goo blog サービス終了のお知らせ 

寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

言わなくてもよいことを言う人達

2010年11月18日 | 暗黒の無政府時代
法務大臣の身内の集まりにおける発言はまさに「とうじん」であった。彼を広島の恥さらしとまでこき下ろす人もいた。私は映像を見て「宇宙人並やな」と呟いた。

そしてまた今日国会で呆れる出来事があった。「暴力装置」「法的拘束力はない」という言葉を発した老人は「国家」を解体する前に「自分の首」を絞めるのではないかと心配した。

私の地元の代議士が政府を厳しく追及するのに対して受け答えする方はシドロモドロで見るのも気の毒だった。やはり与党のメルトダウンは保身を考え出した時から加速している。

私は今年の8月6日に広島市まで出かけたことを思い起こした。「ふたたびヒロシマの平和を疑う!」と題した講演会で田母神俊雄さんが予言したことがドンドン的中しているのである。彼の先見性は高く評価されるべきだ。保守再編の可能性も出てきた。とにかく来年は激動の年となりそうだ。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

sengoku38氏が施した巧妙な仕掛け

2010年11月15日 | 暗黒の無政府時代
一躍時の人となった海上保安官(sengoku38)の逮捕が見送られたという報道は意外だった。国民感情も考慮したとの事だが、どうもすっきりしない。処分もせずに無法者の中国人船長を(超法規的措置で)帰国させたことからケチがつき始め、今では特使と中国政府の間で密約があったのではないかと疑われている有様である。

説明責任を果たさない政府与党に対する国民の目は厳しく内閣支持率はとうとう危険水域に突入してしまった。フワフワした気分に左右される数字は別にどうでもよいのだが、一般大衆がニタニタおじさんに飽きて早くも別の救世主を求め出している点は見逃せない。確かに現政府は強風が吹けば簡単に剥離する安っぽいヅラのようだ。しかし、そのような政権を誕生させた責任は国民の側にある(※私はここに含まれていない)。

sengoku38氏は寝ぼけた国民の目を醒まさせるために巧妙な仕掛けを施したのではないだろうか?

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネットという強大な権力

2010年11月05日 | 暗黒の無政府時代
ユーチューブに流出した中国漁船の違法行為映像を見た日本国民の多くは「もっと早く公開すべきだった」と思ったことだろう。月曜日のTVタックルで阿川女史が「ユーチューブにこっそり流出させればいいのに」とコメントしていたのを思い出した私は再び笑ってしまった。

投稿者はへの字口の老人の苗字をハンドルネームに使用していた。その後の38の意味について様々な憶測が飛んでいる。藩政時代の隠語である2文字を仕掛人が知っていたとすれば相当の切れ者である。ネットにおける老人への厳しい御仕置は現政権の寿命を縮めることになりそうだ。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恫喝まがいの言動は逆効果

2010年10月31日 | 暗黒の無政府時代
恫喝はならず者やキン●マの小さい男が必要以上に己を大きく見せようとして用いる古典的な手法である。政治の場においても恫喝まがいの言動を繰り返す人がいて新聞や週刊誌のネタになっている。

気にくわない者に対して汚い言葉を吐くことは誰にも経験があると思うが、多用すると品位はガタ落ちになる。毒を和らげるだけの諧謔もないのがつらい。暗記学問によっては決して身につかないセンスなのである(笑)

そんな政府高官の問題発言に始まり10月は異常気象、燻り続ける政治と金の問題、2番底の恐怖、そして中国との小競り合いとろくでもないことが続いた。政府の対応がことごとく裏目に出てしまい、与党支持者でさえも「もうアカンわ」と言う始末である。

激しい浸水に気付かない鈍カンな船長ら(末期カン内閣)らに対して早くも勝手に避難し始めた船員(=見切りをつけ始めた国民)。手薄の状態で無数の穴を埋めるのは非常に困難になっていることだけは確かだろう。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屁理屈をこねる老人が紙面を賑わす平成22年秋

2010年10月24日 | 暗黒の無政府時代
数々の問題発言で(首相よりも)注目を浴びる男。週刊誌で陰の総理とか赤い後藤田と揶揄されるへのじ口の老人のことである。彼の答弁には謙虚さというものが感じられない。高い知能を持つ少年少女らは反面教師としての老政治家から多くのことを学んでいるだろう(笑)

