Welcome to TANN'S_blog(中島富男)

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身近にある微積・電気回路のパッってなんだ?

2011-03-01 22:05:23 | 微分積分
う~~~ん.....極限の説明は諦めた。

私に極限を語るだけの能力は無い。

当初の目的を思い出して、復習なり、どこで使われてかだったりに戻ろう。

と、言うことで、微積を使わないと説明できないけど、意外と身近にある現象の例を。

最近は余り見かけなくなりましたが、例えば、何かの家電のスイッチを入れたら、パチッって光ったり、音がしたりした経験はありませんか?

古いアナログのテレビとかだと、リモコンのスイッチ入れたら、ブラウン管が一瞬ぱっと明るく光ったりとか。

あれって、気のせいだと思ったりしてませんか? もしくは故障と勘違いとか?

実はあれ、電気を使うものには必ず発生する現象です。 難しい言葉では過渡現象と言われるものです。

電気回路にスイッチを入れると、瞬間的に大きな電流が流れるます。 コンマ数秒を経たないうちに一定電流になりますが、ほんの一瞬だけ。 なぜかと言うと、本来電気を通さないコンデンサは交流だと電気を流します。 スイッチを入れるときは、電気回路に電圧が階段状にいきなりかかるので、そのとき、電気回路の特性に従って電流が流れるわけです。 それが、ブラウン管のパッです。 回路のコンデンサの容量が大きいとパッは小さくなりますが、絵がでるまで時間がかかります。 

こういうのを考えるときに、どうしてもV=IRのオームの法則だけでは回路の設計ができなくて、もっと詳しい計算をする必要があるわけですが、そのときに微積の登場となります。 まぁ電気屋さんは微積に頼らずに公式で解いてしまったりしますが、その公式は微分方程式の答えからでたものです。

家電を使う立場からすれば、気にしないでいいことですが、あのパッは必然的に生じるわけです。

でも、あのパッをしっかり設計しないと、最近の家電はデジタル化されていて、ICは大電流に弱いので、回路にあんまり電流を流すと故障の原因になりますから、馬鹿にはできないものです。 電気屋さんは瞬間的に流れる電流はどこまで許されるかをスペックとして決めて部品を選定して設計します。

私は経験がありませんが、メモリのRAMやSDカードのバラック品を買うと故障したと言うのを聞くことがありますが、そう言うのも、この過渡現象による電流の流れによるものが多いです。 メモリやSDカードにとってはちょっとの電流でも雷と同じなのですね。

次は違う例を探してきます。

分かりづらい、抽象的な例ですみません。

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