いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

川村記念美術館の自然散策 その4:汗か涙かタマスダレ

2008-10-05 11:01:01 | 散策
大賀ハス池の草原側にある花畑の縁取りに、春は水仙が植えられていました。今は白色の花が帯状に植えられ、見頃になっています。

「私らは、タマスダレと呼んでいます」

川村理化学研究所構内の庭園管理を請け負っている造園業の人から教わりました。
菖蒲園の手入れが終わって事務所へ戻る途中でしたが、笑顔で花名を教えてくれたのです。

 ~ ちょいとひねれば、ちょいと、ひねれば、日米国旗に早変わり。
       日米国旗を ちょいと伸ばせば釣竿に。ちょいと ~

南京玉すだれを演じる大道芸人が、脳裏を走り抜きます。

明治の初め頃(1890年前後)に中央・南アメリカから渡来したゼフィランサス。
細長い葉が集まっている様子を簾(すだれ)、六弁の花の白さを玉に例えて玉簾、珠簾。
これが、和名の由来になっています。
また、雨後に花を咲かせるのでレインリリー(写真)、三重地方にはアメフリソーの別名があります(木村洋二郎著:図説花と樹の事典)。

白花のタマスダレ、ピンク花は、サフランモドキ(ゼフィランサス・グランディフロラ)です。秋に黄色い花を咲かせるキトリナなどの交配種があると「花の事典」で説明されています。
ここには、サフランモドキやキトリナは植栽されていないようです。

花弁の水滴を強調するため、55‐200mmズームを200一杯に引っ張りました。
ニコンD70と買い換えたD60の試写に出かけた時に撮ったのですが、まあまあと満足している1枚です。
余談ですが、接写モード撮影は、カメラを三脚に固定する作業に時間が取られるから、大の苦手。 

「常時、三脚を持ち歩くからでしょう。カメラマンと被写体との純愛物語、今は昔の話になりましたね」
「・・・」
「手ぶれ補正のあるズームレンズで撮りましたね。三脚はお邪魔虫。清らかな愛情を持って被写体に接していませんよ」

ボケ封じ観音さまは、ゼフィランサスの花言葉を言いたいのだ。

秋雨が降った直後の花畑では、泣き虫リリーや汗かき玉すだれたちが井戸端会議ならぬ、池端会議に夢中で、ワイワイ・ガヤガヤやっています。

レインリリーや玉すだれ娘は、一張羅(いっちょうら)の晴れ着に着飾って、花の愛好家、花好きカメラマンの来訪を首、いや、花を長くして待っています。 




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