本日の産経新聞に掲載された古典個展(立命館大教授・加地伸行さん)も強大な権力を握った者に触れていた。あまりにキツい内容に飲みかけのコーヒーを噴き出してしまったほどだ。

 そういえば、もう一人、歌を忘れたカナリヤがいる。それは〝陰の総理〟と呼ばれている御仁だ。
 この人、左翼である。日本の左翼は、大体において、自分というものがない。だから、かつてソ連が全盛であった時代には、ソ連に従うことがすべてであった。
 そこで、ソ連(当時)と対立するアメリカをなにがなんでも悪者として扱うことが仕事であった。そのときのアメリカ非難のことばが「アメリカ帝国主義」。ときには「日米帝国主義」とまで言ってソ連に諂った。
 帝国主義-この言葉をどれほど聞いたことであろうか。左翼にとって「帝国主義」は日常語であり、アジ演説における<歌>であった。
 それなら尖閣諸島に対するこのたびの領土拡大を企む中国の行為は、まさに帝国主義なのであるから、この御仁は「中国帝国主義」という非難の歌を歌うべきではないのか。
 ところが歌わない。どころか、「柳腰で」などとわけの分からん答弁で逃げている。歌を忘れたこういうカナリヤに、西条八十はなんとこう作詞している。「柳の鞭でぶちましょか」と。おみごと。
 この御仁が、国会の委員会において、答弁するところをテレビで何度か見た。
 中略
 結論は、首相に対して僭越であることだ。質問者が首相を指名して質問しているのに、首相を差し置いて、己がしゃしゃり出てきて答弁していた。
 これは異常である。凡庸な君主と僭越な重臣との勢力争いが亡国の原因となるのは、歴史上、常にあった。遠く2500年前の中国古代、孔子は自国の魯国におけるその現実をつぶさに見た。

政権交代から1年が過ぎ「どこから見てもおかしな流れ」に多くの国民が気づき始めた。トップが意思決定すらできない体制は国民にとって最大の不幸である。私はあの世の後藤田さんが「わしの名前を勝手に使うな!」と憤慨している姿を思い浮かべ苦いコーヒーを飲み干した。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたたびヒロシマの平和を疑う! 8.6田母神講演会(その5)

2010年08月08日 | 暗黒の無政府時代

戦後教育の暗部についても言及があった。結果の平等を求めるあまり個の能力低下を招いた現実、彼の主張通り「教育勅語」と「修身の教科書」の復活は親族間殺人などの問題解決の一つの手立てになり得ると思う。

戦前の道徳教育に生理的なアレルギー反応を示す者のほとんどが勅語に目を通したこともない(マルクスを賛美するくせにマルクスの書いたものをほとんど読んでいない人たちとレベルは同じ)との指摘も当たっているだろう。彼らのためにアメリカから「ザ・ブック・オブ・バーチュ(勅語の焼き直し版)」を逆輸入したらよいとの痛烈な皮肉に聴衆は大笑いした。話は専門の国防に飛ぶ。

(自衛隊は)国際法で動かせない唯一の(おかしな)軍であるが、このことが竹島の実行支配を許し、数多くの拉致被害者を生んだ原因であると分析した。今の国際社会は利益の分捕り合戦で情報戦争(間接侵略)の時代でもあるが、まずいことに政府与党が(中共)のシンパになっていることへの嫌悪感を示した。自国の得になるように発言・行動するリーダーが日本にいないことが「最大の癌」だと私でさえも思う。イランや北朝鮮が核兵器開発に拘るのは国際的な発言力を有したいことに他ならないのだ。

田母神さんは左向きのマスコミに対抗するためには保守の言論を守る会社を支援する必要があるとし、講演会の参加者に「サイレント・マジョリティから行動派への転換」を図る時期に来ていると訴えた。自主憲法制定を(20年かけて)目指し、軍事力をバックに外交交渉にあたり紛争を回避することを国民は理解すべきだと言い覇気のないリーダーに対してはこんな注文をつけた。

 「総理は(尖閣諸)島に来てみろ。全部沈めるぞ!と(中国に)言えるくらいでないといけない」

アメリカが中国から核の恫喝を受けて自国民を犠牲にしてまで紛争の勃発した尖閣諸島を守るかは非常に疑わしい。日本人自らが国を守る意識を高め、同盟国の情報を極秘に収集する能力を向上させなければならないという意見には全く同感である。

