マスコミ各社が調査して、セクハラの事実を確認できれば自分たちの失点になるし、確認できなければやはり失点になるので、絶対に調査しないでしょ。。
— rionaoki (@rionaoki) 2018年4月17日
それでも延々と出せ、出せと言ってきたら、あんなに愉快な随筆集が出てきたし(防衛省から)、書類のちまちました書き換えもすっかり明らかになるレベルで多様な証拠も出てきたのだから(財務省)、ここはマスコミも絞ればなにか出てくるのではあるまいか。
ともかく被害女性が(匿名で)確認できれば、あとは粛々と法律に従い規範に従って処理すればいい話になるわけであり、マスコミ各社は自社従業員の権利と尊厳を守る意味でも、さっさとやっちゃったほうが顔が立つだろう。従業員に対しても、社会に対しても。
…この際の「確認」とは、別にマスコミの前に実名顔出し記者会見して、延々無期限に人民裁判の晒し者になれという意味ではなく、中核的なプレイヤーが相互に事実確認・調査・裁判…が出来る状態になればいいだけのことなのであり。
被害女性の人権に配慮するというなら、マスコミ各社が紳士協定で「当該女性の個人情報は一切秘匿する」と決め、そのように行動すればよいだけのことである。
もしこれで、そういう成功事例ができれば、従来泣き寝入りであった人々が告発に動く動機を一つ作ることが出来るわけであり、この観点からも奨めたい。つまり、二次被害は、マスコミの軽い努力で十二分に阻止・抑止できるという実例を示すことができれば。
所属の報道機関が本人を守る鉄壁の態勢を構築しつつ社として名乗りを上げれば一瞬で決着する話なのに、そうならないというところがメディアの機能不全を象徴している。 https://t.co/iTdy1NhC1a
— @楽人 (あっとらくと) (@AttractiveMusic) 2018年4月17日
…ただまあ、この際、その二次被害の相当部分を全力で作ってきた当のプレイヤーがマスコミであったりもし、なんというか無いものねだりだなあとも。
また、自分がその被害者であったとして、自社上司に相談するかというと―いやあ、自分の個人情報が守られる気はしないのではないか。面白おかしくなぶりものにされる(※同僚・同業者たちに)と思えはしないだろうか…。
これはマスコミ各社のガバナンスの問題。自社の社員が取引先の役職者にセクハラされたとの申告に対応ができず、新潮に書かれた。ここで立て直すなら、マスコミ各社が男性含む社員に事実調査をして、セクハラの事実が確認できれば組織として財務省に申し入れるべき。個人を矢面に立たせてはならない。
— 寺町東子 (@teramachi_toko) 2018年4月16日
―いつも、組織の責任を、道義的にも任命権者・最終責任者―大臣だとか首相だとか―にとれ、と主導してきたマスコミである。ここは堂々と戦って欲しいところだが、それを信じてもらえないし、そもそも戦おうともしていないあたり、やはりマスコミ不信を助長する事例のひとつということになるものか。
これはこれで民主主義の危機なのである。メディアが信頼できない、というのは。
Buzzfeed 「お店の女性だったら許されるのか」財務省のセクハラ調査に野党議員が反発 2018/04/17 20:53
「福田氏が財務省の聴取に対して「時には女性が接客をしているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある」と釈明した点については、立憲民主党の阿部知子議員がこう批判した。
「お酒を売るような場所での女性への言葉遊びは許されるというのは、記者と他の女性を差別して階層化している。女性たちを差別化して、こういう女性だったらいいんだとやっていくことを私たちは許さない」」
1) そういう契約でお遊びを愉しむことになっている場所だぞ、そこは
1.1) それもそもそも許されるはずがない大罪ということになると、芸能人商売がほぼ全面的に成り立たなくなるが、ジャニーズ女子たちを全面的に敵に回す気合はあるか
2) 女性記者に、記者会見やその類似の場でセクハラかました大ばか者をさっさと処断しろ、という話であったはずが、キャバクラとかなんとかそういうところでの録音をトリミングしたものだという疑惑を突きつけられているわけで、その点をクリアしないと処断の方向性も打ち出せない。
2.1) 公的な場で堂々セクハラするボンクラと、微妙な時期に微妙な場所に遊びにいってアレ発言するという、例の中退女子高生デートクラブだかなんだかに出入りしていた元門下事務次官の同類かどうか、というのはだいぶ意味合いが違う。単なる性犯罪者と、単なるエロおやじとでは、待遇が違う。
3) 追及のためのネタの信頼性が問われているのでもあり、この点はそれなりのクリアを要する。
3.1) そうでないと、でっちあげでもなんでも証拠・証人に不備があってももし現物がなくても、疑惑スキャンダルを立てられた瞬間、社会的地位もなにもかも剥奪していいというろくでもないルールのゲームに突入する。
3.1.1) 問題は、その勝負を始めると、資金力・政治力などで総合的に優位に立った者に勝てないというあたりだ…長期安定政権与党が本気で陰謀やらかしたら、まず勝てない。正義の適切な運用は、少数派にとっての大事な防御なのだ。
3.1.1.1) その大事な盾をあっさり使い潰そうとするマスコミ・野党に対する信頼は、少なくとも自覚的な少数派からは落ちていく。
あと「記者と他の女性を差別して階層化」というのは、変な二極分化を前提とした言葉遊びであり、文字に起こされると辛いですね。
…この件、女性差別という一般に持ち込むと、さらにもう一段の抽象化を拒否するのは難であるかも知れず、その場合「性を金銭でやりとりしたり、そのような商業化をすること」自体が性に対する差別ということになり、だからその流れで男性の性の商業化一般も絶対的に否定されるハメになり、ジャニーズがアウトになるってこと、論者は気付いているんですかねー…。
…ともあれ。数十年前のルールなら、こうしてスキャンダルを出された時点で辞任確定だったはずですが、最近はなにをスキャンダルと呼ぶかどうか、そう判定するかどうか、その質はどうか―と言う点でどうも疑念がつくことがあり、数十年前のルールをそのまま適用というのもちとどうかと思いもする。
日刊スポーツ 福田次官「自分の声分からない」セクハラ発言は誰だ 2018年4月18日9時55分
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「音声データからは相手の女性が記者であるかどうかは確認できない。
「福田氏が財務省の人と知るホステスが質問している可能性もゼロではない。(財務省の調査に対する発言で)『女性が接客しているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある』というのは実はうまい言い訳だ」(鈴木所長)」
類似事例為参考:
日刊スポーツ 新潟県知事「女性問題認める」自身の進退は保留 2018年4月18日9時55分
「児童買春の可能性も「相手は成人」とはっきりと否定した。
一方、関係をめぐり金銭を渡したかは「それに関しては次のところで」とし、「出会い系ということで間違いないか」との質問にも「それについても後ほど」と説明を避け、明確には否定しなかった」
まあなんだ(追加)
ダブスタの見本市ができそうだなあ:
これってダブスタの見本ですか pic.twitter.com/COfKX8P6AU
— じゅにぺこ (@happy_junie) 2018年4月17日
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