中央日報 【時視各角】ハノイの3つの疑問、3つの誤解 2019年03月06日13時17分
「トランプ大統領は「システムより個人の独断で外交を決める」という批判が少なからずあった。しかし今回は「個人」のトランプ大統領が会談場を出てくるようにする「システム」が作動した」という表現は、トランプ大統領個人とシステムとは別個のバイアス・ベクトルを持つ存在だと前提していはしないか。ワシントン政府の中の人たちはトランプ氏によって任用された人々でもあり―いやまあ個々人であるから別個のベクトルをもつにせよ、そうまで別ということではない。
ところで
「2つ目は米国に対する誤解。韓国の一部のメディア、そして金正恩委員長は、トランプ大統領がノーベル賞のような個人的な欲のために成果に執着すると誤解した」
ここに見えるが、どうも、トランプ大統領にせよなんにせよ、『いま自分がとりあげるこの人物は、自分が想定するようなボンクラである。そんなボンクラであるからこんな行動をするはずだ』という類の予断に基づく判断があまりに世間に広がりすぎてはいないか。いやまあ床屋政談なら構わんのだが、その元ネタたる上級情報ソース、大メディアにおいてなおそのようではないか―と疑念をもつ昨今である。
「安倍は憲法を変えようとしている」
「できるわけねえでしょ、そんな暇はないし手続き上無理」
「いやなんだかわからん」
という会話を五、六年前に数度繰り返した覚えがある。
ほら、できてないでしょ。少なくとも当初の予定の総裁任期二期ではできてないことが確定した。
しかし彼(ら)にとっては、戦争狂の安倍が憲法九条を変えたくてしかたがなく、いつ独裁的に独裁するかわかったものじゃない、という危機感に満ちているものと思われる。
さほど有効な仮説ではないように思うが。
…なんて具合におちょくられるレベルである。
なんというか、同じ人間であることでもあるし、彼らはそうまで賢いとも思えん。とはいえ、その政治的敵対者たちがいうようなド無能とまでも思えない。品性下劣―なのかもしれないが、とりあえず、彼らは”自分を人格者だとみとめて、自分を見習って人格を磨け”というほど恥知らずでも、まあないのとちがうかなあと思うのだが、どうだろう。
てなことを思っていたら、面白い別の例が見つかった:
AERA 市川海老蔵 「今遊べばおもしろくなくなる」と“ストイック生活”、そのワケは? 2019.3.5 16:00週刊朝日
市川が「昨日は朝から男友達とそばを食べて、渋谷の街を歩いて、VR(バーチャルリアリティー)をやって遊んでストレス発散して、スクランブル交差点を見下ろしながらチョコバナナパフェを食べて。夜は友達のすし屋ですしをいただいて、家に帰ってから、アニメ動画を見ながら、シュガーバタートリュフのクレープを三つ食べて寝ました。これで十分なんですよ」と言うのに対して
「林:え~そんなのつまんない(笑)。
市川:つまらなくないです。女の子のいるところ、例えばクラブも昔はよく行っていた時期もありましたが、今はもう行かなくなりましたね。
林:だけど京都の南座に出るときは芸妓さんのいる座敷に行くんでしょう?」
行かねえよ情報ねえよ情報はこっちのほうが持ってるよと言うのに対し
「林:そうは言っても、女性はおもしろいところありますよ。
市川:おもしろいけど、さほどおもしろくないですね。女性に関しては70周ぐらいしたんで、だいたいわかってますから(笑)。
林:でも、まだ知らない世界もありますよ。オバサンの世界とかは知ろうと思わない?(笑)
市川:あんまり思わない(笑)。おもしろいと思うことの角度が変わったんです。」
女遊びはたのしい!ほらほら,若い女の子と70周したっていうんでしょ,ならオバサンなんかどう?!と―
―とにかく話を女遊びのほうにもっていく女性作家と,それはさておき,楽しいことは他にありますし,っつーか面白いと思う方向性が変わったんですよという色男。
…インタビューは,その”この色男は,いま,何をしているんだろう,楽しく思っているんだろう”という点に向けるべきなのと違うか。
これなんてのも,「市川海老蔵は酒と女の遊びにいそしんでいるはずだ」「やってないとかいって,実はやってるはずだ」という予断に基づいているだろう。結果,インタビューがむっちゃ面白くなくなった。
こういうとこやぞ,と。
「トランプ大統領は「システムより個人の独断で外交を決める」という批判が少なからずあった。しかし今回は「個人」のトランプ大統領が会談場を出てくるようにする「システム」が作動した」という表現は、トランプ大統領個人とシステムとは別個のバイアス・ベクトルを持つ存在だと前提していはしないか。ワシントン政府の中の人たちはトランプ氏によって任用された人々でもあり―いやまあ個々人であるから別個のベクトルをもつにせよ、そうまで別ということではない。
ところで
「2つ目は米国に対する誤解。韓国の一部のメディア、そして金正恩委員長は、トランプ大統領がノーベル賞のような個人的な欲のために成果に執着すると誤解した」
