。奥さんは日本語を習った人で、少し話す。
背の高い男性はイスタンブールも電車などで回ると言っていた。この船は食事もサービスも良いので何度も乗っているそう。夫妻は妹と同じくイスタンブールも初めてなのでツアーで回るとの事。

夕食は違うドイツ人男性と幼友達のチリの男性。男性2人は女性2人より珍しい感じ。髪のきれいな米国夫人と彼女の3度目の夫は若いインテリアデザイナー。


       クルージング(3日目)終日イスタンブール

 乗船3日目妹は、早朝からオプションの「イスタンブール終日ツアー」に出かける.その後私共は、銀行で日本円からユーロに変えようするが、ドルとユーロしか扱わない。ATCでユーロを下ろす。

 旧市街をあちこちぶらぶらする。16年前に泊まったホテル・イエシルイブ(緑に館)が懐かしくて行ってみると、相変わらず結構流行っていて、小さな中庭でチョコレートを飲む。それほど特別な宿でもないのだが、昔の家を作り変え、骨董など使っているのを宣伝しているのが成功している。

 庭では白いテーブルクロスをかけ、団体の昼食の用意をしていたが、後で聞いたら私共の船からのツアーは此処で昼食を取ったとの事。妹たちのコースはイスラムのシラガンパレス・ホテルでデラックスな昼食を取るようだ。

(そのシラガンパレス・ホテルにも以前来た時に泊まった。ボスホラスに面したお庭の沢山のろうそくに照らされたブッフエスタイルの夜食をトルコのロータリアンをお礼に招いた。
建築やインテリアが好きなのでイスタンブールの素敵なホテルは思い出に残っている。)
 
 グランバザールや絨毯屋をのぞいたりしながら着いたスルタンベヤズイット・ジャーミーでは、1列に並んだ蛇口から信者は顔から手などをきれいに洗っている。その前のレストランでケバブに松の実のいためご飯、ライスプデイングなど、此処は本当に美味しいかった。
 
 近くのイスタンブール大学を通ったら、授業が始まるまで教室に入れないそうで(?)生徒が教室の前に群がっていた。可愛い女子生徒に道を聞くと、親切にずっと案内して下さった。1年生で英語が中々大変そうで、何しろ専攻を聞いても英語で言えず、こちらあれこれが言うと「あ!それそれ」。彼女の言うそれは政治学でした。

 (前回は訪れたトプカピ宮殿には、元から明代にかけての最も美しい染付の大皿などの世界で最大のコレクションがある。中庭にある考古学博物館には、BC350年代に作られた大理石の大きな石棺はその彫刻にアレキサンダーの若々しい乗馬姿が描かれ彼の石棺と言われる?。

 そのほか、1453年にメフメット2世が艦隊を陸揚げしてこの町を陥落させた坂道を探したり、その時使った太い鎖を軍事博物館で見付けたりした。其処ではドラマ「阿修羅のごとく」でのトルコの軍隊の曲が演奏されていた事を思い出す。)

  ドルマバッチエ宮殿を回って、船に帰る。

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