とりあえず、ドールに手を出すときにはアゾンに行けばいいんだな。
アゾンの転売屋対応:http://togetter.com/li/770661
よそ様のコメント欄で延々と持論を述べるのは格好良くないなあと。
正義について云々する向きがあるので、講義の種に仕立てれば面白いかな(なおサンデルの日本人向け講義でもダフ屋行為に関する一節があったので、それをパクもとい参照にすれば仕立てるのも楽)。
(相対的な)弱者対応に不備がある恐れがある、で叩く向きが散見されるが、それも「正義」をめぐる議論で解消可能なわけだ。
つまり、この場合
1) たまたま日本語が不得手で、店頭になんとか辿りつくことだけはできた外国人ファン
…がハネられる恐れがあるわけだが、そこまで対応しろというのは、私企業に対して無茶だろうと。
ここまでニッチな業界の(小さな)会社に、(たとえば)『お前たちはタガログ語対応していない! 差別だ! 企業としての社会的責任を果たせ!』とねじ込むのは、無茶。
2) たまたま日本語が不得手で、たまたまアゾンを見かけて”なんか萌え萌えきゅーんですてきっぽい!”と並んだ外国人の場合
…予約のお客さんを別あつかいするのは、差別ではないやな。一般購入客なので、特定の商品の予約者の列に入れる・入れたままなのは、予約客にとっても当の一般客にとっても不利益と想像される。
3) 遠方に住む友人(など)の代理…という人物を排除する恐れがある
「孫に言われてきたんですがノウ」というおばあちゃんを排除する恐れ。
…良心に従って対応すべきところであり、それゆえ、何の商品を予約する場面なのか明示する~説明する必要がある(現場ではそれが行われた)。ニッチ業界の私企業としては、正式な予約契約が誠実に履行されることを望むことが許されるだろう(いやニッチ企業でなくてもそうだが、ちっちゃい会社なので、ぶっちされるとすっごい痛いと思われる)。それゆえ、商品が確実に予約者(名義者)に購入されるよう、安全策をとるのは悪ではないだろう。
4) 弱者対応に善である
組織的転売者集団を排除することで列が整理され、スペースもそれなりに確保され、従って(たとえば)車椅子の客がいたとしてもその行動が多少なりとも可能となる、と期待できる。
なんかいいこと尽くめだな。
ダフ屋行為排除をよし、とするのが前提だけど、この前提は疑わずによいだろうし。
極小の可能性として
5) たまたま日本旅行中に当該商品の広告を見つけてべたぼれして、ぜひとも予約しようと志したが、日本語が不得手なせいでダフ屋集団と一緒くたに排除されちゃった
というのがありえるが、これは悲劇であるなあ。しかしまあ、ダフ屋集団が居なければ、多少ボクにだって対応のリソースを振ってくれただろうに!という怒りが想定され、やっぱり大規模ダフ屋さんが邪魔なことは、この場合も変わらないのではある。
…私なら、『国外発送はしてない? いや、してくれ! カネなら払う! 頼むぅううう!』と泣き落とすが。
いやまあ、ダフ屋行為が禁止されていながらも生き続けているのは、それなりのニーズがあってこそだろう。しかしそれは正常な商売のルートが強力に存在しているところで、ちまっとやっているからこそだ(野球場の入場券を想定すればいい―それは万の席のうちの数席に対して行われるだろう)。これが1万2千(適当)のなかの200とか800とかでは、いろいろと厳しい。
しかも、それが予約段階で行われたら?
予約券/権自体が転売され、それ独自の相場を持ったら?
