いやーっ 暑い
ほんと 暑い
今週に入りにどうしようもなく暑かったので、どこか涼しいところは???と考えて、ふと思いついたのが富士山の山頂
世界遺産にもなったし行くかと思いついたのが一昨日の夕方5時
翌日の天気を確認して大丈夫そう・・・で、準備
デジカメが5月から壊れたのでデジカメを買いにヤマダ電機へ、登山用品で補充したいものがあったのでスポーツデポへ行って準備完了
さて、どの登山口から登るか?と考えたところ、マイカー規制でほとんどが登り口までバスで行かなければならない所、御殿場口だけはOKという事で御殿場口に決定
但し、他の登山口より1000m近く標高が低いため距離も今まで何回も登った富士宮口の倍
で、朝2時過ぎに起床
準備をして3時過ぎに出発し、御殿場口に到着したのが5時半
この時点で気温16度。
ここの標高が1450mという事ですが、それでも買ってきた菓子パンの袋がパンパン
さて、準備完了し6時15分くらいに出発
15分ほどで大石茶屋に到着。思ったより暑いのでウインドブレーカーを脱いで冬のレースに出る時と同じ格好で登ることにします。
この御殿場口の特徴は出発してから7合目まで山小屋が全くないという事。富士宮口の1時間おきに山小屋のあるところとは大違い。
最初はなだらかな砂礫の道を歩いていきますが、何もありませんほんと何もないこれが日本か?と思うような景色。以前テレビドラマであった漂流教室の風景です
こんなものしかないくらい単調な景色です。
途中、気象庁の避難小屋で休憩。ここで8時ころ。基本的に1時間おきに休憩をとるようにしました。しかし、平日にしても人が少ないのと、御殿場口の特徴として1人で登っている人が多いような気がします。
そして新6合目についたのが9時15分。登り始めて3時間経過
もちろん山小屋はやってません
10:05頃。1時間ほど歩いてようやく6合目。でも山小屋はやってません
10:49分。7合目日の出館に到着でも、やっぱり山小屋はやってません
でもここから先は山小屋が何軒か続くので、なんとなく安心します。
そして、とりあえず山頂に一番近くて開いている山小屋の赤岩館を目指して登ります。
11:50頃。赤岩館到着。目標では12時半か1時ころ山頂に到着できればと思っていましたが、なかなかの難コースと寝不足???でなんとなく体が重い目標を1時30から2時に切り替え最後の難関に臨みます
12:30頃。3400m地点、8合目の見晴館を通過。あと1時間ちょっとで山頂
なんとなく、空気が薄くなってきて体がだるいのと、軽い頭痛意識的に空気をたくさん吸って酸欠対策。
登っていく人や降りてくる人を見ながら、どのあたりが山頂か確かめながら登っていきますが、よくわかりませんでも、ここまで来たら登るしかないと心に決めて、一歩一歩前進。
登頂した感想は、毎回同じで、達成感と「もう登らなくていい」という安堵感
山頂の気温は約7度。ようやく涼しいところに来れましたが、どちらかというと風が強くて寒い
そして毎回悩むのが、最高峰地点に行くかどうか?下りの時間を考えると3時ころには下山を始めないと暗くなってしまいます
御殿場口の山頂は、富士宮口の山頂とすぐ隣なので、片道約20分程。でもせっかく登って来たのだから、日本の一番高いところに行かないと意味がないと思い、やっぱり行くことにしました
さて、目的も達成し下山開始。
15:10頃、下山開始。下山は登りより楽ですが、さすがに山頂付近は空気が薄いためペースを上げて降りていくと結構だるい
15:53頃。8合目通過。
一度、7合9勺の赤岩館で休憩をして、大砂走りのための脚力を回復させ、一気に降りる予定でしたが、7合4勺のわらじ館のところで、「下り最後の山小屋」という看板に止められ、念の為に500円でペットボトルのお茶を購入。
このあたりに来ると植物もちらほら見られ目の保養になります。
さて、休業している日の出館を過ぎると、いよいよ今回の目玉大砂走りに向かいます。
最初はこんな感じで少し狭く岩もゴロゴロしているのですが、
山頂に向かってみるとこんな感じ。
下りはこんな感じ。一歩踏み出すと3m進むというのがふれこみですが・・・・・私の感想では2m行くのかな?といった感じ。砂利の粒子がそれほど小さくもなく、少し水分も含んでいて適度な重さがあるので踏み込んで行って滑り出してもひっくりかえらない。ただし、これが40分近く続くので、一気に降りていくにはかなりの脚力が必要です。ちなみに1日経っての感想は、ふくらはぎの下のあたりに軽い筋肉痛最近の走り込み不足が効いています
頑張って降りていくとなんとなく風景が変わったような・・・・
周りの山が、自分のいる位置より高くなってきている。ものすごく新鮮な気分です
でも風景はやっぱり漂流教室のまま
途中、次郎坊という中間地点を境に、傾斜が緩やかになるのですが、そこで休憩して気づいたこと。
一気に1000m近くを降りてきたので、上で締めたペットボトルが気圧の変化でへこんでいた事。そして、気圧の変化で耳がおかしい。唾を飲み込んで耳抜きをやる必要があります。それとなんだかんだ言って標高が高いところで一気に体を動かすのでしっかり酸素を取り込む呼吸をしないと、下っているのに高山病のようにだるくなりますのでご注意。
そして、18:30頃、御殿場口の5合目(実際は2合目ですが・・・)に到着。無事帰還しました
前回登ったのが、確か2010年。あの時は富士宮口からでしたが、結構楽に登れた記憶があります。
その時の感覚からして登りを7時間くらいで登るつもりが、今回は、スタート時点からなんとなく体が重く、7時間40分近くかかってしまいました。
やはりあの時はしっかり走ってたので脚力も十分あったけど、ここの所ほとんど走ってなかったので結構つらかった
今年は体幹トレーニングを結構やっているのですがやっぱり日々の走る練習は大切です
まあ、それにしても富士山の登山ルートの中で最難関の御殿場ルートを制覇したので自信がつきました。残るは須走と吉田ルート。また思いつきで登ってみようと思います。
それと、大砂走りはなかなか面白いし、脚を鍛えるには良いトレーニングです。降りながら思ったのですが、登りは水ケ塚駐車場に車を止めて比較的距離の短い富士宮口で登って、下りを御殿場口に降りてバスで駐車場に移動するのもいい方法だと思いました。
思いつき登山が終わった翌日の今日。たぶん昨日より暑いんじゃないかな?今日登ってればよかったかな(^_^;)