Welcome to TANN'S_blog(中島富男)

好き勝手なことを言ってるだけです。パンの記事は全て移設しました:http://pane.piazza.link

GPIF年金積立金の平成26年度末資産を基にした運用損見積(株価と為替更新)

2016-01-21 15:20:16 | 社保庁と年金問題
2016/1/21のTOPIXと円ドル為替レートに更新しました。

平成28年 年初から株安・円高が続いているので、年金積立金を運用しているGPIFの資産にどの程度損失が出ているかについて、大雑把な計算をしてみた。

GPIF平成26年度運用ハイライト

平成26年度運用ハイライトによると、国内株式、外国株式と外国債権それぞれの資産が以下のように記載されている。

国内株式資産額:316,704億円(31兆6,704億円)
外国株式資産額:181,815億円(18兆1,815億円)
株式債権資産額:300,722億円(30兆722億円)


国内株式資産損失をTOPIX終値から概算する。GPIFの国内株式のベンチマークをTOPIXであると四半期報告書に記載している。

2015/3/31 TOPIX終値:1543.11
2016/1/21 TOPIX終値:1301.49

GPIFが
国内株式の細かい売り買いをしていないと仮定し、資産額は、TOPIXに追従するとすると損失額の計算は以下のようになる。

(1-1301.49/1543.11)×316,704=49,589
損失見積額:4兆9,589億円

外国株式資産と株式債権資産の為替のみによる損失額の見積ってみる。
株安の影響は、資産明細が開示されていないのでわからないので、為替のみの計算をするということ。

2015/3/31 円ドル中値 :120.17(¥/$)
2016/1/21 :円ドル中値 116.82(¥/$)

(1-116.82/120.17)× ( 181,815 + 300,722)= 13,452
損失見積額:1兆3,452億


国内株式資産と株式株式資産および外国債権資産による簡単な損失見積額は、

4兆9,589億円 + 1兆3,452億= 6兆3,041億円。

GPIF平成26年度運用ハイライトによる資産総額は、137兆4,769億円なので、

6兆3,041億円/137兆4,769億円=0.045856=4.5856%

損切がし難いであろうGPIFは、一体、どうやって、損を挽回するのであろうか?

PVアクセスランキング にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