空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

生活困窮者自立支援関連施設火災

2018-02-01 14:21:22 | Newsメモ
BBC Eleven die in fire at a welfare home in Japan 1 Feb 2018

Eleven people have been killed after a fire at a Japanese residential facility for people in financial difficulty

 …日本の事件をBBCでまず見てしまったあたり、私の日本語ソース離れをちょっと示唆するような…。

毎日新聞 札幌支援施設火災 11人死亡 生活困窮者ら入居 2018年2月1日 11時27分(最終更新 2月1日 12時18分)

1月31日午後11時40分ごろ、札幌市東区北17東1にある生活困窮者らの自立支援関連施設「そしあるハイム」から出火し、木造モルタル一部3階建て約400平方メートルが全焼した。北海道警などによると、入居していた16人のうち男性8人、女性3人の計11人が死亡し、男女3人が負傷した

 入居者は40~80代とのこと。

In 2010, seven people were killed in a fire at Sapporo nursing home for the elderly

 と、札幌方面で類例があったよね、とメモがある。
 …まあ、それなりに発生してしまうのは仕方ないよね、という面もある。が、まあ確かに、超高級住宅地が大火災で20人死亡、とかあんまり聞かないのは、高級住宅地がそもそも少ないということのほか、防火措置の手厚さに拠ったりする可能性もあろうなあと思うと…。

産経新聞 支援施設や簡易宿泊所、多人数犠牲の火災相次ぐ 密集構造や防火設備不備 11人死亡火災 2018.2.1 10:07

同様の低所得者向けの施設では、多人数が犠牲になる火災が相次いでおり、出火対策の難しさが改めて浮き彫りになった

こうした低所得者向け宿泊施設は、狭い居室が密集する構造で、一度火災に見舞われると被害が拡大しやすい恐れがある。一方で、防火設備を充実させれば家賃が上がり、高齢者や貧困者は入居が難しくなるというジレンマも抱えている

 公的扶助は、なんというかますます難しくなりつつあり、かもしれず。なにしろいろいろ削られていきますからねー…。

産経新聞 入居費月3万6千円、生活保護費から支払い 施設にスプリンクラーなし 2018.2.1 11:20

各部屋に火災報知機があったが、スプリンクラーは設置していなかった

なんもさサポートの藤本典良代表によると、入居者は生活保護費などから入居費として月3万6千円を払う仕組み。施設は1階と2階に6畳の個室が計16部屋あり、1人で1部屋ずつ利用していた。風呂やトイレ、台所などは共用で、3階は物置になっていた。昼間は施設に職員が常駐しているが、夜間は不在だった。31日は午後5時ごろまで職員2人がいたという

 …まあ、施設運営側はかなり頑張ってたんじゃないかなと。

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