昨晩、洗面関係のものを買いに某ディスカウントストアに行ってきまして、買い物を終えて『さぁ帰ろう』と、車に乗り込んだら妙なオッサンが近寄ってきました。
『
バッテリーがあがっちゃって。』とのこと。
誰かに似てるな~と思いつつ、こちらがジャンプコードを積んでない(持ってない)ことを伝えましたが、どうやらそのお店でコードを買ったらしくOKとの事。
急いで無いし、お手伝いすることにしました。
相手の車はフェンダーも凹みタイヤもボロボロ、ボデーは埃を被った見るからに汚いエス●ィマ。僕がこのお店に来たときすでにヘッドライトがつきっ放しで、館内放送の呼び出しが入った対象車でした。
この時ちょいと
嫌な予感がしましたが、エンジンが掛かれば良い訳だし、とっととオイラの車を寄せました。
相手方はもう一人、ツルッパゲで雪駄を履いた江戸っ子風のオヤジが居まして、その人がドライバーらしく、簡単に挨拶した後、ちゃっちゃとジャンプコードを繋いでいきました(後で調べると
コードを繋ぐ順番が滅茶苦茶だった。俺の車、大丈夫かなぁ)。
そしたらそのオッサン、せっかちなのか、ヘッドライトのスイッチがonになったままセルを回してます。しかもエンジンが掛からないからと、間髪入れずに何度も。
これには参ったね。
取りあえず、ボンネットの隙間から運転席に向けて手を振り、止めさせようとしました。
でも本人は舞い上がっちゃってて、こちらの“止めてくれ”の合図を勘違いし、更にセルを回してます!
流石にヤバイと思い、大声出して止めさせました。
取りあえずヘッドライトを消させて、デカイ車だからちょっとは時間を置かないといけない旨を話し、落ち着かせることにしました。(
クルマのミテクレでその持ち主のヒトトナリを判断するのは良くないことですが、当初の嫌な予感は今回も的中しました。)
その後、落ち着かせる&バッテリーをチャージさせる為に、しばらくそのオッサン二人組みにどんな症状だったのかを聞いたところ、ボンネットのほうからキーンという音がしてた、とのこと。
落ち着いたところで再度セルを回しましたが、エンジンは掛かりませんでした。
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その後、そんなインターバルで3回ほど試しましたが、一向に掛からず(セルは普通に回ります)。
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こりゃ手に負えんと思い“僕がJAFを呼ぶ”ことを提案しました。
※ これまでの自分の経験から、一応JAFが来たら
“応急処置をしてくれる & 応急処置でも駄目な場合、ある程度の距離なら無料で近くの修理工場(大体ディーラー)までレッカーしてくれる & 営業時間外なら店頭or店脇の駐車スペースに故障者を置いてJAFが伝票を修理工場の夜間窓口に挿しといてくれるので、翌朝修理工場とやり取りすればOK”
であることを教えてあげ、あとは個人の事情もあるだろうから
ご本人に選択させることにしました。
このまま駐車場に放置&声を掛けられた以上、見過ごす訳にもいかないしね。
そしたら、その雪駄オヤジ、ディーラーに持っていくのが嫌らしく、友達が修理工場やってるからそこに持って行きたいが、夜遅いし‥なんて旨のことを
繰り返し言ってきます。
僕は正直、どちらでも良かった(そんなに嫌なら未だ10時過ぎだし、そのお友達とやらに電話すりゃ良いのに電話する気配もないので、こちらも呆れるっちゅうねん!)んですが、ご本人の気が済む様にしてあげようと思い “取りあえず呼んで応急処置だけしてもらい、その後のことはそこからお考えになれば?” と提案。結果そうすることにしてJAFを呼びました。
(作業、中略)
30分位したらJAFのレッカー車が到着しました。
近くまで来たら携帯に電話をくれると聞いていたので、立体駐車場の4階に
直接現れた時にはビックリしましたよ(^^;)
JAFの隊員さんが来てからは、僕がいるとオッサン達も色々話しづらい事もあるだろうと思い、最近髭さんにもらった三角表示板(髭さん、ありがとう!早速役立ちました。)を使い、見物目当ての下衆車が進入してこないよう、駐車場内の交通整理をしながら遠巻きに作業を見てました。
隊員さんはどんな作業をするのか? 故障した人には悪いけど勉強させてもらいました。
僕は技術が無いので、バッテリーを繋いであげたこと、GASが入ってるか念のための確認、ヒューズボックスに刺さってる端子を抜き差しする程度のことしか出来ませんでした。
隊員さんはそれプラス
1.テスターでバッテリーの通電チェック
2.助手席を持ち上げ直接エンジンルームをチェック
3.トランクあたりを叩きながらセルを回す
4.下回り(サイドシルあたり)の配線チェック
5.ガソリン(有料)を注入(もちろん両者合意のうえ)し、3と4を再度試行
をしてました。
3番は何かと思ったんですが、
燃料ポンプがいかれてるかどうかのチェックで、人間の心臓マッサージと同じく、ゆすってあげると多少なりとも燃料が行く様になって(ココが壊れた原因かどうか)判ると作業が全て終わった後自ら話してくれました。
なるほどね~。
んで、
結局は直りませんでした。
原因は僕の予想と同じく、電気系じゃなかろうかと。
ディーラーとかでコネクターに繋ぐ自動診断機に掛けないと駄目そうだ、とのことでした。
んで、オッサン達は車をそのまま駐車場に置いていく事にしたようです。
(折角、無料で引っ張っていってもらえるチャンスだったのに‥。明るくなってからにするとは言え、こんな場所でどうするんだろう? まぁご本人の意思ですから。)
JAFの作業書にサインをし、僕もその場を去りましたとさ。