このところお昼寝が長引いて、その分夜遅くまで起きていることが多くなった。
そんな時、読書に飽きるとテレビを点ける。
NHKはウインブルドンかどうか知らないが、このところテニスの試合中継ばかりである。
応援したり注目している選手がいるわけでもないので、
暫くボンヤリ見ていて思ったのだが、
イギリスで発達したと云われる硬式テニスは意地悪なゲームだなあと思った。
何しろ相手のいないところばかりを狙って打ち返すのだから。
これが日本で発達した剣道だと「面!」だとか、「胴!」だとか、「小手!」を狙う。しかも狙うところを叫んで打ち込む。だから、意地悪ではなく、卑怯でもない。之こそが日本の武士道だ。
日本の武士が、相手が寛いでいるときに打ち込んだりしたら、たとえ勝っても卑怯だと云われる。イギリスの硬式テニスは自分も相手も、卑怯の連続である。
だから技で「見事!」と云う感動が乏しい。
しかし、これが文化の違いでどんな説明を聞いても納得できないだろう。
だから、最近の我が国のようにスポーツの世界で何でもかんでもオリンピックのメダルに結び付けて語ることなどハシタナイ極みだと思う。
江戸時代、江戸と京都の間を手荷物や書簡を持って走っていた人たちがいた。
彼らが現代のオリンピックに出たらメダルを独占することだろう。
それにひきかえ、自家用車が発達した我が国が、長距離選手を育てようなどと思わなくていい、自家用車があまり普及していなくて急ぐときは日常的に走っている国にメダルはお渡しすればよいと云うのがオソマツ君の意見である。(T)
蓮池の鯉
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます