Tassili memo

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念願の ・・ 山熊田彷徨 ・・

2010-11-16 11:25:34 | 国内 / 旅の記録 (キャンプ・温泉)
 11月13日(土)
旦那の仕事が終わるのを待つ間・・念願のプラン・・新潟県北部の山熊田へ行ってみた♪


<山熊田> を知ったのは・・マタギ関係の流れから・・の、2冊の本から。

 「黄色い牙」(志茂田影樹)or 「邂逅の森」(熊谷達也)

頭の中がぐちゃぐちゃで・・どっちだったか、後で調べる(恥!)
山形県南西部、大鳥川上流部の山中の集落に住む主人公の娘の嫁ぎ先が、
山を越えた、新潟県側の山熊田のマタギの家だった。
両家の顔合わせも、婚礼も・・山を越えて行き来する。本の中では、<大熊田> だったかな?

 「相克の?森」 (熊谷達也)

主人公は・・山熊田にはマタギの調査で訪れたんだったかな?
その途中の、中継という集落も出てきたし、中継川が大川となって海に注ぐ河口にある府屋の役場も出てきた。
ここで、<マタギサミット> が開かれたというのは・・中継でだったか? 府屋でだったか?
ともかく・・わたしゃ、記憶力が悪い!


 最近は、鳥海山エリアだけでなく、田沢湖へも新潟経由が多い。
海岸線を走りながら・・府屋を通過するたびに・・いつか、この奥にある、山熊田へ行ってみたいと思っていた。

 それから、村上から国道7号線を走ってくると、葡萄スキー場をすぎて・・
トンネルを2つくぐって・・しばらくすると、北中で、国道は大きく左へカーブし海岸へ向かい、
勝木(がちぎ)からは、海岸沿いの道となる。
その大きくカーブの箇所にある標識に、直進的な細い道が示されている。

そこも、直進したい衝動に駆られながら国道を進んでいたのだが、今回、地図を眺めながら・・思案。
府屋から、中継川沿いに入って行きたいけど、短い時間の中で、いろいろ走るには、北中から入ろう!

北中~雨坂峠~荒川口~山熊田~通れるか?~雷~時間があれば、雷峠往復~温出~府屋

雷から温出の途中の、大代から中継川側の樽欠橋までも細いくねくね道もあるし・・

雷峠から先の・・R345号も・・面白そうだけど、今日は時間がなさそうだな。


 今回、走ったのは・・このルート




 北中の、大きなカーブを曲がった先を右へ入る。
集落の中を、<雨坂峠・朴平> の道標を頼りに道を選ぶと、集落をぬけ、田圃の中を走り・・
<雨坂峠>緩い登りとなる。道が下りとなって、峠を越えたことを知る。
それほどきつくないカーブがいくつか下り・・荒川の集落・・朴平集落・・荒川口集落
荒川に沿ったこの道は、周囲の山がそれほど深くないからか? 広やかさを感じる・・
のどかな山里を走る・・また来たくなる、雰囲気のいい道だった♪



行く手に、山熊田への標識・・荒川口を・・わくわく♪・・右折。

こちらには、もっと広やかな風景が広がっていて・・遠くに集落・・あれが、中継。
この平地を囲む里山も、集落の奥に見える山も、色づいて・・♪





中継集落をすぎ・・中継川にそった道は、だんだん山奥へ向かう雰囲気となり、紅葉も濃くなり、きれい。
たぶん、樽欠橋の所だったと思うんだけど・・木々の合間に小さな吊橋が見えて・・
そこを腰の曲がったお婆さんが手押し車を押してゆっくり渡っていた・・すご~く素敵な風景♪
カメラを出す頃には、お婆さんは渡り終わってしまいそうなので、車を止めて、眺めてただけ。
その吊橋を渡ってみたかったが、帰りにしようと、先を急いだ。
でも結局、帰りはここを通らなかった・・ちょこっとでも車を降りてみればよかった(涙)

上の写真を撮っている時や、ここで車を止めている間に・・車が数台、奥へと走っていった。
へえ~、けっこう活発なエリアなんだなあ・・と思った。

やがて、赤い、長い、スノーシェードをぬけると・・そこが、山熊田集落。
集落の入口にある建物の周りには、10台以上?の車が止まっていて、人々も集まっている・・何だろう?
入口には、<さんぽく生業の里> とある。観光客がけっこう来る有名な場所になったのかな?

