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ロードバイクの変速調整方法 日常編

2014-05-14 08:21:08 | トランスミッション関連

ディレイラーの初期設定で写真を多用したんですが、ディレイラー部分のごちゃごちゃしたところで隙間が0~0.5mmなんて見えるはずが無いんですね。
で、作画などもともとパソコンには疎い私には無理なので詳しい説明などできるはずがない。

困った末に日常簡単にできる調整方法ないかな?って思ったので書いておこうと思います。
ロードバイク新車を購入されてすぐに「変速が変だ。うまく変速しない」と仰る方が私の身の回りにも多数いらっしゃいます。
これはインナーケーブルも新品で、組み上げた直後から引っ張り応力がかかってどうしても伸びてくるので、変速が狂ってくるんですね。
または気温でケーブルとフレームの膨張率が当然違いますから朝昼・昼夜で変速が狂ってくるのも当然なんです。
致し方ない。

日常変速調整はユーザーが調整するものと販売店は当然思ってますし、販売時に説明はするもののオーナーは目の前にあるピッカピカの新車に心踊っちゃって乗りたくてこれからのロードバイクライフに夢見ちゃって説明なんて耳に入らない。
入っても忘れちゃう。
当の私が体験してますから間違いないw

これはしょうがないんですな。
ある意味当然の心理。
で、ウキウキで乗ってはみるものの、または触りたくてしょうがない心理ゆえ、クランクを回さずにシフト操作してインナーケーブルを伸ばして一発で変速不調に陥るwんです。

そんな人のためになる変速調整。
ぜひ御活用ください。

まずは用語集
リヤディレイラーです。
指でつまんでいるのがケーブルアジャスティングボルトと言います。
ケーブルの長さを変えることで調整します。
私はなぜかケーブルアジャストボルトと言ってしまいますが。


フロントディレイラーです。
フロントディレイラーにはケーブルアジャストボルトがありません。
リヤディレイラー制御のインナーケーブルがリヤディレイラー制御のそれよりも短いためとフロントの変速は2段しか無いので大雑把でも問題無いためです。
ケーブルの長さを変えて調整するには乗車姿勢で行えるフレーム側のケーブルアジャストボルトにて行います。
リヤディレイラー側の調整はここでもできますがあくまで微調整に止めましょう。じゃないとストロークが不足して、乗車中いざって時に調整幅がなくなっちゃいます。



アウターチェーンリング(アウター)
1番大きなギヤです。
1番重く踏んだらスピードが出るギヤ。
このギヤで信号などで止まったらスタートの時は往生します。


インナーチェーンリング(インナー)
1番小さなギヤです。
1番軽く登坂時に威力を発揮します。


画像はフロントトリプルですので真ん中のギヤはセンター、もしくはミドルと言います。

トップギヤ(トップ)
1番小さいギヤ。ペダルを踏んだ時に1番重たいギヤです。


ローギヤ(ロー)
1番大きいギヤ。ペダルを踏んだ時に
1番軽いギヤです。


これらのギヤを組み合わせて速度や踏力を調節します。
で、「前が1番大きなギヤで後ろが1番小さなギヤ」を説明する時に長いので便宜上「アウター・トップ」と表現します。

ストロークアジャスティングスクリューと言います。
フロントディレイラー


リヤディレイラー

彼らはこれ以上外側、もしくは内側にディレイラーが移動するとチェーンがギヤから脱落しちゃって絡まって最悪転ぶ(落車)のを防ぐ働きをします。
御両親みたいな存在←言い過ぎか?

シフター
STIレバーとかSTIとかいろいろな呼び方されてます。
シマノトータルインテグレーションの略です。
スバルテクニカインターナショナルではありません。
どうでもいいですが。

画像は右のレバーでリヤディレイラーの制御をしています。
人差し指で示しているレバーがブレーキとローギヤ方向への変速、中指がトップギヤ側への変速レバーになります。

左のシフターはその逆で人差し指がアウター、中指のレバーがインナー方向への変速になります。

このシフターの操作ですがちょっとコツがありまして、ゆっくりブレーキレバーを倒していくと「カチッ」って感触があってさらに遊びの部分があります。
STIにおける変速動作ってのはこの遊びの部分も含めます。カチッだけではダメですよ~。
じゃないとギヤから常にカリカリと異音をたてながら走ることになります


では実際の調整に。
リヤディレイラー側
フロントチェーンリングは全てインナーです。

1.ローギヤ方向に変速する時にガガガガって言うだけで変速しない。
または変速しない。しにくい。
こんな時はケーブルアジャストボルトを反時計回りに1/4ずつ回します。
先ほども書きましたがシフターのカチッの次の遊びの部分まで動かしてからの話ですからね~。

2.トップギヤ方向に変速しにくい。
これは逆にケーブルアジャストボルトを時計回りに少しずつ回して変速した位置で止めます。
シフターの黒いレバーには遊びはありません。

この2つの調整を順番に行うと必然的にベストセッティングが出ます。たぶん

フロントディレイラーの調整
これは難しいんです。
2-3段しか無いんですけどトリム機能ってものがありますので。
で、冒頭に戻るのですが作画能力がありませんのでシマノさんのディーラーマニュアルをどうぞ
http://cycle.shimano.co.jp/media/techdocs/content/cycle/SI/Ultegra/SI_5LW0B/SI-5LW0B-001-00-JPN_v1_m56577569830754193.PDF ひとつひとつ落ち着いて行えば誰にでもできますがめんどくさがっちゃダメですw



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