田母神さんのトークの魅力はユーモアを交えた「適度な脱線」にあると私は見る。終盤、ミシュランによる格付けを例に出して「歴史の浅いフランスなんかに星をつけてもらう必要はない。何がワインだ、(日本は)大吟醸だ。日本人がもっと自信を持たなきゃいけない」と力を込めて語っていたのが印象に残った。そして講演を締め括る言葉はなんと「言いたいことがほとんど言えなかった(笑)」であった。

閉会の挨拶で日本会議広島のスタッフは講演会のチラシを某所に置いて欲しいと頼んだが、市長の意向に沿っていないとの理由で拒否された経緯(8月6日の産経新聞が報じていたのは流石だ)を伝え、数の力の重要性を痛感したと心情を吐露した。

昨年に比べ参加人数が格段に増えたのは口コミによる効果が大きいと思われ、広島市の偏向具合に疑問を呈する日本国民が少なくないことをも示している。広島市でタブーとされるテーマを正々堂々と議論する場はあって当然だ。ぜひ来年も(メディアが黙殺出来ぬ規模にして)開催すべきである。気の早い話だが、タイトルは「再三にわたりヒロシマの平和を疑う!」とでもなるのだろうか。

帰路につく人たち

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたたびヒロシマの平和を疑う! 8.6田母神講演会(その4)

2010年08月07日 | 暗黒の無政府時代

講演会場から割れんばかりの拍手が沸き、第29代航空幕僚長はニコッとした。「酒と女は2合まで」という名(迷)言を残した彼はおよそ1時間15分にわたり持論を展開した。

まず「秋葉市長の謳う平和を疑ってみなければならぬ」と切り出し、核が実際に使われる可能性は極めて低いとした上で核が究極の戦争抑止(防御用)兵器であることが日本ではなかなか理解されないことを嘆いた。そして核武装不要という意見があるのならば、その逆の核武装すべきとの考えもあってよいはずだと述べ、全く議論されない(戦後の日本に言論の自由がない)問題を提起した。それから批判の矛先は与党民主党に向けられたのである。

 「民主党が政権をとってまた国民から自由を奪おうとしている。自民党もゆるやかに日本のぶち壊しをやってきたが、その総仕上げを民主党が迅速に行おうとしている(場内大爆笑)。売国3法案は何としても阻止しなければならない。今日本には中国人が50万人以上いるが、本国で選挙権すらない彼らが日本で選挙権を求めるとは何事か!」

田母神さんの扱き下ろしに腹を抱えて笑う人たちを私は確かに見た。夫婦別姓法案に関しては日本人の道徳観は家族制度にあったと思うと語り、こんな法案成立を望んでいるのは多分男性に愛されたことのない女性ではないかと皮肉った。

更に(旧)人権擁護法案が成立すれば善良な日本国民への人権侵害が進むと結論付けた。無法者をのさばらせるような悪法(すこぶる性根の悪い連中による善人狩り)は数多くの共産主義国家がはまった泥沼に我が国を導くと私は非常に危惧している。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたたびヒロシマの平和を疑う! 8.6田母神講演会(その3)

2010年08月07日 | 暗黒の無政府時代

高田純さん(札幌医科大学教授)による緊急提言は実に刺激的でわざわざ広島市まで足を運んだ甲斐があったと思う。彼も平和宣言で気になった箇所を指摘した。

市長は今の日本の平和は奇跡だと言うが、多くの拉致被害者が未だに帰国できずにいるのに何が平和だと怒りをあらわにした。そして中国が広島型原爆の1万7千発分の核兵器を保有してその多くを我が国に向けている状況で核の傘から離脱することを政府に求める見識には納得しないと語った。

共産党の一党支配による中国は新疆ウイグル自治区の楼蘭遺跡の近くで46回もの核実験を行い、植民地化状態の下でウイグル人は最も酷い被害を受けて莫大な人が亡くなっている(中国はその事実をウイグル人に伝えず被爆者をやみくもに増やした)ことを明らかにした(※)。

高田さんは2000年8月とばっちり被害に苦しむ隣国カザフスタンの依頼を受けて調査に出向いた。その後秘密裏に行った実験データを8年がかりでまとめて以前同行した中●新聞の記者にも内容を知らせたが、報道されることはなかった。そして原水禁、原水協の事務局にも内容は届いているはずなのに何故か論評しなかったという。

