al Shabaabは赤十字社の活動を禁止する意向

　al Shabaabとしては，ICRCがアルシャバブを食糧配布妨害の廉で不当に非難し，また人が摂取するに望ましくない食料を配布していたのだと非難する。

BBC Somalia's al-Shabab militants ban Red Cross aid work 30 January 2012

　ICRCとしては，1月初め以来，al Shabaabが供給ルートを妨害するので食糧配布を停止していた。しかし緊急援助や水の補給計画は行っていたのだという。

　al-Shabaabとしては，ICRCは「繰り返し地元住民からの信頼を裏切ってきた。この数週間については，聖戦士たちが食糧配布を妨害していると不当にも非難している」。しかも，ICRCの倉庫を検査すると，なんと70%もの食料が人の食料としてふさわしくない状態であり，2000トンもの期限切れのレーションを廃棄せねばならなかった！

　…なんと申しましょうか，「国籍不明ドローン，ソマリアでアルシャバブ戦闘員を殺害」の件からみて，予測されうる反応ではあります（「『この中に裏切り者がっ！』なんてこと，話すのでは，そりゃあ話は暗礁に乗り上げましょうね。つうか，そんなこと言い出すのはあの人だろうとか，そうなると援助団体の活動禁止命令がまた出るかなとか，そんなかんじ」）。