空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

鳥取県の人口の件

2015-11-30 22:28:03 | ノート
読売新聞 鳥取県の人口、44年ぶりに57万人割れ 2015年11月29日 11時22分
読売新聞 「地域」記事(鳥取版) 県人口 57万人割れ 2015年11月28日

県は27日、11月1日現在の県推計人口が56万9977人(男27万1964人、女29万8013人)になったと発表した。56万人台になるのは、人口が増加傾向にあった1971年10月の56万9394人以来44年ぶり

 県庁の統計ページ(鳥取県人口移動調査)を見れば、昭和54年に大きな増大を見て以来、長期に亙って漸減傾向にある(読売新聞によれば「県人口は88年10月にピークの61万6371人に達し、その後は減少傾向」)。

 昭和54年の石油危機のときに社会増があり、何らかの事情で転入が増えたわけだ(Uターンがあったかもしれない)。阪神大震災の際にも社会増があり、これは避難民かなにかかと思ってよいか。
 しかしそのほかの社会的な大イベントに際して一貫して減少であり―東日本大震災の避難民流入も、あるとしても言うに足るほどではない、または全体的な減少傾向を覆うほどではない。

65歳以上の老年人口割合(10月1日現在)は30%に達し、過去最高になった

 生産人口に不安が大きい。それで「県元気づくり総本部は「いかに人口減のペースを緩やかにしていくかが課題。子育て支援の充実、移住定住の促進に取り組みたい」」だそうであり、人口増はそもそも問題になっていない。

 鳥取県は「全国47都道府県中、面積は7番目に小さく、人口は最も少ない。また、市の数も最も少ない」。さらに「日本の都道府県のうち最も人口が少ない。また、全国のどの政令指定都市と比較しても少なく、政令指定都市以外で最大の千葉県船橋市よりも少ない」(Wikipedia日本語版鳥取県)。

 人口減の割合がはなはだしいのは県南部―というか、山岳・丘陵地帯とみえる。というか智頭町あたり(Wikipedia日本語版)とか日野郡地域とか。

 …どうしようもなく。人口減と高齢化により、特にこうした丘陵・森林地帯から自治体が存立の危機を迎えて行くことになるのだろう(いや我が故郷も危ういが)。


 高等教育機関としては:鳥取大学(国立大学法人)・公立鳥取環境大学(公立大学法人)・鳥取短期大学(私立短期大学)・米子工業高等専門学校(国立高等専門学校)。


鳥取大学(Wikipedia日本語版)は「2004年(平成16年)に定員交換により、教員養成課程を隣県の島根大学教育学部に移し、地域学部となる」と述べる。教員養成機能は放棄しきっておらず,「教員養成の性格を持つ学科(地域教育学科)は地域学部になった後も残っており、附属校(幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校)も教育実習校・教育研究校として存続している」由。

 このほかの諸学科の構成をみても、かなり苦闘している雰囲気を感じる。

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