彼は公共放送が犯した罪を容赦しなかった。1980年シルクロードの撮影に行った際にそこが核実験場と知りながらも夢の遺跡番組として垂れ流し、多くの日本人観光客が被爆してしまったことは許されるものではないとでも言いたげだった。

最後に高田さんは平和公園に設置された主語のない問題の碑文は広島の被爆者を侮辱するものだとして今後撤去させる運動を展開してゆくと語り聴衆から大きな拍手を受けていた。

時計の針が19時を指さそうとした時、本家の田母神さんが登場しユーモアたっぷりに話し始めた。

 「みなさん、こんばんは。危険人物の田母神です」



※原爆の日の翌日広島市内で「被爆65周年にウイグルの核被爆を考える」という集会が開かれる

【日時】2010年8月7日 午後16時半開場 16時45分開始
【会場】広島市中区袋町6番36号 広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階研修C
【会費】1000円
【内容】ウイグルの被爆の状態をまとめたドキュメンタリー「Death on the silkroad」を上映、イリハム・マハムティ講演
【主催】日本ウイグル協会

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたたびヒロシマの平和を疑う! 8.6田母神講演会(その2)

2010年08月07日 | 暗黒の無政府時代

18時を少し回ったところで講師が入場した。一同起立し君が代を斉唱した後、原爆犠牲者に黙祷を捧げ着席した。主催者である松浦雄一郎さんの簡単な挨拶に続いて秀道広さん(安全と平和を求める被爆者たちの会代表)が壇上に立った。

彼は平和式典を見て3つの怒りを覚えたと語った。第一に原爆投下による大量無差別殺人と被爆者が死ぬまで続く遺伝子被害に。第二に中国の核保有は暗に認めるという反米的な言論封殺に。そして第三に現実的な方策を語らない、リップサービスだけの市長発言の無責任さに。

私はたまたま平和公園に捨てられていた平和祈念式のプログラムを拾い平和宣言の文言に予め目を通していた。だから秀さんの批判は尤もだと思ったのである。

女性が朗読した「(式典では読まれない)もうひとつの平和宣言」の末節は私の心に強く響いた。以下に引用しておく。

 私たちはまだ、あなた方に「安らかに眠ってください」と言える資格がありません。今の私たちには、世界と溶け合った古の心に源流をもつ、その賞賛すべき高い精神を必ずしも受け継いではいないからです。しかし、私たちは忍耐を持って理不尽な死を迎える直前、「兵隊さん、仇を取って下さい」と言われた人のいたことを忘れません。あなた方は今もなお、私たちと共にあります。どうか見守ってください。あなた方の高き心が私たちの精神に満たされたとき、そして継続する努力が日々の平和を繋ぐことが出来たとき、私たちの仇討ちは終わります。その暁には、改めてあなた方に申し上げるでしょう。「安心してお休み下さい。過ちは繰り返させませんから」

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたたびヒロシマの平和を疑う! 8.6田母神講演会(その1)

2010年08月06日 | 暗黒の無政府時代

田母神講演会のチケットを見てデザインが昨年のものと同一であることに気づいて笑った。無駄な所に銭をかけない「日本会議広島」のポリシーは素晴らしい。

ホテル

リーガロイヤルホテルに到着しエレベータで4階に上がると大勢の人で溢れ返っていた(※講演会終了時の関係者のコメントで1500人の参加とわかった)。

「前から詰めて下さい」と言われ私は5列目に座った。プログラムに目を通していると隣の人が話しかけてきた。

九州から遠征してきた初老の男性はメディアの偏った報道には呆れると語り、広島市がその大元となっていることを指摘した。私が同意すると今後読むべき本をいろいろと紹介してくれ開会まで有意義に時間を使うことができた。視野の狭い広島県人とばかり付き合っていては駄目だと思った。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の明暗

2010年07月12日 | 暗黒の無政府時代
第22回参議院選挙結果は与党にとっては大変厳しいものとなった。理由は様々あるだろうが、国益を著しく損なう悪しき法案成立を目論んでいることを危険視した有権者が意外に多かったのではなかろうか。

地元の衆議院議員だった宮沢洋一氏が広島選挙区で復活当選して穏やかな表情でインタビューを受けていたのが印象的だった。千葉景子法務大臣落選確実のテロップを見た私は「まさに天罰だな」と呟いた。今年の夏祭りは昨年とは対照的に冷めた感じであった。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかしな扇動者(アジテーター)

