空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

男女差別の話題のための資料集積の試み

2019-03-28 13:11:34 | ノート



 いやそのミソジニーじみた発言ではあろうが、イヤゲな実相の一面をついているよなあと。





 そりゃもう、そりゃそうだろうとしか言いようのない話である。

 男も女もなく対等に実力・業績で殴り合って生存を確保し、そのうえでより有利な条件での結婚を…とか、なんの冗談だといいたくなる。

 そんな強力なお方々にしか許されないステキなサムシングなんですね結婚って、と愚痴りたくなる一方、ほいほい結婚しているひとたちは実際には多数おり、それは「イシキタカイ」ひとたちからは「意識低い」とさげすまれたよーな人たちだった―とかいう寓話じみた現実も観測され、じゃあもうそれでよくねえ?と言いたくなる向きは結構出るだろう。当たり前すぎる話である。

 なんで気付かないかな?
 だれもかれもが男女取り混ぜての生存競争バトルロワイヤルに勝利できるわけじゃないんだよ?

 他方で、男女無差別級の職場はさほどなく、ドカチンとかの仕事は―比較的安い給与に抑えられるか、それとも不安定な状況のままにおかれたうえに―負け組み男に割り振られるハメになったりするんだよ?

 だから「女たちの王国」の構想において、清掃業務であれば男を許容するだなんて話になるんだ。

 上流男と上流女が幸せな男女平等の夢をみているあいだ、下流男は3K仕事をし、下流女は上昇婚を夢見ようとしても『そんなのは男女平等の社会に反する、政治的に不適切な妄想なんですよ』と上流男女に言い聞かされる―地獄の戯画が展開しかねないんだ。

 とまあ、なんというか、普段「女はいいよな」「あー男にうまれたかったかもー」とかいう寝言に隠された自明の前提を掘り崩す知的な作業の一助として:



 秀逸である。



 それはそれでいいんじゃね?と思いますが。作業の分担と言う意味で。この場合は専業主婦希望でしょうし、いいんじゃないかなあ。



 家事担当者がいればなあ、というのは働くひとならそうも思うかなあ、って程度の話であり、男性差別のためのネタとして女性側専用のお話でありつづけるべき話題ということでもないだろう。




 まあ幸せとか、癒しとか、仕事のやりがいとか。そういう概念と引き換えなら結婚もいーかねーと思うが。
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