ここは、金剛川と山熊田川が合流して中継川となるところで、十字路になっていた。
直進方向には工事中の看板があったのだけれど、行けるところまで・・と、直進。
民家の間を上っていく道は、すぐ工事中となり・・よそ様の敷地にちょっと入らせてもらってUターン。


<さんぽく生業の里> に戻って、そこにいらした土地の方にうかがうと・・
今日は <赤カブの体験会> とのこと・・みんな建物に入っていくので、漬ける体験かと思った。
左折しての道は、奥にUターンできるスペースがあるとのこと・・で、左・・つまり南への・・
山熊田川沿いの道に入った。
集落が途切れるところで、さっきの道が合流していた。そのまま奥へと進む。

林道は細くなりながら、徐々に高度を上げ、谷が深くなっていくのがわかる。
舗装させているので安心ではあったけど・・大きく左へ曲がり小広くなったところで、丸くない石ころが急に増えた。
パンクが怖いので、そこでUターン。そこからの風景を・・記念に1枚・・パチリ。




 戻ってきたら、さっきのおじさんの軽トラを先頭に、数台の車の列がやってきた。
すれ違えるように端に寄って見ると、軽トラの荷台には・・角型の籠♪・・が数個?載っていた。

更に戻ると、大きな三脚につけた大きなカメラ・・を2台抱えた人達が谷の方へ降りて行くのが見え、
その先の小広い所に車が3台止まっていた・・私も車を停めて、話を伺う。

つまり、今日は・・<赤かぶ収穫体験会>。
さっきすれ違った車列は、ここでは回転できないので、先の方でターンするため。


私・・び~っくり! 赤かぶって、こんな山奥で作るの~!?


また、少し下って・・谷への小道がある場所に車を止めて、谷の方へ降りてみた。
赤かぶ畑らしきはなかったが、田圃があった。

車に戻ると、中高年の女性数人が歩いてやってきて、「もう、この辺で帰ろうか」と話していた。
その方達のお話では・・夏頃、畑を焼いて、まだ熱いうちに、そこへ赤かぶの種をまくのだそうだ。

またまた・・びっくり!

何も知らずにやってきたけれど・・昔はマタギの集落ではあったけれど、
今は、<焼畑・・灰の文化> を残す土地なのだそうだ。
焼いた畑には、赤かぶのほか、大根の種も播くそうで・・確かに、大根の畑がそこここにあった。

集落のそばの小道を谷へ下りていくと、稲刈りの終わった田圃。
赤かぶの畑は見れなかったが、朽ちかけた吊橋があった。




集落の中では、家の周りに板を打ち付けているお年寄りや、2重玄関に見える、いっぱいの薪や・・冬への準備が感じられた。




山熊田集落・・10軒くらいだろうか?




 時計は12時・・もう戻らなくちゃな~と頭をかすめつつも・・
今度は、金剛川沿いの・・雷への道へ行ってみた。 他の車も走って行ったので、安心して・・♪

田圃と金剛川にはさまれた道は、やがて高度をあげ・・くねくねくねくね・・。


途中で、道の手入れをしていたお年寄りに伺うと・・
「ここをもう少し行くと、雷の集落がありますから・・」とのことで・・安心!

ところが、この「もう少し」が・・長かった。
確かに地図を見れば長いことは分かるのだけれどね。

途中は、一箇所だけ、少しダートだったが、路面は問題なかった。
ただ、道幅が狭いところが多々あるので、対向車があったら大変だろうな~!
今回のコースの核心部。

でも、紅葉はきっと最高・・今日のコースは、もう少し早かったら、絶好の紅葉ドライブだろう。


 峠を越えて、今度はくねくねくねくねと下り・・やっと雷集落。

そこには、なんと、バスの停留所があった。(山熊田にはバス停は見かけなかった気がするけど)

ともかく時間がないので・・ひたすら走った。

大代から中継川側への道は、様子がわからないので、そのまま温出まで。
途中に、日本国への登山口があって、下山してきたらしい男性3人のグループも道路を歩いていた。
温出からは・・ナビ様の仰せの・・再び、雨坂峠を通って北中に出て・・

お腹すいたけど、車内にあるものを食べつなぎながら・・14時・・無事、豊栄に到着~♪

 このエリア・・まだまだ、走ってみたいなあ! 






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