2010年06月28日 | 暗黒の無政府時代
東千田キャンパスで扇動者(アジテーター)を見ない日はほとんど無かった。ヘルメットに覆面という姿のおっさんやおばさんが休憩中に講義室に入ってきて○□闘争について一方的に喋るのだが、学生の大多数は無関心であった。

2年生(昭和63年)の前期、徹夜のバイト明けに正門を通過すると時代遅れの連中が固まって「大学封鎖」をしていたことがあった。久々に講義を聴こうと思って出て来た者にとっては悪夢のような出来事だ。近くにいた強面の学生が「お前ら如きがワシの学ぶ権利を勝手に奪うとは何事か!」と怒号を浴びせた。眠気が吹き飛んだ私は大声で「馬鹿たれ」と叫んでいた。私達の世代にとって短絡思考の扇動者らは芋虫のような存在だったのである。

昨日の産経新聞で加地伸行さんがアジテーターを扱き下ろしていたのは痛快だった。「多数派重視のふわふわ分子」という題名がまた皮肉が効いている(笑)

 世には民衆を扇動する連中がいる。アジテーターである。彼らは、人々が集合したときに現れ、演説して議論を導いた。
 五十数年前、私が学生のころ、学生運動が盛んであった。どこでもここでも集会があり、必ずアジテーターが現れてどなりまくった。しかしそれは、自分の意見に同意しない者は人間ではないと言わんばかりの感情論であり、論理性や知性のかけらもなかった。
 ところが、そういうアジ演説に酔うバカがたくさんいたのである。五十数年前の大学生は、今どきのそれと異なり、しっかりしていたと思われているが、実際はそうではなくて、大半はふわふわ分子であった。だから、ちょっとしたアジ演説を聞くと、無批判にそうだそうだとヨイショするのが多かったのである。それが京大生の実態であった。そこから推量すれば、おそらく他大学の学生もほほ同様であっただろう。
 (中略)
 今日の大学では学生の集合など見かけない。集まっているとすればライブショーだの講演会だのであって、集合の意味が違う。今の学生は、個か孤か知らんが、集まりはしない。けれども大半は昔と同じくミーハーふわふわである。
 当然、一般社会も同じであって、あい変わらずアジテーターに引っ張られている。ただし、今は人の集合がないので、アジテーターはテレビに登場している。いわゆるコメンテーターである。
 彼らは昔のアジテーターのような大声で長々としゃべることはしないが、あい変わらず感情的結論だけを断定的に言う。アジテーターの本質は変わっていない。
 さて選挙。テレビのコメンテーターらは、特定の政党に投票するよう誘導・扇動している。彼らの関心は、どの政党が多数派になるかという話ばかりである。少数議員しかいない政党など何の力もないとして無視し、多数決、世論第一とふわふわしている。
 (中略)
 大政党公認の傲慢な候補者は、小政党の弱小候補者を泡沫候補と嘲っている。テレビのコメンテーターも同様である。
 (中略)
 小政党候補者の意見の中には、耳を傾けるべきものがある。いや、意見だけが重要なのではない。たとい泡沫候補と嘲られようとも、己の志を世に訴える勇気はりっぱなものではないか。

加地さんが指摘したアジテーター(≒コメンテーター)とはおそらく●新聞絡みのTS氏を指しているのだろう。(とりあえず一時的に身を引いた)権力者に媚びへつらう姿勢は痛々しいし、非常に気持ち悪い。

「自主憲法制定」を訴える政党を笑う前に自浄能力の低さを謙虚に反省し、特定の団体の懐を肥やすような法案提出を一から見直さないと、大政党(パンパンに膨れ上がった風船)とは言えども「Mの悲劇」が訪れる可能性は十分ある(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

偽救世主を見極めなければならぬ有権者

2010年06月25日 | 暗黒の無政府時代

日本サッカーの決勝トーナメント進出を喜び産経新聞を開いたところ、刺激的な文字が目に入った。「選挙はだまされる方が悪い」というテーマで乾正人政治部長が参院選の候補者選びで参考になることを述べていた。

