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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

めも2011-10-02

2011-10-02 22:38:53 | Weblog
 某所経由:

琥珀色の戯言 2011-09-29 「きっと何者にもなれない」あなたへ

 良記事。

この世界には「呼吸をするように勉強する人たち」がいるのだ。ちょっと勉強ができて、世のため人のためになる仕事がしたかった、という人たちは、学問の世界で上り詰めていくのは至難だ

 うん。

中には「医者らしくない医者」として、「存在証明」をしようとする者も出てくる

 その種の人は沢山いますね。

僕がこの年齢になって感じるようになったのは、「自分は何者にもなれないのだ」と知ってから、本当の「人生」がはじまる、ということなんですよ

 これはまあ実感を持って味わうことができた。
 だって私,『私はもう学者として生きていくなんてできないんだ』と絶望して後輩に持てる知識の全てを伝えようとしてみたり,泣きながら研究テーマのファイル―次々データを更新するため,二穴ファイルに綴じていたのを,二つ折りフォルダに納めて本棚の隅っこに押し込んだりしたものな。
 で,学者コースに返り咲いた。

 さて上の記事を受けているのが:

シロクマの屑籠 40歳が「何者かになりたい」と欲求すること 2011-10-01

そして、その背伸びが挫折したらしたで、それは「ああ、俺はこういう人間なんだな」と自分自身を知る手助けにもなる。そういう意味では、思春期のアイデンティティ探索(=私はどういう人間なのかを知る)というのは、成功だけではなく挫折によっても進行する、と言える。しかし、そのような「何者かになりたい」という思いを40歳ぐらいになっても燻らせているというのは、いかがなものだろうか

 うるさいやい(笑)。

私は、歳を取ってから花開いた大器晩成型の人をとりわけ凄いと思っている。何者も背負わず、瑞々しい感性と柔軟な頭脳を持っている若い世代とはわけが違うからだ。あるいは加齢を覆すような膨大な蓄積でカヴァーしているのか。いずれにせよ、とんでもないことだと思う。しかし、そういったとんでもない事は殆どの人には無理であり、一人の大器晩成型のスターを見ると、その足元に沢山の失敗者・挫折者を想定せずにはいられない

 それはもう,多数いますが,失敗者やら挫折者やら。つーか挫折せざるを得なかった先輩から蔵書を譲られたりしてます,私。じつは最近も電話があった。

どうして、そんな歳になっても「何者かになりたい」気持ちが落ち着かないのか? どうして、そんな歳になってもアイデンティティが浮遊したままなのか?

 だって私だもの?
 もっと良い仕事ができるはずだもの?

 所詮私程度だから,どこまで行けるかなんか,まーさほどのことはないでしょうね。
 けれど道を拓く手札は私の手にある。なら使わない手はない。












 まあ冷静に考えれば今のポジションくらいが相応なんだろうなーとかは分かってます,ええ。
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