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寮管理人の呟き

福山城小丸山に移築された旧内藤家長屋門(福山市重要文化財)

広島県立歴史博物館の辺りにかつて福山葦陽(いよう)高校があった。戦前は県立福山高等女学校(通称:県女けんじょ)という名で藩校の流れを汲む旧制中学校と並ぶ名門であった。

歴史博物館の少し北に位置するふくやま美術館、東横に噴水があり、後ろが庭園で小高い丘に続いている。この丘は小丸山と呼ばれ中腹に福山藩の武家屋敷が移築されている。

旧内藤家長屋門(福山市重要文化財)

旧内藤家(阿部家家臣)長屋門は弘化3年(1846)の建築とされ市の重要文化財である。しかし、説明板は色褪せ、おまけに地図も昭和40年代のままとなっており観光客は良い印象を持たないだろう。一市民として恥ずかしく思う。こういうところにこそ予算を回すべきだ。

旧内藤家長屋門の説明

長屋門近くには藩校関係者の江木鰐水と寺地舟里の石碑が寂しく建っているが、こちらの方にも矢印付きの標識を建てるなどして光を当てて欲しいものだ。過去を蔑ろにする人間は今も蔑ろにしているのに等しい。

江木鰐水(えぎがくすい)の碑

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