♪ ど～ぉなぁってるの？ どうなってるの！

インターネットで初めてその存在を知ったFLザ・ブロック（バンダイ）、独特な赤い筐体も魅力的ですが、電子ゲームでブロック崩しを再現するとどうなるのか？　パドルコントロールの感覚は？　とても興味があり、一度は遊んでみたいと思っていたゲームです。

今回予想外に安く入手できた代物は、箱・取扱説明書も付いた所謂『完品』。
　しかし本体は、擦れや汚れもあり程度はそんなに良くはありません。そこで、思い入れのあるかたには申し訳ありませんが、容赦なく分解掃除致しました。
中の機構がどんな風になっているのか？気になるしね。

分解する前に、先ずは動作確認を兼ねてPLAY

すると、どうでしょう！　コレ、かなり良く出来てますよ。
　画面上のパドルは“流れるように”左右へ移動し、コントローラーもバネが効いててアナログチック！　手を離すとセンター位置に自動で戻ります。硬さ具合もイイ感じです。
　ボールを打ち返す時、パドルの表面に当たった瞬間に弾き返すのではなく、パドルに“食い込んだ状態”で打ち返すのが独特な感じで慣れが必要ですが、画面もカラフルで、非常に上手く再現されてます。ゲーム内容も5種類あってパドルの大きさを調整可能出来るなど、ブロック崩し好きな当時の人にも納得できる一品だったんじゃないかと思います。


ゲームの紹介はこれ位にして、分解です。真っ先にパドルコントローラー部をチェック！

一本の針金の反発力だけで“あの味”を出しているとは！　（ちょうどシャーペンの芯くらいの太さで、触った瞬間超懐かしい感じがw）
物凄くシンプルな構造に驚きです。仕組みとしては、マウスについてるローラーみたいなものが基板に付いてる電極に触れる事で、左右に作動するようです。

もうひとつ驚きだったのがフイルム
ボタンを例によって水洗いし、ついでに本体カバーも水洗いしようと、水につけても大丈夫かどうかチェックしていたら、

画面部分になにやら写真のネガみたいなのがセロハンテープで固定されてました。
見た瞬間、
『（本体の留めネジも一個無くなってたし）オイオイ、個人の手で無理やり直された物かょ。』
とげんなりしました。

んが、よ～く見るとちゃんと層に色分けが！
昔のテーブル筐体と同じ手法を採っている事に感動です。
ココは水につけて駄目にしたらモッタイナイので拭き掃除までに留めておきました。

最後に、組み付けたらパトルコントローラーが本体プラスチックと擦れて軋むので、グリスアップしておきました。

手垢で汚かった本体が蘇り、中身も見れて大満足(^-^)v
時間がある時に遊び倒そうと思います。