04月10日
なんとかようやく登山に行けるようになってきました。登山の場所もいろいろあり、足慣らしの為に、七座山、房住山、森吉山、田代岳、水沢山とかを考えましたがそれを止めて95回目の白神岳に挑戦です。
昨年12月10日振り、丁度4ヶ月目の登山になりました。私は夏山ルートを選択してするが、トレースは全くない。マーキングテープを頼りに登って行く。段々膝と、腰痛が酷くなってくて、疲労が激しい。なんとか、急登を登りきり蟶山分岐に辿りつくことがで来ました。本当に体力の消耗が激しく、帰りの体力が心配になってくる。何度止めようか思いました。
風も強くなってきたので、バラクラバ、ウエンドーブレーカーを着用して、足にはスノーシューを履いてブナ街道を進む。頂上迄2.3km地点、大峰分岐迄800mの所迄きたときは、膝が動かなくなってくる。
大峰分岐までの急登の手前まで来たとき新雪か積もっていました。南西の風が強く吹くが、なんとかこれを登り切り大峰分岐に辿りつくが、大峰分の標柱が見えません。すぐ近くに弘前大学の観測塔があるからここが大峰分岐であることが解る。
やっと頂上に辿りつきましたが、頂上は意外と雪が少ない。頂上の明示ポールが半分も見えます。周囲の山々は霞が掛かって殆ど見えません。残念です。あまりの強風で早々に退散。
避難小屋に行ったらスノーシュー、ワカン、スコップがデポされおり非難小屋には誰も居ません。向白神岳方面を見るが人影も見えません。前泊した人達はどこに行ったんでしょうか?。ただ白神岳から下りていったトレースがありました。
避難小屋では靴を脱がないといけないので、トイレの中で早目の昼食を食べるがおにぎり1個しか食べられませんでした。これも疲れているので食べられなかった。食べ終わったら大学生が4人で登ってきていました。
食べ終わって早々に下山です。今度はスノーシューを脱いで壺足で下山です。雪を踏み抜くので要注意して下りていきます。急坂の所はエッジを切って下ります。
薬、芍薬甘草湯を飲みましたが足が何回も痙攣を起こして10分程休みながら下山します。大峰分岐800mの所で大学生に追いつかれました。早くて早くて、若いって素晴らしいものです。
途中登ってくる登山者に会いました。泊まる人、日帰りの人達が結構登ってきます。なんとか蟶山分岐から、最後の水場の急登を下りきりますが、体力が限界のようです。膝、腰が痛い。こんなにトレーニングしているのにと思いますが、金曜日の足の筋トレをやり過ぎたのと、最近の寝不足が影響しているのかなと考えながら水分補給をして最後の水場から蟶山・二股分岐に向かいます。
これからは雪の踏み抜きに注意しないと怪我をするので注意が必要と自分に言い聞かせて慎重に雪を見極め、又トレースを見て進む。
中間あたりまできたときに左足がすっぽり雪を踏み抜いて、その瞬間左側の沢に転び、左足がしなってしまい、その瞬間これは膝が骨折したと思いましたが、幸い雪から足が抜けて沢に1回回転して止まりました。膝が痛くてややしばらく立ち上がれません。なんとか立ち膝の状態を確認。
まず真っ直ぐには歩けるが、少しでも捻れると痛くて痛くて大変。歩けることがこんなに幸せだと思いました。これから慎重にゆっくり下りて行くが蟶山・二股分岐迄物凄く長く感じられた。
蟶山・二股分岐迄でくると後は雪はありませんので大丈夫ですが、急死に一生を得た感じです。骨折していたら死んでいました。なんとか登山口、駐車場に辿りつくことができました。足は痛いがまず歩けるのでよかった。
やはり体調が悪いときは無理しないで中止していればこんなことにはならなかったと思い悔やむ。妻に怒られ、もう山には行かないでくれと言われる。
翌日11日、いつもお世話になっている整形に行って診て頂いたら、内側側帯靱帯損傷と言うことで、このまま無理しないで治療すれば治るとのことで一安心ですが、でも今日12日が一番痛い気がする。本当に残念な登山結果になってしまいました。反省ばかりの一日でした。残念ですがしばらくは登山には行けません。
今日の山行は9時間20分。歩いた歩数31000歩。
01.朝4時42分の白神岳。下は14時42分の白神岳。
02.駐車場に5台の車。青森NOが多かった。テント泊の方もおりました。
03.記帳所で登山届を出していく。下は登山口です。久し振りです。
04.6時53分。ようやく白神岳の向こう側からようやくお日さまがあがってくる。
05.私の大好きな、蟶山分岐にある兄弟ブナ。
06.根回り雪。深い所はまだ2m程雪が積もっている。
07.標高1000m程から新雪が積もっていました。新雪を踏みしめて歩く私の踏み跡。
08.大峰分岐手前の急登が2ヶ所あります。
10.スノーモービルの跡でしょうか?。私は始めて見ました。
11.避難小屋ですが、東側の2階の窓まで雪があって、西側の窓から出入りしているようでした。
13.白神岳頂上の風景です。頂上の雪は意外と少ないものでした。
14.頂上から北側の、避難小屋、トイレ。
15.白神山地の核心部の橅林です。
16.東側の山々でしたが、八甲田山、八幡平、岩手山は霞んで見えません。
17.「白神岳頂上」で95回目の動画を記録する。あまりの強風と霞みがかって遠くの山々の展望が効きませんので早々に退散です。私の声も記録されいません。
18.避難小屋を覗いてみたら誰も居ませんでした。下は向白神岳へ登った登山者のデポしたもの。
19.早い昼食を食べようと思い、避難小屋だと靴を脱がなければならないので、風よけはトイレを使わせて頂きました。それこそ「臭い飯」になりました。又頂上でパチリと撮りかったがあまりの強風でトイレでパチリです。
20.大学生4人が頂上に。彼らもすぐに下山する。それにしても足が速い。若いと言うことは素晴らしいものです。
21.ブナ街道の素晴らしい橅林。
22.いつもの、小さな小さな風穴。
23.このように今日は沢山の登山者が登って行きます。
24.福寿草の群生。
25.キクザキイチゲ。
26.カタクリも結構咲いていました。下はカタクリの雌しべの柱頭。
27.帰りの駐車場。結構な車でした。
28.22年04月12日 白神岳登山時間。
29.22年04月10日 毎日新聞 脳トレ川柳。
30.22年04月10日 毎日新聞仲畑流万能川柳。
本当に辛い登山となり、猛省です。
誤字脱字がありましたらご容赦を。