株式市場か、それは。となると、大規模投資家の思いのままになる―と思いきや、追加生産が決定されると、最初期予約券/権の価値は暴落する。そしてその場合、生産会社はどれだけの製品を製作すればいいかわからず、不良在庫を抱えるリスクを抱え…って、それ、もう、予約ということの意味をなさない。
なので、並みの転売屋さん(地方のファンむけに、数件売りさばいて差額を稼ぐ)の完全排除まではできないとして、しかし組織的転売集団を排除するのは、実はふつうのファンだけでなく、並みの転売屋さんにとっても利益になる。こういう対応のおかげで、並みの転売屋さんは今までどおり小銭を稼ぐことが可能だし、一般のファンは欲しい商品を安定的に購入でき、会社も無駄な在庫を抱えたりすることなく生きていける。
ので、アゾンさんグッジョブ、としか。
アゾンの転売屋対応:http://togetter.com/li/770661
よそ様のコメント欄で延々と持論を述べるのは格好良くないなあと。
正義について云々する向きがあるので、講義の種に仕立てれば面白いかな(なおサンデルの日本人向け講義でもダフ屋行為に関する一節があったので、それをパクもとい参照にすれば仕立てるのも楽)。
(相対的な)弱者対応に不備がある恐れがある、で叩く向きが散見されるが、それも「正義」をめぐる議論で解消可能なわけだ。
つまり、この場合
1) たまたま日本語が不得手で、店頭になんとか辿りつくことだけはできた外国人ファン
…がハネられる恐れがあるわけだが、そこまで対応しろというのは、私企業に対して無茶だろうと。
ここまでニッチな業界の(小さな)会社に、(たとえば)『お前たちはタガログ語対応していない! 差別だ! 企業としての社会的責任を果たせ!』とねじ込むのは、無茶。
2) たまたま日本語が不得手で、たまたまアゾンを見かけて”なんか萌え萌えきゅーんですてきっぽい!”と並んだ外国人の場合
…予約のお客さんを別あつかいするのは、差別ではないやな。一般購入客なので、特定の商品の予約者の列に入れる・入れたままなのは、予約客にとっても当の一般客にとっても不利益と想像される。
3) 遠方に住む友人(など)の代理…という人物を排除する恐れがある
「孫に言われてきたんですがノウ」というおばあちゃんを排除する恐れ。
…良心に従って対応すべきところであり、それゆえ、何の商品を予約する場面なのか明示する~説明する必要がある(現場ではそれが行われた)。ニッチ業界の私企業としては、正式な予約契約が誠実に履行されることを望むことが許されるだろう(いやニッチ企業でなくてもそうだが、ちっちゃい会社なので、ぶっちされるとすっごい痛いと思われる)。それゆえ、商品が確実に予約者(名義者)に購入されるよう、安全策をとるのは悪ではないだろう。
4) 弱者対応に善である
組織的転売者集団を排除することで列が整理され、スペースもそれなりに確保され、従って(たとえば)車椅子の客がいたとしてもその行動が多少なりとも可能となる、と期待できる。
なんかいいこと尽くめだな。
ダフ屋行為排除をよし、とするのが前提だけど、この前提は疑わずによいだろうし。
極小の可能性として
5) たまたま日本旅行中に当該商品の広告を見つけてべたぼれして、ぜひとも予約しようと志したが、日本語が不得手なせいでダフ屋集団と一緒くたに排除されちゃった
というのがありえるが、これは悲劇であるなあ。しかしまあ、ダフ屋集団が居なければ、多少ボクにだって対応のリソースを振ってくれただろうに!という怒りが想定され、やっぱり大規模ダフ屋さんが邪魔なことは、この場合も変わらないのではある。
…私なら、『国外発送はしてない? いや、してくれ! カネなら払う! 頼むぅううう!』と泣き落とすが。
いやまあ、ダフ屋行為が禁止されていながらも生き続けているのは、それなりのニーズがあってこそだろう。しかしそれは正常な商売のルートが強力に存在しているところで、ちまっとやっているからこそだ(野球場の入場券を想定すればいい―それは万の席のうちの数席に対して行われるだろう)。これが1万2千(適当)のなかの200とか800とかでは、いろいろと厳しい。
しかも、それが予約段階で行われたら?
予約券/権自体が転売され、それ独自の相場を持ったら?
株式市場か、それは。となると、大規模投資家の思いのままになる―と思いきや、追加生産が決定されると、最初期予約券/権の価値は暴落する。そしてその場合、生産会社はどれだけの製品を製作すればいいかわからず、不良在庫を抱えるリスクを抱え…って、それ、もう、予約ということの意味をなさない。
なので、並みの転売屋さん(地方のファンむけに、数件売りさばいて差額を稼ぐ)の完全排除まではできないとして、しかし組織的転売集団を排除するのは、実はふつうのファンだけでなく、並みの転売屋さんにとっても利益になる。こういう対応のおかげで、並みの転売屋さんは今までどおり小銭を稼ぐことが可能だし、一般のファンは欲しい商品を安定的に購入でき、会社も無駄な在庫を抱えたりすることなく生きていける。
ので、アゾンさんグッジョブ、としか。
https://twitter.com/volks_doll/status/979273479164841984
…JRと同様、すぐさま増産でいいんじゃないだろうか。いや権利関係で即座に対応とはいかんだろうけれど。