空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Vegan問題:militant…と評価せざるを得ない分子はそのように

2019-06-15 19:39:39 | ノート
 まずは:



 見事なボケ:



 典型的な突っ込み:



 末期は地図だけ見ていたヒトでしたね、ヒトラー。
 さて



「体質上、どーしよーもねーのはどーしよーもねーだろが」という常識は持って欲しいなあ、とかいう常識的見解が含まれているようであるが、これに対して



脱搾取派 (ビーガン)」というのは、動物に対する搾取に反対するという意味合いだけでなく―



 その他環境問題、後発諸国…への収奪にも反対するということらしい。が。肉食悪一元論で世界の収奪を根本的に論じるというのも結構無茶だわな。とりあえず肉を食いすぎるひとたちは、その健康のためにもかなり減らしたほうがいいとは思うが。



「尊重されるべきビーガン」」というのは、対等な市民社会における対等なパートナーとしてのそれであって、相互に尊重しあう関係にある者、ということですな。なんかここに誤解があるかもしれないが、特権的に尊重(尊敬)されるのはインドの菜食行者とかであって、趣味で菜食やってたり宗教的信条をもとに菜食してる一般人は別に特権をもってはいない。

 他方、それとの対比で「「バカにしてよい過激派」」としているらしいのはオカシイ。

 バカにしている、というのはだいぶやわかい言いかえをしたわけであって、「人間の自己決定をも不当に侵害」する類のmilitant Veganを市民社会の敵だとみなしているだけのことなんだが。





 見事な分析である―結論については。残念なことに、対話の条件が失われてしまうので、そこで相互の世界観の闘争に入ることになってしまう。しかし現実世界では、”戦争”は不適切ということになっており、できるだけ穏便にすますには無言で立ち去るしかないという、そういうことなのだ。




 かなりショッキングな表現ではある:「低所得は搾取の免罪符になり得ない」。まあね、肉食の相当部分は娯楽に近い、といわれたら、それはそれなりに納得する。いやだって(カロリーとり過ぎでの)肥満とか糖尿病とか問題になってるからには、そりゃまあね。

 しかしまあ、



 まあ私はmilitant Veganとか言ってるので勘弁してもらえるだろう。
 …ともあれ、生物の生/性の営みを「レイプ」と断罪し、あってはならぬ、それから離れよと主張することで、自然界とも和解できなくなってしまうだろうところであるが、まあどうかなあ。
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