「県民を愛していますか」

琉球新報 ＜金口木舌＞県民を愛していますか 2018年5月12日 06:00

「先日、会見で米軍普天間飛行場の安全な運用をいかに確保するかについて問われたネラー氏は「周辺住民がレーザーを照射したり、飛行経路で凧（たこ）や風船を飛ばしたりしなければ、（安全に）役立つ」と発言した」

「過去の墜落や部品落下などの事故は米軍自身のミスなどによるものだ」

　ミスでそーゆーのを落とすのは褒められたものではない。が、レーザーをあてたり、凧をあげたりは意図的な非安全行為であって、「世界最強の米軍の機体はレーザーや、風船で墜落するほど脆弱（ぜいじゃく）」でないとしても、「風船や凧は、米軍機の運用を航空法から除外する航空法特例法の施行令でも規制の対象外だ」からといって積極的にやってよい行為ではない。というかレーザーは普通に禁止事項のはず。

　こうまで「俺たちはお前たちのこと、大きらいです。できれば事故って死なねえかなあと思ってます」と表明しておいて、それで「我々を愛しているんですか？」というのは、どーゆー面の皮だとは思う。