朝六時からPark Slope Food Coopで三時間の労働。
会員制のスーパーマーケットで、会員は月一回程の労働が義務付けられる代わりに、安くて質の良いオーガニック食品を買える。
働いているのはほとんどが他の仕事を持つ近所の住民達。
Receivingセクションで、トラックで届けられた野菜をウォーク・イン冷蔵庫に運んで古い物と並び替える。
野菜の詰まった段ボール箱は結構重くて、なかなかの重労働だ。
撮影などと、ある意味浮き世離れした仕事をしていると、ついつい労働と言う事を実感できなくなって思い上がった考えを起こしそうになるから、ここでたまに働くのはとても良いと思う。
リンカーン・センターで大島渚の“少年”と、市川崑の“おとうと”を観る。
郷里に住む姉を思い出して、済まないような気持ちになる。