WordPressを利用した独自ドメインブログ開設および既存のgooブログからの一部記事の移設作業の備忘録その2。
主に,WordPressを導入する前の準備や試行錯誤について。
その1に記したように,WordPressを使用した独自ドメインブログ作成作業そのものは,その1に紹介した参考書通り進めていけば,さほど手間ではない。
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原 久鷹 | |
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しかし,WordPressの知識が全くなかった私は,二日の作業の間に幾つかの試行錯誤が必要であった。それを,記しておく。
1.WordPressとはなにか?:私の場合,まず,WordPressとは一体なにかを知ることが必要であった。よって,インタネットで検索し,本屋において解説本を立ち読みした。なるほど,gooブログのようなブログサービスを利用せずに,独自ドメインを取得して,ブログおよびホームページさえ作れということを知り,興味を持った。それから,2週間程度,構想を温めた。
2.独自ドメインの必要性について:
(1)アフィリエイト導入:キレイごとを書いても仕方ない。自分のブログへのアフィリエイト導入をしてみたいと思った。gooブログにおいて,Amazonアフィリエイトを利用できるが,商品紹介のみに留まる。少し,アフィリエイトについて勉強してみたいと考えた。と,いうのは,私のブログは,カテゴリーが,技術者しか興味がないような記事から,政府などへの不平不満,観劇の感想であったり,うつ病の状態であったり,最近では,パン作りなど自分でも整理できないほど,雑多になってしまった。そうなると,私のgooブログ記事を読んで頂いている方も,色々な関心事から,たどり着いてきたと推察している。特に,最近,投稿の大半を占めたパン作りの記事を読みに来てきてれた方と,私の人気記事過去記事のショックレスポンスペクトラム(SRS解析)関連を読もうとする方が必要とすることは,それぞれに異なる。また,それぞれに,提供したい情報も異なる。Give & Takeではないが,情報を提供したら,下品ではない範囲で,何がしからのご褒美も欲しい。それでは,Amazonアフィリエイトでは十分ではない。それならば,amebaやlivedoorブログを使うという手段もあるが,エンジニアとして,それは,自分の成長にあまり寄与しそうもない(私は五十路を過ぎているが,知識を実践する成長をし続けたい)。長くなったが,単にアフィリエイトにより小銭を得るのではなく,いわゆるメカニカルエンジニアとして,最近,とても不信感を抱いているいわゆるITビジネスというものが一体なんなのかを知るためには,自力で,サイト運営を経験するの最も効果的であろうと考えたのだ。だから,HTML5とCSS3を勉強しようと,先に思って,やったのであるが,WordPress導入により,それも,補助的なことで済むことがわかったのである。
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(2)メールアドレス:現状の私のプライベートメールアドレスは,マイナーなプロバイダのドメインである。このドメイン名がとても長い。今は,メールアドレスは,個人認証手段の一つであるから,メールアドレスをタイピングしたり,書類に記入する機会がとても多い。そういったとき,長いドメイン名は,面倒である。特に,書類の場合,狭い記入欄に窮屈に書かなければならない。独自ドメインとレンタルサーバーを利用すれば,メールアドレスも変更できる。そこに,期待を持った。
インターネット利用には,一つひとつの契約は少額なのだが,塵も積もれば山となるとなるように,結構な費用になる。我が家は,さほど課金を払っていない。それでも,私と家内のメールアドレスのドメイン名は異なる。上記(2)のようにメールアドレスは個人情報の重要な一つであるから,多くのところに登録している。一体,どれだけのところ登録しているかさえ忘れてしまっているか忘れているほどだ。家内のドメインはniftyである。プロバイダとしてniftyを利用しているわけではないが,メールアドレスドメインのためだけの課金を払っている。その額¥1,200(税別)/月である。gmailやyahooメールが無料で利用できる今,決して安い額ではない。また,プロバイダを変えようとすれば,今のメールアドレスをどうするか考えなければならないから,割引期間が過ぎたプロバイダ契約解除を容易にできない。メールアドレス変更が邪魔をする。
実は,私のメールアドレスのドメインは居住しているマンションとひも付きである。当初は,プロバイダ費用が明示的に発生しないから良いと思っていたが,引越しするとドメインがどうなってしまうのであろうという問題も生じる。
3.独自ドメイン文字列の検討:これは,難問である。業務上のドメイン名であれば,容易に決まる。しかし,プライベートな場合,どのようなドメイン名文字列にするかは,私だけではなく家内の同意も必要だ。また,『名は体を表す』。さらに,多くの文字列は,既に登録されているであろう。家内と相談して,幾つかの文字列を選んだ。via(イタリア語で道とか通り)appia(古代ローマで最初に整備された街道の名前),antica(イタリア語で昔のとか古代とか),folo(現代イタリア語では法廷となるが,古代ローマの中心地フォロロマーノのフォロ=広場と集会所とかそんな意味),そして,piazza(イタリア語で広場)。イタリア語にしたのは,古代ローマに関心を持って何回かローマに行ったのと,イタリア語ならば,英語よりもドメイン名のバッティングは少ないであろうと考えた。
そして,ムームドメインにおいて,実際に使用可能なドメインを検索し,結果,piazza(英語ならsquare=ニュークのタイムズスクエアのsquareである)になった。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫) | |
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まだ,参考書も買っていない状態においてここまでの記事になったので,以降は,その3にする。
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