軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

10月23日(火)英語教育研究会及び軽井沢アートコントラーダとの連携事業 154

2012-10-23 17:29:30 | 日記

    

 本日、県内の英語科、国際教養科を設置する高校の校長先生あるいは教頭先生と英語科の先生方、県教委の担当者が本校にお見えになり、標記の会合を開きました。また、今年度は、全県の公立高校にも、授業公開と授業研究、研究協議会への参加の依頼状をお出ししました。松本蟻ヶ崎高校から出席者がありました。

 研究会のメンバーは、中野西高校、長野西高校、上田染谷丘高校、飯田風越高校、松本県ヶ丘高校、そして本校です。

 私も本校の教頭時代に、長野西高校、上田染谷丘高校、飯田風越高校で開催されたこの研究会に英語科の先生と一緒に出席してきました。

 この研究会は、授業参観、授業研究および研究協議からなり、ほぼ1日を費やします。

 せっかく行う会議ですから、内容を充実したものにしようと考え、関係する校長先生方等にも相談しながら、早い段階から、松沢教頭と英語科に原案を考えてもらいました。

 今回は、2時間の授業参観ののち、研究協議をⅠ・Ⅱという二本立てで実施しました。松沢教頭には、事前に、参加高校に対するアンケートをお願いし、研究協議が充実したものになるような工夫もしていただいています。

 研究協議のⅠは授業研究会、Ⅱはアンケートに関する協議になります。

 2時間目の授業参観は、1年生の習熟度別英語の授業を見ていただきました。

  

 

 1年生英語の習熟度授業

 3時間目の授業参観では、来校された先生方に、国際文化科の3年生「プレゼンテーション」の授業の中で、審査員をしていただきました。卒論中間発表会の評価をお願いしました。

  

 ちょっとサプライズの企画を考えました。参加される各校の校長先生、教頭先生は、本校の私と松沢教頭以外、すべて英語の先生方なのでお願いすることにしました。 

 他校の英語科の先生方にも審査員をお願いしました。当日、突然お願いしたにもかかわらず、皆さん、熱心に審査をしていただき、ありがたく思いました。

 生徒の発表後、審査員の先生方からコメントをいただきました。さすが英語の先生方、生徒に分かるような噛み砕いた英語で、ユーモアたっぷりに、また、生徒が元気の出るような励ましのコメントを頂戴しました。生徒たちも、本校の先生方ではない先生方に褒めていただき、嬉しかったと思います。また、自信がついたと思います。

 研究協議も充実したものとなりました。

 今回参加してくださった先生方だけではなく、他の学校の先生方にも、この研究会をさらに「開く」ことが、来年度の課題として提案されました。来年度の開催高校は松本県ヶ丘高校ですので、きちんと引き継いでいこうと思っています。

 

  ただいま、研究協議中

 本校は、来年度で、「国際文化科」が廃科となりますので、再来年度からは、この研究会のメンバーから、はずれることになります。しかし、国際文化科の後継コースとしてのグローバルスタディコースは、国際文化科の伝統とノウハウを踏まえて、さらに進化したカリキュラムとしていますので、オブザーバー参加でもかまわないのでこの研究会に参加させてもらえないかどうか、私としては、そんなことも考えているところです。

 本日午後、昨年度から実施しています軽井沢アートコントラーダとの連携事業も実施しました。版画家・舞台美術家の橋本潔氏に3年生の選択授業「美術Ⅲ」で講演をしていただきました。「版画とその制作について」と題して、橋本さんご自身の制作について、また、作品についてのお話をしていただきました。私は英語教育研究会に出席していまして、授業を拝見することができませんでした。

   

 午後には、東信教育事務所の指導主事が来校し、関係担当係に対応していただきました。 

 話は変わり、本日から木曜日までの3日間、依田会長、堀川・池田両副会長をはじめ、生徒会執行部の皆さんが8:15から8:30まで、生徒用昇降口で「赤い羽根共同募金」の呼びかけを行います。私もさっそく募金しました。

  

 今日も、さまざまなことがありました。

 生徒がいきいきと活躍できる学校であり、先生方も今日のような企画物は大変ですが、やればやっただけ、生徒が輝き、また自分もやった甲斐があると思える学校に、ますますなっていけたらいいなぁと思った次第です。

☆追伸 10月26日

 橋本先生の授業のお礼を、軽井沢アートコントラーダの猪狩さんに差し上げましたところ、丁寧なお返事をいただきました。

 橋本先生の授業では、単なるデータ複製であるコピーと、版画作品を「刷る」という行為の対比や、版画が日本人作家の得意分野で若い世代が大活躍している現状などを分かりやすくお話していただいたことがわかりました。

 3学期には、木工家の武井氏のワークショップも計画しております。こちらも楽しみにしています。

 当日の様子は以下からご覧いただけます。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/121023hasimotosi.pdf