 世の中にうまい話などない。
 たとえば、「徳川幕府が明治維新のどさくさで隠した埋蔵金のありかがわかった。発掘費用の一部を投資してもらえば年利30%つけて償還する」という電話がかかってきたとしよう。みなさんは、すぐ電話を切るか警察に通報するはずだ。民主党が昨夏の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)も「徳川埋蔵金」のたぐいだった。
 (中略)
 昨年の衆院選で民主党のマニフェストを信じて投票した方は、裏切られた思いがしていることだろう。しかし、その気になれば政党や候補者に関する情報が容易に得られるようになった現代の選挙においては、酷な言い方であるが、だました政党や政治家よりだまされた有権者の方が悪い。むろん、昨夏に一政党のスローガンに過ぎなかった「政権交代」をあたかも錦の御旗のように垂れ流したメディアの責任が極めて大きいのを承知の上である。
 (中略)
 今回は、ぜひともだまされたと後悔しないよう各党のマニフェストや候補者の資質に目を光らせて投票していただきたいが、その際に見分けるポイントが2つある。1つは、政策を厳しく比較することだ。(中略)非現実的な夢物語を吹聴する政党や政治家はまゆにつばをつけた方がいい。
 もう1つは、各党の候補者がどんな国家観を持っているかを見極めることだ。そうした観点で、各党のマニフェストを点検することをお勧めする。(中略)菅直人首相が力こぶを入れている消費税問題も「税制協議を超党派で開始する」と書いているだけ。さきの国会に提出しようとした外国人参政権法案や夫婦別姓法案について一言も触れていないのもおかしな話だ。
 一方、自民党のマニフェストは44㌻と民主党の倍もある。(中略)野党なのに、あんな事もこんな事もやります、と書き連ねるのはいかがなものか。(中略)

かつてヒトラーの演説に感動して涙を流した少女が某ドキュメンタリー番組のインタビューを受けていたシーンを私は思い起こし新聞を閉じた。70歳を過ぎた婦人は再び独裁者の熱弁を冷静に聞いて「彼の演説のどこが良かったのか今ではわからない」と真顔で語ったのだ。私達も彼女と同じ苦い経験をする可能性は大いにある。「耳に心地よいフレーズほど気をつけなければならない」と思う(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪性腫瘍を切除した由紀夫さん

2010年05月28日 | 暗黒の無政府時代
米軍基地の問題でゴネる三日月おばさんを罷免した鳩山総理大臣。5月末になってようやくまともな判断を下された。私はジョン・レノンの「ゴッド(神)」を聴きながら歌詞の中のジョンを由紀夫に置き換えた。

それではもの足りないので替え歌を作って笑った。俺は信じない、幹事長を、官房長官を、新聞社を、テレビ局を、政治評論家を、…与党を。俺は女房と愚国民だけを信じる。

 GOD

 God is a concept
 By which we measure
 Our pain
 I'll say it again
 God is a concept
 By which we measure
 Our pain
 I don't believe in magic
 I don't believe in i-ching
 I don't believe in bible
 I don't believe in tarot
 I don't believe in Hitler
 I don't believe in Jesus
 I don't believe in Kennedy
 I don't believe in Buddha
 I don't believe in Mantra
 I don't believe in Gita
 I don't believe in Yoga
 I don't believe in Kings
 I don't believe in Elvis
 I don't believe in Zimmerman
 I don't believe in Beatles
 I just believe in me
 Yoko and me
 And that's reality

 The dream is over
 What can I say?
 The dream is over
 Yesterday
 I was the dreamweaver
 But now I'm reborn
 I was the Walrus
 But now I'm John
 And so dear friends
 You just have to carry on
 The dream is over

21時過ぎから始まった総理の記者会見はただ無駄に長い言葉の羅列で空しかった。ツルツル三宅さんが「鳩山さんは(普通の人とは違って)よく眠れるらしいですよ」と某番組で嫌味たっぷりに発言していたが、本当であるような気がしてきた。そしてイマジン収録の「眠れるかい?」が聴きたくなった(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北教組の不正資金提供事件

2010年03月22日 | 暗黒の無政府時代
政治資金規正法違反で北海道教職員組合の委員長代理らが起訴されたニュースを私は呆れ顔で見ていた。日本の片隅におかしな団体が存在することを広く知らしめたことでは少しは意味があったと思う。彼らがどのように隠し財源を作っていたかは産経新聞の執拗な取材を参照されたし(笑)

小林千代美議員は記者会見を開いてヌケヌケと「議員辞職も離党もしない」と表明したようだが、鳩山内閣の支持率は危険水域に突入するであろう。お行儀の悪いお坊ちゃん、お嬢ちゃんをかき集めた政党の行く末は別にどうでもよい。「私は何も知らなかった」という無責任体質が国民に伝播しなければいいが、と心配しているだけだ。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする