空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

米国21大使館・公使館停止

2013-08-05 06:32:08 | Newsメモ
 テロの危険による。

BBC US closes two dozen embassies and consulates for day 4 August 2013

 中東・北アフリカを中心に21の米国の大使館・公使館がテロの恐れで一日中停止。アルカイダないしその連携組織による攻撃の恐れが当該地域で非常に高いが故である―上層指導部間の情報をインターセプトしたという。8月終わりまで厳戒する由―ラマダンは終わるが,その後も警戒が必要との判断。

 UKはじめヨーロッパ諸国のいくつかは,イェメンの大使館を一時的に閉じた。UKは火曜日まで閉じるという。英国籍の人々にイェメンへの旅行を停め,あるいはイェメンを去るよう強く勧める。イェメン全土でテロリズムの危険があり,武装した氏族・犯罪者・テロリストによる誘拐の危険も非常に高い,とする。

 影響を受けたのは:「The US diplomatic missions closed on Sunday are in Abu Dhabi, United Arab Emirates; Algiers, Algeria; Amman, Jordan; Baghdad, Iraq; Cairo, Egypt; Dhahran, Saudi Arabia; Djibouti, Djibouti; Dhaka, Bangladesh; Doha, Qatar; Dubai, United Arab Emirates; Irbil, Iraq; Jeddah, Saudi Arabia; Kabul, Afghanistan; Khartoum, Sudan; Kuwait City, Kuwait; Manama, Bahrain; Muscat, Oman; Nouakchott, Mauritania; Riyadh, Saudi Arabia; Sanaa, Yemen and Tripoli, Libya

 そして英国イェメン大使館は二日間停止する:

BBC Yemen warning as temporary closure of UK embassy begins 4 August 2013

 最低限の業務のみ運営。コンクリブロックをめぐらして,軽く要塞化してある模様。フランスおよびドイツもこの動きに追随。なお,特定の危険(つまり,特に英国の大使館が狙われているかどうか)があってのことかという点には明言しない。

 しかし,まずはラマダン27日目(この日曜)が問題だったようで― 一応,この時期はなんとかこなしきったわけだろうか。

 米国は四日間停止する予定:

BBC US to extend some embassy closures for up to a wee 4 August 2013 Last updated at 20:43 GMT

 インターポールは監獄破りについての警告を発する:

BBC Interpol issues global security alert linked to jailbreaks 3 August 2013

 パキスタンだけでも,最近200名ほどが解放されてしまったとか。各地で同様の事件が起こっており,これらに関連はないものかどうか検討すべきだと各機関にメッセージを送ったという。

 …丁度,大作戦をする時期(ラマダンないしラマダン明け)だし。
 しかしベンガジでは1200名だとか聞かされると,それはもう調整された作戦とか言う,そんな高度な概念が適用されるべきものかどうか疑問に思わされる。いやある程度は各地で大まかな”このころにやりましょうや”位の話があっておかしくないし,寧ろ当然とも思うが。

 また,アフガニスタンのインド公使館が3名の自爆テロに見舞われたとか:

BBC Afghan attack targets Indian mission 3 August 2013

 Jalalabadにて。但し,被害は近くのモスクから発生。民間人9名死亡。負傷者23名以上,子供含む。

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