ここに見えるが、どうも、トランプ大統領にせよなんにせよ、『いま自分がとりあげるこの人物は、自分が想定するようなボンクラである。そんなボンクラであるからこんな行動をするはずだ』という類の予断に基づく判断があまりに世間に広がりすぎてはいないか。いやまあ床屋政談なら構わんのだが、その元ネタたる上級情報ソース、大メディアにおいてなおそのようではないか―と疑念をもつ昨今である。
「安倍晋三が憲法変えたがっているのは、戦争をやりたいから」という意見(というか妄想)もありますが、同じ発想なんでしょうねぇ。まず証拠があって、そこから合理的に導かれた推論ならともかく、彼等にとって「安倍晋三が悪事を企んでいる」ことは証明不要の絶対真理なんでしょうね。┐(´~`;)┌
— らむかた← σ(^_^;)? (@Mt_Hyotan) 2019年3月4日
「安倍は憲法を変えようとしている」
「できるわけねえでしょ、そんな暇はないし手続き上無理」
「いやなんだかわからん」
という会話を五、六年前に数度繰り返した覚えがある。
ほら、できてないでしょ。少なくとも当初の予定の総裁任期二期ではできてないことが確定した。
しかし彼(ら)にとっては、戦争狂の安倍が憲法九条を変えたくてしかたがなく、いつ独裁的に独裁するかわかったものじゃない、という危機感に満ちているものと思われる。
さほど有効な仮説ではないように思うが。
元号で「安」の字が入ってたら忖度だから元号が嫌いになるとか切れてる人なんというか前提として「安倍晋三は元号に自分の一文字をいれて絶頂射精する人間だ」と決めつけてるとこがすごいなぁと。そもそもなんも気にしてないかもしれないわけで。脳内で悪人安倍晋三が出来上がってるんだろうな。
— もへもへ (@gerogeroR) 2019年3月4日
新元号がなんだろうが安が入ってようがどうでも良かったんだがこの手の人達が歯軋りしながら、それでも手続きでどうしようもなくなり、今後安を書くたびに頭を掻き毟るのを想像すると面白いのでむしろやれと思うようになってしまったwww( ´∀`) pic.twitter.com/usYPhCht5B
— フラウフェン@ジョー (@hz2uHyoP7hTW9Pk) 2019年3月3日
…なんて具合におちょくられるレベルである。
なんというか、同じ人間であることでもあるし、彼らはそうまで賢いとも思えん。とはいえ、その政治的敵対者たちがいうようなド無能とまでも思えない。品性下劣―なのかもしれないが、とりあえず、彼らは”自分を人格者だとみとめて、自分を見習って人格を磨け”というほど恥知らずでも、まあないのとちがうかなあと思うのだが、どうだろう。
てなことを思っていたら、面白い別の例が見つかった:
「市川海老蔵 酒も女も興味なしの“ストイック生活”、そのワケは?」 https://t.co/t2qJHOoFl2 もうひたすらインタビュワの林真理子が不快ときいて読んでみたらすごいことになっており「市川海老蔵氏はこの場でこいつの顔面にストレート叩き込まなかった」という点において俺の中での評価が上がった。
— www11bigorjpkkk (@www11bigorjpkkk) 2019年3月5日
AERA 市川海老蔵 「今遊べばおもしろくなくなる」と“ストイック生活”、そのワケは? 2019.3.5 16:00週刊朝日
市川が「昨日は朝から男友達とそばを食べて、渋谷の街を歩いて、VR(バーチャルリアリティー)をやって遊んでストレス発散して、スクランブル交差点を見下ろしながらチョコバナナパフェを食べて。夜は友達のすし屋ですしをいただいて、家に帰ってから、アニメ動画を見ながら、シュガーバタートリュフのクレープを三つ食べて寝ました。これで十分なんですよ」と言うのに対して
「林:え~そんなのつまんない(笑)。
市川:つまらなくないです。女の子のいるところ、例えばクラブも昔はよく行っていた時期もありましたが、今はもう行かなくなりましたね。
林:だけど京都の南座に出るときは芸妓さんのいる座敷に行くんでしょう?」
行かねえよ情報ねえよ情報はこっちのほうが持ってるよと言うのに対し
「林:そうは言っても、女性はおもしろいところありますよ。
市川:おもしろいけど、さほどおもしろくないですね。女性に関しては70周ぐらいしたんで、だいたいわかってますから(笑)。
林:でも、まだ知らない世界もありますよ。オバサンの世界とかは知ろうと思わない?(笑)
市川:あんまり思わない(笑)。おもしろいと思うことの角度が変わったんです。」
女遊びはたのしい!ほらほら,若い女の子と70周したっていうんでしょ,ならオバサンなんかどう?!と―
―とにかく話を女遊びのほうにもっていく女性作家と,それはさておき,楽しいことは他にありますし,っつーか面白いと思う方向性が変わったんですよという色男。
…インタビューは,その”この色男は,いま,何をしているんだろう,楽しく思っているんだろう”という点に向けるべきなのと違うか。
これなんてのも,「市川海老蔵は酒と女の遊びにいそしんでいるはずだ」「やってないとかいって,実はやってるはずだ」という予断に基づいているだろう。結果,インタビューがむっちゃ面白くなくなった。
こういうとこやぞ,と。
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