BBC Brazil election: Far-right Bolsonaro 'will not soften rhetoric' 8 Oct 2018
Bolsonaro氏が二位に17パーセントも差をつけて勝利、ただし50パーセントは切る（46%）。まあ第一ラウンドでこれでは、第二ラウンドも勝つだろうなあと思える。二位・三位の投票者が団結しても、単純計算で負けてる。
「In a radio interview the day after winning 46% of the votes, he said high crime rates were the main concern for Brazilians, including women.」
なので、ものっそいざっくり言って、『レイシストだろうがミソジニストだろうがなんでもいい。とりあえず安全を保障しろ。殺されなくて済むように、強盗されなくて済むように、強姦されなくて済むように。話はそれからだ』という声が結構根強いらしいことを示唆する―と思うのだが。
だってそうよね、女性差別のない平等な社会で能力を発揮するためには、まずは殺されないことが必要だ。
「"Safety is our priority! It is urgent! People need jobs, they want education, but it's no use if they continue to be robbed on the way to their jobs; it's no use if drug trafficking remains at the doors of schools," he wrote on Twitter on 11 September.」
麻薬で人的資源が破壊されていく状況を、まず改善しようよ、という呼びかけは尤もである。
「"Political correctness is a thing of leftist radicals. I am one of the most attacked persons," he said in an interview with daily Correio Braziliense in June.」
ここらへんは被害者としての意識が出すぎかなあとは思う。私の趣味・傾向が出る点だが。
ポリティカル・コレクトネスは左翼の道具―というのは、一面の事実ではあれ、これを正確な叙述と認めると、”安倍総理は拉致被害者問題を利用して～”という言葉も正当性があるという理屈になりかねない。
女性も平等な扱いを、とか、黒人にも平等な…とか、そういうのは実現されて欲しい理想の一つであり、左右問わずに追求するべき価値だと私は考える。ただ、倫理の練習題としては答えは明らかだとしても、現実に対応する政治的（資源配分）の問題としては軽重順番の差が出るだろうと思うのだ。
なので、恐らくはBolsonaro氏に投票したうち、中道右派～左派あたりのひとたちは（圧倒的多数の得票から、中道勢力からの投票も相当あったと見るべきだろう）、『ポリティカル・コレクトネス、まあ正しくて、いいものだってことはわかるけど、まだ時じゃない』『ちっとないモノねだりじゃないかな』くらいに思っているのではなかろうか。
「He said he would not back away from his views on human rights, gender issues and gun ownership just to attract centrist voters.」
とはいえ、中道左派くらいには食い込んでいるだろう。じゃないとここまでの圧勝はできないのではないか。
「He also told listeners that he would privatise state companies and reduce the number of ministries.」
分りやすいポピュリストだなあとも。いや世界の相当部分でリアルな大問題でしょうけど。
「"I'd prefer [to see] a son of mine to die in an accident than [to be] a homosexual," he told Playboy in a 2011 interview.」
これはいいわけのできないホモフォビアとは言えそうだが―「下半身」直球ネタは、ふつう、不名誉扱いだろうしさあ、と思えば（ナチスのSA処分の際のされこれを思えば）、それなりの同意も得られよう。単にホモ嫌いだけで支持されるわけではない。
「He argued that women's priorities were to know that their children would be safe if they went out.」、あと我が身の安全ね。このBolsonaro氏の発言だと、オンナはことごとく母であることになる。
いろいろヤバげではあるにせよ、対抗する側の党は汚職疑惑で揺れたあと、ということで―。
Bolsonaro氏が二位に17パーセントも差をつけて勝利、ただし50パーセントは切る（46%）。まあ第一ラウンドでこれでは、第二ラウンドも勝つだろうなあと思える。二位・三位の投票者が団結しても、単純計算で負けてる。
「In a radio interview the day after winning 46% of the votes, he said high crime rates were the main concern for Brazilians, including women.」
なので、ものっそいざっくり言って、『レイシストだろうがミソジニストだろうがなんでもいい。とりあえず安全を保障しろ。殺されなくて済むように、強盗されなくて済むように、強姦されなくて済むように。話はそれからだ』という声が結構根強いらしいことを示唆する―と思うのだが。
だってそうよね、女性差別のない平等な社会で能力を発揮するためには、まずは殺されないことが必要だ。
「"Safety is our priority! It is urgent! People need jobs, they want education, but it's no use if they continue to be robbed on the way to their jobs; it's no use if drug trafficking remains at the doors of schools," he wrote on Twitter on 11 September.」
麻薬で人的資源が破壊されていく状況を、まず改善しようよ、という呼びかけは尤もである。
「"Political correctness is a thing of leftist radicals. I am one of the most attacked persons," he said in an interview with daily Correio Braziliense in June.」
ここらへんは被害者としての意識が出すぎかなあとは思う。私の趣味・傾向が出る点だが。
ポリティカル・コレクトネスは左翼の道具―というのは、一面の事実ではあれ、これを正確な叙述と認めると、”安倍総理は拉致被害者問題を利用して～”という言葉も正当性があるという理屈になりかねない。
女性も平等な扱いを、とか、黒人にも平等な…とか、そういうのは実現されて欲しい理想の一つであり、左右問わずに追求するべき価値だと私は考える。ただ、倫理の練習題としては答えは明らかだとしても、現実に対応する政治的（資源配分）の問題としては軽重順番の差が出るだろうと思うのだ。
なので、恐らくはBolsonaro氏に投票したうち、中道右派～左派あたりのひとたちは（圧倒的多数の得票から、中道勢力からの投票も相当あったと見るべきだろう）、『ポリティカル・コレクトネス、まあ正しくて、いいものだってことはわかるけど、まだ時じゃない』『ちっとないモノねだりじゃないかな』くらいに思っているのではなかろうか。
「He said he would not back away from his views on human rights, gender issues and gun ownership just to attract centrist voters.」
とはいえ、中道左派くらいには食い込んでいるだろう。じゃないとここまでの圧勝はできないのではないか。
「He also told listeners that he would privatise state companies and reduce the number of ministries.」
分りやすいポピュリストだなあとも。いや世界の相当部分でリアルな大問題でしょうけど。
「"I'd prefer [to see] a son of mine to die in an accident than [to be] a homosexual," he told Playboy in a 2011 interview.」
これはいいわけのできないホモフォビアとは言えそうだが―「下半身」直球ネタは、ふつう、不名誉扱いだろうしさあ、と思えば（ナチスのSA処分の際のされこれを思えば）、それなりの同意も得られよう。単にホモ嫌いだけで支持されるわけではない。
「He argued that women's priorities were to know that their children would be safe if they went out.」、あと我が身の安全ね。このBolsonaro氏の発言だと、オンナはことごとく母であることになる。
いろいろヤバげではあるにせよ、対抗する側の党は汚職疑惑で揺れたあと、ということで―。
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