３組のラブっぷりを堪能して『楢崎先生とまんじ君』

本日はシャレード新刊で

椹野道流さん『楢崎先生とまんじ君』
　工事現場でバイト中に突然倒れて運ばれた病院で理想的な顔立ちの
　人に出会った攻様。ろくに食べていない攻様を連れて食堂で食事を
　させた受様に、一目ぼれした攻様の一途な恋の行方とは？

『茨木さんと京橋君』の番外編的なお話で
「いばきょー」カップルの仲立ちをした
定食屋・まんぷく亭のアルバイトと
Ｋ医大付属病院消化器内科医とのお話です

本作の受様は
いばきょーシリーズの受様の先輩としてより
『右手にメス、左手に花束』シリーズで
主役カップルの同級生として登場しています。

本作は２組のカップルが攻様、受様それぞれに
二人の出会いから現在に至るまでの馴初めを
聞き出すという流れで進みます。

まずはいばきょーカップルを聞き手に
攻様から見た二人の出会いから初Ｈまでを
その後受様が留学から帰ってきて同居するまでを
受様がメス花カップル相手に語っております

「いばきょー」登場時は
既に同居も３年目というだった先輩カップルとして
役割分担もハッキリした二人ですが、
「いばきょー」「メス花」カップル同様、
読者的にも二人の馴初めはすごく気になってましたよ

今回、やっとその謎が明かされた訳ですが、
それぞれが語りとなって進むという展開は
話し手の正直な思いが出ている上に
それぞれの聞き手を変えた事によって
聞き手カップルのイチャイチャ振りも堪能できるという
美味しい楽しみもプラス
正に一粒でいろいろ美味しいお話です

椹野先生、すごい