シートポストに収められたバッテリーに送電したりバッテリーから電力を取り出したりする配線をフレーム内に這わせます。
これも苦戦しそうです。
まずはヘッドベアリングのロア側を取り外しFフォークのコラムに通しておきます。
配線はいきなり通そうとしても通らないのでタコ糸をガイド糸として通します。
まずはバッテリーからヘッドチューブまで。
適当な重り(ナットにしました)をタコ糸で縛ってシートチューブを通します。
ダウンチューブを通ってヘッドチューブへ
アッサリ通りました。
コラムとヘッドベアリングとの関係で配線を通しても作業できないのでトップチューブ内に逃がしてこのまま次の作業までおいておきます。
Fフォーク内にリード糸を通します。
応力が少ないアルミ地の部分に穴を開けてピアノ線でつつきまくります。
おお!奇跡的に貫通しました。
ピアノ線にタコ糸を瞬間接着剤で貼り付けてピアノ線を抜きます。
代わりにタコ糸が貫通です。
貫通したタコ糸に配線を接着してタコ糸を抜き配線を通します。
瞬間接着剤のゼリー状を使ってます。
コツはライターで炙ってガッチリ固めることですね。
貫通しました。
抜け防止のため、コブを作っておきます。
コラム内を配線が貫通しました。
もう一度確認します。
ハブダイナモからコラム内で2又に別れた配線はE-WERKとスマホ用バッテリー充電器に接続されます。
両方はコラム内で結線され、E-WERK用の配線はコラムとヘッドチューブを貫通した穴から入出力線と共に出る事になります。
なのでまずはヘッドチューブとコラムに穴を開けます。
E-WERKの操作性と配線の取り回しを考えてヘッドチューブ側はここに穴を。
コラム側はこの辺りに穴を開けます。
コラム上端からの距離を測っておきます。
穴の高さが違うのはハンドルを切った際の配線の動きを最小限にして断線を避ける工夫のためです。
開けました。
なんか勇気のいる作業でした
コラムの配線を開けた穴から出し、少々戻して分岐する位置を出した後被膜を剥いてスマホ用充電装置に結線します。
続いてコラムから出ているハブダイナモからE-WERKへの線に戻りの配線を束ねて行きます。
ここが配線の重要なポイント。
熱収縮チューブを断続的に通しておきます。
配線はW線で綺麗に束ねてますから束ねたW線をコラムに4周ほど巻きつけます。
巻き付けた時に内側と外側の配線の長さの違いを上手く活用して巻きグセがつくように調節しながら熱収縮チューブを炙って固定します。
つまり、ハンドルを切った際の配線の動きをコラムに巻きついたり緩まったりする動きに変換することで配線の動きを最小限にして断線を防ぐのです。
巻き数が多いほど配線の動きは小さくなります。
バッテリーのガイドタコ糸をヘッドチューブから取り出して配線に結びフレーム内に配線します。
バッテリーのコネクターの極性を間違えないようにコネクターをシートチューブ側からの配線に接続します。
ヘッドチューブにFフォークを通します。
作業性が良くなるように出来るだけ上端でステムで固定します。
ヘッドチューブ外側からE-WERK入出力用の配線を入れハブダイナモからはE-WERKの入力側に、E-WERKの出力側はバッテリーからの配線とコラム内に再び戻る配線につなぎます。
テスターで導通とショートのチェック。
全てOK!
ヘッドベアリングのロア側を圧入します。
7.3FXのロア側ベアリングは簡単に入ることが分かったから今回の作業が出来たとも言えます。
圧入がいらないインテグラルヘッドでもできるでしょうがヘッドチューブの長さが短いのでなんとも言えません。
ただ一つ言えることは
「もうやりたくない」ってことと、トライ&エラーを繰り返しているうちに雪がとけてしまったこと。
早く組まねば。
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