空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

見ていた記事メモ(2018-05-03)

2018-05-03 23:02:51 | Newsメモ
BBC India dust storms: Nearly 100 killed in Uttar Pradesh, Rajasthan 3 May 2018

At least 95 people have died and scores more injured in fierce dust storms that hit the northern Indian states of Uttar Pradesh and Rajasthan

The storms on Wednesday disrupted electricity, uprooted trees, destroyed houses and killed livestock

 インド、ウッタル・プラデーシュで砂嵐。少なくとも95名死亡。

Dust storms are common in this part of India during summer but loss of life on this scale is unusual

 …もしかして、異常気象とかの影響でしょうか…。

The state Chief Minister Yogi Adityanath has directed officials to personally monitor relief operations

 いやその、現地の個々の公務員さんって、被災者の一人でもないかなあと。まあ仕方ないですが。

BBC Taiwan loses diplomatic ally as Dominican Republic switches ties to China 1 May 2018

 ドミニカが台湾と断交、中国と国交。台湾はこれで、外交関係をもつ国の残り19カ国となる由。

BBC Iran nuclear deal: UN urges Trump not to walk away 3 May 2018

 そりゃそのように求めたいわな。



北朝鮮の核は他国からの軍事侵攻を抑止する為のもので経済制裁の解除や経済支援の要求などのような恫喝外交の為には使えない

 なるほど、これはこれで一貫した考え方だ。
 北朝鮮が既に実用段階の核兵器を持っているとして、これは他国に対する軍事的圧力用であり、経済制裁の解除や経済支援の要求などのためには(どうも使用不能になったらしい)核実験場の閉鎖など、核兵器・ミサイルとは(さしあたり)関わらない要素をカードとして切るのである、と。

 核兵器と経済制裁・経済支援は別個の問題であるので、他国は経済制裁の緩和の引き換えとして核兵器廃棄・削減を要求してはならない、できない、という理屈。

 北朝鮮の公式の立場、現在の交渉のベースになっているらしい基準にあてはまる、模範的な親北朝鮮の立場かと。



 意図ではなく能力に備えよ、という原則に抵触するし、北朝鮮はしばしば日本を恫喝するように聞こえる「挨拶」を送ってよこすので、まあ日本側の警戒も止むを得ないかと。ここ半年の経過をみると、(自称)リベラルの皆様には「狂人」「クレイジー」でおなじみのトランプ米大統領こそが北朝鮮指導者黒電話氏と最もよく会話の成立する人であったらしく、トランプ式に話をすれば通じるものやもしれぬ。

「おいちびのロケットマン(ああ親愛なる同僚、素敵な黒電話ヘアー氏よ! 我々は理性的に交渉できるはずだ!)」
「なんだ、老いぼれの狂人(我が尊敬する米国大統領よ! 君に同意する、我々には理性があるからな! 利害得失を論じて、おとしどころを探ることができるはずだ!)」
「我々は最大の圧力をかけ続ける(まったくもって、そのとおりだ! こんど、どこかで会おうか?)」
「我々はかならず彼らを火で制するであろう!(そっちまで出向くとコッチの顔がたたんだろ? 38度線でどーよ、そこでなら前例もあるわけだし)」

 …無理がないかな、この異次元対話。

 ともあれ、こういう言葉遣い・行動こそが北朝鮮・黒電話氏に通じるということが実証された以上、理性ある存在としてはこのアプローチを続けざるを得ず、それは現在、トランプ氏や安倍氏に代表されるような圧力方針であり、これは中国にも同意を得て行われているからには―石炭輸出入の制限などで一定以上の協調体制にある―、まあ続けていいんだろうなと。人道的には問題がおおいにありそうに思うが、人道を理由とした介入の容認はそこそこ抑制的であるのが上品とされているようだし。

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