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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「ちぐはぐ」な視点

2018-06-27 20:51:44 | Weblog
時事 政府、ミサイルにちぐはぐ対応=訓練中止も陸上イージス推進 2018/06/24-14:06

北朝鮮による弾道ミサイル発射に備えた政府対応が一貫性を欠いている。米朝間の緊張緩和ムードを受けてミサイル発射を想定した住民避難訓練を中止する一方、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の早期導入方針は堅持。配備候補地からは「ちぐはぐだ」(佐竹敬久秋田県知事)と批判の声が上がった

 そのちぐはぐの理由を

政府のいびつな対応の背景には、トランプ米大統領が米国製の防衛装備品購入を求めていることがあるとみられる。ある自民党国防族は「トランプ氏に頼まれているから陸上イージスの購入は止められない」と指摘した

 トランプ米大統領との(個人的な)売買契約に求める感じに記事を構成している。
 そうした私的な権力行使が背景にあるからこそ

菅義偉官房長官は22日の記者会見で、栃木県などで予定していた訓練の中止を発表。記者団から判断理由を尋ねられると、菅長官は「米朝首脳会談の成果」に言及したものの、曖昧な説明に終始した

 とまあ、公の席では堂々といえず、曖昧な説明になるのだ―とするわけだ。
 短期的・喫緊の対応と長期的視野に基づく対応とが異なるものになるのは当然のこと。そして北朝鮮の核兵器廃棄の約束は非常に曖昧であり、直近では一応信じてあげるにしても、中長期的には信頼のしの字もまず置きようもないというのはここ数十年の信頼と実績がある。常識的にはこうなるよなあ、と。



 そりゃそうだよなあ、という。

 もしや新聞さんは、アベ叩き・トランプ叩きに意識が向きすぎ、それ以外の尺度・価値観の忘却が進んでやしないか、とふと思えてしまうレベルに「ちぐはぐ」である。

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