空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「学問の世界のこととか全然わかってないのに」いろいろ自白したケース

2018-10-08 22:03:34 | Weblog
社会学者、査読論文出してなくても教授になれるし、招待論文(依頼論文のこと?)があれば査読論文無しでも良いらしい問題





 いや、文系の代表者みたいな顔してしゃべるなや…。
 あとまあ、分野の違いのほか、個人的な感覚の差もあろうなあ、とは思いたい。





 これは玉井先生、「アナタは解ってたでしょう!」とか言われかねないのでは。脇でみていて、明らかに彼ら(の一部、スターダムにいるようなひとたち)がアレだとは見えていたはずだ、といわれるのでは。まあ問題の自白があってこそ、確証できたのだ、というのはまあそのとおりでしょうが。



 理解するには自己を客観視する作業が必要で、それに際しての知的訓練がそうした人々全体に決定的に足りておらず、従っていち早く自己批判して組みなおせば今後も大先生として生き残れる見込みが。しかも他の人たちの客を奪うか、新規顧客を大量に獲得するかできる見込みもまああろう。



 まあ、なので、あの手のひとを学者扱いしてはならんのですよ…。私は決して、あの手のヒトを学者扱いしないが。


 査読する側たる者が責任もって出すんだからええんとちゃう?という理屈は立つには立つ。ピアレビューについては、出てから相互批判するということにし、発言の自由度を高めておくという設計だろう。ただまあ、大先生の発言に対するチェックが利き難くなる難点はあり、大人しく覆面査読制度を一部であれ全世代に対して開いておけ、という気はする。




 まあその、名の売れた大学の肩書きで書けばより信用度も高いようで…みたいなのは…うん…。

 ともあれ、市場に出してからレビューをうけるという体制で進んできた(らしい)社会学業界が真剣に市場でのレビューにさらされる事態に立ち至ったらしく、それはそれで予定の行動ですよね?予測してなかったんですか?という気もする。



 表現はともかく、意図するところは正しいものと思う。
 ポイントは、「その人の業界内部では売れて、正しいものである」ことと、「そのほかの世界においてどうであるか」ということとを考え合わせ、すり合わせなかった点。

 なんぼでも不味かったらしい点を指摘できようけれど、例えば―キズナアイのメジャーさをあなどっていたとか。艦これ初期にもあったが、支持層の厚みを考えず、一見の見た目だけレベルの言いがかりをつけて総出で突っ込みを受けたような例。あれと同様、キズナアイが相当浸透したキャラであることを知らずに―なぜ浸透できたのかという”中身”の分析もなしに―突撃かましてこのザマ、という気もせんでもない。

 絶対的な理論的優越性があればまた別ですが。残念ながら、そうした理論的優越は一貫性を求められようし、一貫性をもとめていくとありとあらゆる表象に喧嘩を売ることになるので引かざるを得ず、引かない場合はムスリムファンダメンタリストもどんびきレベルの抽象のみを許す途轍もない状況に立ち至るのでお勧めできない。

 くれよんしんちゃんのみさえおかーさんさえ、そのステレオタイプな性的表象は女性を侮蔑するものだ―とか批判しないとだめになるのよ? 下でネタになっている「少年ブレンダ」も、性的表象―衣裳も含め―を用いている点でアウトになるのよ? 





 でまあ、こういう社会運動家方向の人たちが、昔の世代の「大社会学者様」の様式を学んでその様式で活動する一方、他の分野とも競争関係にある若い人々は



 であり、まあ私も苦労するわけですよ。



 それぞれ、使い分けをすればいいだけのことなんだが。








 こういう優しい言葉をかけられながらも、既にキズナアイとかに手を出した人々は、「そっち」で”自分の技量”をマネタイズする決断を下してしまったわけで(しばしば非意図的だろうが)―

 ―さっさと撤退戦をしたほうがよくはないですかね。

 以下二件、マジそれな、というもの:



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